ユリバードさん
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うん、そういう従順なコって多いんでしょうね。
親子で洗脳されていて、母上がうろたえてしまう…。
でもそうやって修業してきて、ユリバードさんに一言言われただけで、「深まった秋」もちゃんと表現できてしまう。いい時にいい先生に出会ったという感じもしますね。
2006年10月17日 16時24分45秒

ちなみにもう1曲の「雨の日の噴水」などは、一部、大変に不思議な弾き方で(短前打音の扱い)指導されたようで、「???」と思い、一応「ここはこういう風に弾きなさいと先生がおっしゃったんですか?」と質問したら「そうです」と返答されたので、まあ、刹那的に出会ったわたくしが口を挟める範疇でないかな、と言いたい事は飲み込んじゃいました…。
2006年10月17日 16時43分50秒

うー、辛いところですね。
でも、「こんな弾き方もありますよ」程度に示してやっておいてもよかったかも。とても利口そうな子だから、そっちのセンセの前ではああ弾いて、別のところではこう弾くというような使い分けもできそう。いずれ自分で自信を持って判断できるようになったら、どちらかいいか選べるでしょうし。…というのはダメですか?
2006年10月17日 18時37分59秒

はい、実はその程度のささやかなコメントはしておきました「参考程度に」と断って。彼女が融通がきく方であることを祈るばかりです。何でも「自分の力」で発見できた方が身のためですしね!
2006年10月18日 00時34分22秒

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一昨日とある場所に子供向けのコンサートをする仕事に行きました。
もう一つの仕事の空き時間に、イレギュラーな頼みを受け、神奈川県の某ピアノコンクールを受けて予選通過を果たした10歳のお嬢さんのワンポイントレッスンをしてきたのです。
ただし、わたくしは「正統」の意味でのピアノ教育はオミットしてきているだけに「技術」という面ではなく、他の(表現や曲の作りに対するコメントなど)ポイントからのコメントしかしないという条件付で受けたのであります。
ことに、彼女は本番をもうあと1週間後に控えているそうであり、わたくしが、日ごろ師事している先生の教えと違う方向性のことを述べれば、彼女をむやみに混乱させるようなことになるので、少しの躊躇はありましたが。
曲はギロックの「秋のスケッチ」と「雨の日の噴水」の2曲。
まずは楽譜を見せてもらわないで聴かせてもらいました。とても清潔で好感が持てる音色で弾いてくれました。が、なんか面白くない。
そして、わたくしは、こういう質問を彼女に投げかけました。
「この曲をどういう風に弾きたいですか?」
すると、彼女はとまどいの表情。居合わせたお母様も当惑しています。
続けてわたくしはこういいました。
「では、もしあなたがコンクールの審査員ならどういう演奏の人を選びますか?」
さらにとまどう彼女と母上。お母様など「そ、そんなこと、考えもしたことは…!」
その後、わたくしなりのイメージについての話などをしました。「今の弾き方は秋は秋でも、まだ夏の終わりに少しだけ涼しくなりかけた位の秋を感じる。もう少し深まった秋をイメージしてみたらどんな弾き方になりますか?」
ただこう言った後に、もう一度彼女に弾いてもらいました。
するとまるで違った曲想で演奏してくれました。どの音がどう、とか言葉で説明する必要などない、でも先ほどの演奏とは比較にならない「豊かな」音が表現されました。
日本の先生は…などといい言い方は、危険なくくり方にて、おいそれとしてはいけないとは思います。でも、わたくしの周りで見聞きした感覚でものを言ってしまうなら、ある、伝統的日本的なピアノの指導法の傾向が存在するように思えます。
ある程度の技術水準に達するまでは、あまり「イメージ」とか表現については触れずに、ひたすら「楽譜」情報=音の高さ、長さ=を再現させることが出来るように導く。次の段階で「強弱」を。さらに次に「速度」の変化、(経過的な変化も含め)となって、最後の最後に、ある一つ突如として「悲しい感じで弾いてみて」などと告げられる。
勿論幼い子の感情は原色的でパレットにおかれた色合いは少ないながらに、言葉が通じる頃には既にそういう感覚を自覚している訳ですから、わたくし個人としては、生徒がピアノのレッスンを始めてすぐ、これらは「セット」で指導されるのが好ましいと考えます。
そして一昨日出会った子のように、もう大分成熟したピアノ技術を持ちながら、しかも「しようと思えばできる」のにも関わらず「心」「頭」を動員しない演奏に終始してしまう。これは大変に残念なことであります。
「先生がここを強く弾きなさいと言ったから、そういう風に弾きました」そんな風に当然のごとくおっしゃる方はたくさんいるのです。
わたくしは先生に、ただ、むやみやたらに、はむかって欲しいのでも、疑ってかかって欲しいのでもないのです。
「なぜ先生が‘そのように’おっしゃったのか!?」という事を考えないまま、ただ一つの、眼の前に差し出された方向指示器に従って動く、という盲従ぶりに、残念になるのです。
みんな自分の頭があるのに。
自分で考えない。自分だけで考える習慣がない!?真面目な生徒諸君には、得てしてそういう人が含まれたりするような気がします。
小さいうち、経験が浅いうちは先人の知恵を頼りに勉強を進めるより他にないし、何よりそれが一番の近道で合理的であります。
でも、それだからこそ「ただ」指示通りに動くのでは、やがて先生から巣立った時に、司令塔をなくしたが如く、右往左往してしまう。
先生のコピーと化したような自分の存在に気づいてしまい途方にくれるかもしれません。
先生のおっしゃる事の意味をよく考え、もし「賛成できない」という気持ちが生まれても構わないと思います。でも、まずは(1回は)言うとおりにしてみて本当に、そうすることがいいのかどうか試すのがよかろうかと。
それでも意見が異なったのなら、その気持ちなり方法なりを大事にストックしておき、その内、ひとり立ちしたのちに、満を持して、我が信じた道に転じればよいと思います。
大人も子供も自分の頭で考えることは何をおいても大事なことではないかなって思います。
でも先輩諸氏のお導きに柔軟にのぞめることも同じくらい大事かもしれません。
作曲家 オペラ∩声楽曲 ピアノ 金管楽器 ホルン