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浜離宮朝日ホールで河合さんのリサイタルを聞きました。2005年から帰国公演が開始され、今回が第5回目のようです。
ショパンの演奏家として母国ポーランドで高い評価を受けているとのことで、期待してしました。お歳のころは、40の坂を越えられたかもしれない。しかし、薄い小豆色のシックなドレス着て会場に出てこられて、丁寧におじぎしてしている様子をみて、正面から見るとどことなく、童顔で、現在のアグネス・チャン風であった。
曲目は、彼女自身の筆による解説に詳しい。
『ショパンに入る前にベートヴェンのソナタ「月光」から第一楽章・・・嬰ハ短調のノクターンと共通する雰囲気があり、嬰ハ短調と変二長調は・・・マズルカの第3・4曲、プレリュードのなかの2曲、さまざまな曲でこの調を聞くことができます。スラヴの色が胸に迫る「嬰ハ短調」と、平和でまばゆい光の「変ニ長調」。ショパンの作品において、どちらも大変に特徴的な調といえると思います」
「なるほど、なるほど・・・」素人にもとても分りやすい説明です。ありがとうございます。この方も、日本女性らしく、いつも控え目に振舞われているのではないだろうか。演奏スタイルは「情熱を輝かしく飛び散らすのではなく」、『秋の日の暖かさのごとくで』ありました。
個人的には、マズルカの演奏が明るく楽しげであったのが新鮮に感じられたのですが、少し、残念であったのは聴きに来られた皆さんの数が以外と少なかったこと。ホールの半分位だっただろうか。次回は、もっと多くの方が聴きに来られることを願ったものでした。
さて、松戸に帰ってきて、駅の近くにTUTAYAがあるというので、クラシックのCDを物色していたところ、女性ギタリストの村治さんと、フジ子・ヘミングさんのお二人のCDが異常に多いことに気づきました。
実は、村治さんのリュミエールとかいうCDは、秋葉原のとあるレコードショップで流れているのを聞いて、その音質の良さに「聞き惚れた」曲でありました。
http://listen.jp/store/album_00028947569336.htm
聞いたのは、どうも第一曲:Gymnopedie No.1のようです。
村治さんのCDジャケットの表情ははなかなか魅力的ですが、河合優子さんのChopinissimoというCDの表情も、少しお歳をめしたとはいえ、演奏の雰囲気をよく伝えています。日本女性は『かくのごとくあってほしいものです。』
作曲家 チェロ