ユリバードさんのブログ(日記)〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

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声楽家のビブラート

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ビブラートをかけることができる楽器の中で一番扱いが厄介だと思うのは「人の声」です。
そもそも弦楽器などの習熟の過程を追えばわかるように、まず「素」の音の鍛錬があって、それができあがった段階でビブラートの効果を「足す」はずだ、と私は考えているのですが、どうも声楽の場合ビブラートをつける為の別の声を作っちゃうような気がするのです。その声が、この人の「素」の声とまったく関連がない発声だったりする状況にしばしば出会います。
ビブラートなしの「鐘」みたいな声が出せてこその、あの芳醇なビブラートを伴った声が完成されると考えるのは、門外漢の的外れな考えなのでしょうか!いつもいつも疑問に思っています。

 作曲家 声楽 ピアノ 金管楽器 ホルン


日付:2006年06月22日

3件のコメント

  1

このブログ(日記)へのコメント

由紀

ユリバードさんのおっしゃる通りだと思います。
どうしてもビブラートを無理に作ってしまうんですよね、習いたてだと特に。

>ビブラートなしの「鐘」みたいな声が出せてこその、あの芳醇なビブラートを伴った声が完成される

私も目指すところです!

2006年06月22日 16時29分57秒

Shigeru Kan-no

声楽のヴィブラートは発声法が完全に正しいと自由自在にかかります。と言う事は意識的に取る事もできます。特に女性でヴィブラートガ取れない人がいますが、完全に正しい発生に持っていけないように思います。歌の世界は一旦癖が付くとまず直りませんので、相当危険です。だから大歌手といえどもしょっちゅう歌の先生に見てもらわなければならないのですね。無論カラオケの演歌みたいにわざとヴィブラートを付けるのは論外。正しい発生を支えるためにヴィブラートは自然にかかるものです。またかかりすぎも禁物。音程が不確かになり音楽をかえって壊します。

2006年06月22日 16時34分40秒

ユリバード

重唱などの際に歌手それぞれのビブラートのかけ方が、かち合って聴こえることってありますよね。基本の音程の上下均等にかける人と、ビブラーとの幅の上のほうを、基本の音高にあてがう人とでは、必ずやハーモニーが歪んでしまうと思います。
個々が持っている声は、その人独自のもので変えようのないもの(だからこそ価値があると思います)だけど、複数で声を重ねる時には、ビブラートのかけ方を多少相談した方がいいかな、と感じてしまうようなアンサンブルはたまに耳にします。

2006年06月22日 17時24分48秒

3件のコメント

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