ユリバードさん
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今日、本屋で見つけた岡田暁生の『西洋音楽史』(中公新書)を読んでいたら、「おそらく音楽史上であれだけ「書けた」人は一人としていないことだけは間違いない。どんな音の組み合わせのパズルでも楽々と解いてしまう職人芸[…]。(ただしバッハのこの面での凄さが本当に理解できるのは作曲家だけだと、私は思う)。」という一節があってなるほどと思いました。
> 学生の時バッハの規模の大小含めて、色々なフーガを分析していて、本当に自分と同じ人間の技とは思い難い音運び(美しい数式のように整然としていて)にただただ驚嘆しつつ、[...]
やっぱり作曲家、やっぱりそうなんですね。そういう「分かり」方をしてみたいものです。
そういえば池辺晋一郎の一般向けバッハ解説本『バッハの音符たち』なんてのもありましたっけ。
2006年11月06日 20時38分11秒

いやいや、そういう「わかり方」だなんていう高尚なものではないですー。
ただ、そういう世に美しいものと向き合う機会を強制的にでも(学生としてこなすべき課題として)与えられたことには、幸運を感じます。
ゴールドベルグほどの大曲でなくて、例えばインヴェンションとかシンフォニアの分析をしていても、非常に感動できます。
なぜなら「材料が非常に少ない」上に素晴らしいからです。
その少ない素材をあのように豊富な音世界に発展させていることに驚き、そして感動します。
しかも、あの位の簡素な作品ですと、ぼんやりと弾いていても、そういう旋律線のからみが浮き出てくるようにわかり、つくづくバッハの偉大さを感じてしまいます。
池辺さんのその本、まだ読んだことがないので、今度探してみたいと思います!
2006年11月07日 11時55分33秒

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今日、ピアノの演奏会(大類朋美さん@津田ホール)でゴールドベルグバリエーションを聴いていてふと思いました。
なんで我々は「音のおいかけっこ」たるカノンやフーガに魅せられるのだろう、って。
しかも何重にもなれば(モーツァルトのジュピターの終楽章のフーガみたいに!)、湧き上がる高揚感みたいなものが増してくる気がするのは一体なぜなのか!?
今日偶発的に飛び出たこの疑問に、きっと一つの答えを出すことは不可能なような気もしますが、とってもとっても気になる!
これから折に触れ考え続けていきたいな、と思いました。
学生の時バッハの規模の大小含めて、色々なフーガを分析していて、本当に自分と同じ人間の技とは思い難い音運び(美しい数式のように整然としていて)にただただ驚嘆しつつ、それでも「あ!?ここはもしかして大バッハ様も少し悩んだかな!」などと思しき部分に遭遇したりすると(極めて数は少ないのでしょうが!)ほんのすこーしだけですが、大バッハ様の「人間らしさ」みたいなものを、非常に勝手ながらに感じ取ったりもしていました。
「しっずかっな こっはんっの もっりのっなっかっから〜」という世界から大バッハの精緻な世界まで、このカノン(フーガも含めて)という形の音楽の不思議に改めて大注目した本日でした。
作曲家 オペラ∩声楽曲 ピアノ 金管楽器 ホルン