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関東はまた夏の残暑に逆戻り。しかし、今時昼時にPCに向かえるのだから、ようやく秋が来るのだろう。
土曜日の13:00から『四角いミカクが丸く収めまっせ』なるNHKの番組をみることがある。オール阪神・巨人が「まだ見ぬ?生まれぬ孫に遺産相続できるか」などという「たわけた」身の上相談の掛け合いをやっている。
できちゃった結婚が流行らしいが、ことごとく好みの異なるカップルの結婚式から始まって、ようやく、二人でお風呂に入るまでの様子を見事な掛け合いで面白おかしく語る。曰く『汝のナンジは、何時やね?生まれはんのは。』と牧師の誓いと「お目出度のご挨拶」である。
それはともかく、この二人のみごとな掛け合いをみていると、『フィガロ』のスザンナとマルチェリーナの「メス猫同士の喧騒」シーンを思い出す。オケの音楽こそないが、見事な『二重唱』なのである。
『あんたみたいなババァーが私の若いフィガロに気をもつなんて!!笑わせないでよ。』
『ふん、ちょっと伯爵夫人のお気に入りだからって、いい気になるんじゃないよ。お尻りのえくぼがとれない小娘のくせして、全く腹が立つわ。』
他にも、この手の抱腹絶倒シーンはある。『カルメン』なら、出だしのスケベ伍長をカルメンがからかうシーン、『椿姫』の3幕(?)のカジノで闘牛士に言い寄られる「アンダルシアの娘」が挑発するシーン・・・。いずれも、長いオペラの「息抜き」といえようか。
場面は変わって、我が家の自宅であるが、VistaPCがようやく、まともなスピードで動きそうな様子である。
Albatron915Gという2000円のバルクマザーと6300円のGeforce7300GTというグラフィックボードの組み合わせである。うん万円の組み合わせが「うそ」のような話である。
モーツァルトが聞いたら『俺のケツ舐めろ』信じてやる、というか。ピアノ協奏曲第25番を聞きながら皇居を散策している気分。これまでの憂鬱気分から、「秋空」の雄渾の響きが拡がってくる。但し、演奏は内田さん。ダレンボインなら、これが第24番でも堂々としてくるから不思議。
作曲家 チェロ