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上野の文化会館で日本演奏連盟の第20回記念コンサートがありました。
http://ameblo.jp/chika-edanami/entry-10093025575.h...(この人誰?)
http://concertdiary.blog118.fc2.com/blog-entry-196...(辛口評)
http://www.hiroko-nakamura.jp/essay/?p=85(プロ写真家?)
出演者とプログラムは以下の通り。
指揮/飯森範親 管弦楽/フェスティバル・オーケストラ
1)歌劇「フィガロの結婚」序曲
2)フルートとハープのための協奏曲 K.299から第1楽章 フルート/高木綾子 ハープ/吉野直子
3)ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調「皇帝」から 第1楽章 ピアノ/清水和音
4)スペイン交響曲から 第5楽章 ヴァイオリン/堀込ゆず子
5)歌劇「椿姫」より アリア“ああ、そはかの人か” ソプラノ/高橋薫子
6)サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番から 第3楽章 ヴァイオリン/大谷康子
7)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲から 第1楽章 チェロ/堤 剛
8)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番から 第1楽章 ピアノ/中村紘子
コンサートのチラシと実物は「同じ」はずがない。
フルートの高木さんは、金色のドレスに白銀のチョッキ。少し、お顔が丸くなったが、歌劇『サムソンとデリラ』の妖艶な悪女デリラにも負けない美女。フルートの音質は、極めて透明。「お母さま」といってよい位の吉野さんのハープは少し音が小さめかな。(「娘を支えているのだろう」)
清水さん:「タイガー・マスク」、堀米さん:蝶々夫人、二人ともあまりおしゃべりにならない。
飯森さん:『清水さん、今日の皇帝は実に構成感に満ちて素晴らしいものでは?』
清水さん:『何をおっしゃる。それを云うなら、すべてが指揮者のお仕事では?』『ム、ムッ』『僕、最近、良い音のCDを作りました。1枚2万2千円です。』『スゴッイ!』
飯森さん:『なんと云いましょうか、そこらじゅうにラテンの香りがプンプンしてくるような演奏・・・』
堀米さん:『いえ、そんな。』(白銀のドレスに唐草模様の刺繍が浮かぶ)
『昨日まで録音していましたので、そのせいでしょうか・・』
『そはかの人か・・・』高橋薫子。チラシよりずっと可愛い。色白の肌に紫色のドレスが似合う。
飯森さん:『仕事をよくご一緒にしますよね。この歌、高橋さんによくご似合いでは?』
高橋さん:『何が?』
『ビオレッタに負けない位に気がお強い。明るい。声もよく通る。』
『そうですね。私、とても気が強い方で、いつもご迷惑かけっぱなしで、失礼します。28日、皆さんカザルス・ホールにお出で下さーい。』
大谷康子:今をときめく「18歳」の大器晩成の熟女パワー・バイオリニスト。真赤なドレスに真っ赤な口紅。しかし、細身の体には気迫がみちみちている。ご自慢の御とし300歳の「ピエトロ」グァルネリはホールに「白銀の響きを散らす」(ちと大げさか。)
飯森さん:『この曲、僕5年ぶりに競演させてもらっているのですが、すばらしい響きの名器だとか。』
『ええ、このバイオリンで無伴奏のCDを録音しました。先行販売ですので、是非、お聞きしてほしいです。』
堤先生:かすれる声で、『今日、お聞きいただいた素晴らしい聴衆の皆様に感謝します。』演奏はしみじみとした響きがあるが、音量に昔日の力がない。オケはこの日最大の盛り上がりをみせる。
飯森さん:『先生、何時までもお元気で・・』(涙で声が出なくなる。)
中村紘子さん。薄いバラ色のドレスで最後の鳳。華々しく鍵盤を叩く。右手の高音の煌めきは、清水さんを上回る。さすが!しかし、低音はオケの勢いに負けるところもあったかな?女王の貫録で最後を締めくくりました。
飯森さん:『この曲で何度共演したか分からないのですが、中村さんは、どのようにして新しい気持ちをこの演奏に吹き込むのでしょうか。』『現在進行形の気持ちですね。』『では、これからも日本ピアノ界を牽引なさって下さい。』(これより、長々しき夜をひとりカモ寝ん)
作曲家 チェロ