ユリバードさん
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松本民之助は僕の先生の先生だ。でも一回も写真さえも見たことがないです。音楽も聴いたことがないです。まだ生きてるのかどうか?
2006年06月22日 06時50分55秒
一昨年お亡くなりになられたみたいです。
2006年06月22日 08時20分58秒
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今日、旧東京音楽学校奏楽堂にて東京室内歌劇場の「器楽会員+歌の夕べ2」という演奏会があり、友人のソプラノ歌手が出演するということで聴いてきました。ドビュッシーやブラームス、ファリャの歌曲と共に、山田耕筰、青島広志、松本民之助、田中均、諸氏の邦人作曲家の歌曲も披露されました。
特に関心を持ったのが、松本民之助の作品「龍と琵琶」でした。高橋忠治の詩による曲(民話素材ですね)で、歌曲というよりは「モノドラマ」に近い趣がありました。
メゾソプラノの歌い手の、相当に独特な演技が「どんな旋律が流れているか」という印象を持つ暇を与えないほどに、大変強烈に打ち出されて、間違いなく、全聴衆は彼女の演奏に惹きこまれて(飲み込まれて、という表現をも使いたいくらいの勢い)いました。
音組織は調性からは脱したものであり、ピアノパートのパッセージは技術的に平易ではなさそうでしたが、その「詩」が放つドラマのなせる技か、さして難解に聴こえません。歌のパートで音高を特定していないであろう「語りと歌の中間」みたいな部分も多く、かなり演奏者の手腕によって、その作品としての評価が分かれそうな気もしました。
取りあえず、とても面白い(素敵かどうかという点では、正直なところ、自分でも判断しがたいのですが)ものに出会えた、という喜びは大いに感じられた晩でした!
作曲家 声楽 ピアノ 金管楽器 ホルン