ユリバードさん
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楽譜の書き方には大雑把に分けて2通りあるようですね。
大雑把に書く場合:演奏家にとって自由や解釈の余地が広がり演奏しやすい場合が多いです。グラフィックな楽譜も即興性が高いのでこの中に含まれます。でもそれに忠実な再現は自由度が大きいほど困難になります。多くはグラフィックな記譜方は普通の書き方が困難な場合に多く見られます。簡単な書き方は大人の為の音楽より子供の為の音楽に多く見られます。
極めて緻密に書く場合:当然大雑把な場合の反対のことが起こります。演奏が困難になります。多くの場合テクスチャが複雑なので理解も暗譜も困難になります。しかしそれがいけないのかと言うと、多くの名作品がそう言う記譜法である場合が多いので、様式の違いと受け止めればいいでしょう。大人的な内容を充実させるには持ってこいの記譜法です。
現代作曲家、ジェルジ・リゲティが今日なくなりました。Wienで親切にしていただいたのでひときわ思いが深いです。良い人でした!
2006年06月13日 05時40分33秒
リゲティさんの「ナンセンスマドリガル」に学生時代興味を持ったことがあります。
作品の発想が面白いな、と強く感じたことを思い出します…。合掌
2006年06月13日 08時33分05秒
最近作られてる詩吟の譜は
心電図みたいですよ(笑)
まぁ流派によって違うと思いますが・・。
2006年06月13日 20時59分13秒
邦楽の譜も色々ですよね。例えば、お筝の譜なら、生田流の人は縦譜しか読めないけれど、山田流の人は五線の楽譜も読める。だから洋楽器に邦楽を加えた現代音楽を演奏する場合のお筝の演奏者は山田の人たちが多いみたいですね。生田の人は、縦譜に書き直さないと弾けない人が多いし、実際問題、縦譜に正確に書きなおせるのか、という問題もありそうですし…。
2006年06月13日 22時34分49秒
邦楽の譜面は西洋式に統一しないと全くだめなようです。日本の音楽を完全に忠実に記譜するのは不可能ですが、少なくともそれを西洋式にデジタル化する事により、いままで死んでいた邦楽が国境を超えやっと研究される段階になるようです。
2006年06月14日 16時40分35秒
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時代や作曲、そして楽曲のスタイルにより実に様々な楽譜がございます。
演奏家に歓迎される楽譜、そうではない楽譜。眺めて楽しい楽譜、そうではない楽譜。
楽譜は作曲家や編曲家(これらの中に演奏家を兼ねている方も含まれますが)が通常書くものとして、彼らは何を思いつつ楽譜を書くのか、わたくしはしばしば考えてみたり致します。
往々にして時代が新しくなればなるほど楽譜に書かれる情報は多くなり、その内容も多様で、難解なものも見受けられます。5線に描かれる世界から遠く羽ばたくものも少なくありません。
ここではこうしたグラフィック的な楽譜は除外し、5線に記された音符にプラスアルファされた情報付きの楽譜に限定して述べてみたいと思います。
まず音の高さや長さを記す楽譜ができた。1本の線の上とか下とか、その程度の所からスタートして(最初の楽譜は恐らく人の声=歌=の為のものだってでありましょうから)だんだん演奏できる楽器の数が増えたり、はたまた、それらの楽器が出せる音域が増えるという意味での性能の向上と相まって、楽曲の構造も複雑化し、それと同期して楽譜も多様化、複雑化してきているのだと思います。(長い長い音楽や楽器や楽譜の進化についてこんな、何文字かで述べることには大変な無理がありますが!)
さあ、楽譜の話に立ち戻ります。私自身が好みなのはバロック時代の楽譜みたいに音符以外の諸々の情報が殆どみあたらないタイプです。ただ、自分が現在曲を書いてなたかに演奏をご依頼する場合は、受け取られた方が、あまりの情報の少なさに弱ってしまうと申し訳ないので、速度と強弱はちょろっと書いて、表情とかそういう分野に関してはジャスト日本語、要所要所の箇所のみに書き記すような方法をとっています。
わたくしの場合、演奏家の方が考えて下さった楽想が、部分的に、私の思い描いたものと違うものであったりして「よい意味でのびっくり」が発声したら、ちょっと嬉しい、などという期待をこめて、こんな方法をとってしまっています。まあ、つまりはノンポリなのかも。&自分が考えた内容に責任と愛情が薄いのかもしれません。
「絶対こうしてくれなきゃ嫌だ!」という風に強く主張できる作曲家の姿勢には憧れはするのですが、私にはどうもできそうにもありません。
だからわたくしの書く楽譜は音は少ないしデータも少ないし、不親切極まりないものだなーと、反省をしてみたりもしますが、どうもあれこれ書き込むのが苦手です。
もうこの世にいない作曲家の作品を演奏するにあたっては楽譜と、その作曲家が残したメッセージや、代々受け継がれている演奏スタイルなどが、主な手がかりとなると思われます。
そういう意味では、丁寧にたくさんの情報が書かれている楽譜の方が多くの場合には、演奏者が理解しやすいのかしらん、と、思います。
これからも色々な分野のプレイヤーにどんな楽譜が好みかインタビューし続けたいな、と思います。
作曲家 声楽 ピアノ 金管楽器 ホルン