Shin3さん
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よく「いっぱい食べないと、・・・(小原 なお美さん)
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現代フランスを代表する巨匠ピ・・・(Ito_orcさん)
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ショパンが生前に発表したピアノ曲は、いろいろな調律法でそれぞれうまく演奏できる物が多いと言う話をしましたが、例外もあります。その一つが「軍隊ポロネーズ」です。
op.40ですから、各種の音律の使い方にはもう十分習熟しているころの作品です。しかし、この曲はキルンベルガー第1や第2でうまく演奏する事ができません。D-Aの和音が頻出するからです。
平均律、もしくは改良型中全音律ならば演奏可能です。
ここまでなら、「へぇ、そんな例外もあるんだ」という話で終わってしまうのですが、作曲者の立場であれば、キルンベルガー第1や第2でうまく演奏できるように改変することも可能だったはずです。なのに、ショパンはそれをしませんでした。
そこには何か意図があったのではないか、という気もしてきます。
ショパンのワルツやノクターンのような曲のほとんどが、キルンベルガー第1もしくは第2でうまく演奏できるのに、軍隊ポロネーズは演奏できない。仮に、そこに何らかの意図があったのではないかと考えるなら、どういう解釈が可能でしょうか。
「キルンベルガー第1や第2をふだん使っている人たちには、、軍隊ポロネーズを演奏してほしくない」という意思表示だったのかもしれないですね。仮に演奏すれば酷い響きになってしまい、ショパンの評判は下がってしまいます。そのリスクを負ってでも、そのように作曲して発表した、という所に、隠れたメッセージが込められていたのかもしれません。
一方、ショパンの祖国であるポーランドでは、1938年当時もまだ、改良型中全音律が使われていた可能性があるんですね。パリではフランス革命以降、貴族の文化とみなされて使用頻度が下がっていたはずの音律です。そう考えると、この曲は、純粋にポーランドの人たちに向けて書いた曲だったのかもしれない、ということになります。
古楽 ピアノ