Shigeru Kan-noさん
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このブログ(日記)へのコメント
2007年01月26日 21時35分55秒
140番一番好きなカンタータの一つです!
機会さえあればいつもクリスマスに二重唱だけでも
歌うようにしてます。
いいですね、毎年歌ってられるんですね。
2007年01月26日 22時31分05秒
癇癪トスカニーニ様、
この最初のバッハの二曲はTVや街頭の広告などで嫌というほど出てきますが、まずどこでも生はしませんね。
hiro様、
というかこの原曲があるんです。去年まではポザウネンコアでもやってましたが、今回のコーラス専門になり合唱だけになりました。原曲は単純ですが良い曲です。
2007年01月27日 02時30分00秒
原曲ですか、あまり難しいものでなければ
取り入れてみたいです。
ところでこの紙屋さんのCDは日本でも発売されるのでしょうかね。。
2007年01月27日 10時56分36秒
彼のCDは25日からあるようです。ただブックレットが日本語なのでこちらで売るには難しいようですが。
例の原曲はhiroさんのファックス番号があればここから送っても良いですが、一旦コーラスに行って借りて来るので一週間以上かかりますが、演奏はBachとは違って非常に簡単です。
2007年01月27日 19時23分28秒
「目覚めよと呼ぶ声あり」が一番語呂が良いですよね。「目覚めよと呼ぶ物見らの声」ってなんだか語呂が悪い(笑)。カンタータ第140番はカール・リヒターのが好きですね。
2007年01月27日 21時30分54秒
そうですか。僕も日本にいた時はリヒターとP・シュライアーだとおもいました、聴いていました。
Stuttgartに出て来てどうしても「体験」したくてRillingのコーラスで歌ってみました。実際の礼拝にも参加してどのようにやるのかみていました。彼は一番最後にいつもアンコール兼「後奏」として第一曲のTuttiのコーラスをもう一度やるのですね。その他147番やミサ・ロ短調もあります。他もありますが余り有名ではないカンタータ達でした。今となっては良い思い出です。
2007年01月28日 00時19分18秒
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CD Meister・Music、MM-1218。
2007年1月25日の発売なので公式には今日のはずである。バッハの小フーガト短調、BWV-578とバッハのトッカータとフーガニ短調、BWV-565はピアノ曲で言ったら「乙女の祈り」とか「エリーゼの為に」と同じぐらいのポピュラーさで初心者鑑賞者向けである。筆者は前者のト短調を始めて聴いたのは実は中学時代福島の吹奏楽指導者講習会での素晴らしい指導によるアコーディオン・オーケストラであった。だからあのときの素晴らしい演奏と指導者の解釈が染み付いていて今でも忘れない。後半は吹奏楽で「フィンランディア」であったはずである。オルガンに戻るとこれらの二曲は余りにも有名なのでいまだ嘗てオルガンの生演奏では聴いた事がない。多分やらないだろうし、あっても自分は避けるだろうし、行かなくとも街の街頭のどこかかTV・ラジオの何かでやっているはずである。
さて演奏の方だけれども鍵盤そのものは充分に安定している。テンポ・リズムとも批判の余地はない。さらにアーティキュレーションやフレージングも問題ないと思う。じゃ何を書けばいいかと言うとストップの用法しかない。簡単に言うとドイツ風の重々しい感じではなくて、ベルリンのもう一人の友人が愛用するフランス風なからっとした仕上がりを連想させる。味付けはそれでもフランス風というよりも日本風である。あのラーメンとか甘いカレーライスとか誰の口にも合うような味付けである。また言えるところはトッカータとフーガの対比であろう。ストップの変化がないわけではなく極端でもなくテンポ設定も含めて普通の平均的な線を行っているのではないか?
バッハの前奏曲とフーガハ長調、BWV-545は自分にとっては知らない曲だ!あの超有名な「ホ短調」でもなく「幻想曲とフーガト短調」でもなくハ長調を選んだ意図はわからないが、ストップ変換に特にアシスタントをつけて凝ってみた演奏には感じられないで、普通に一般の教会で演奏されているような地味な「前奏」に感じられた。特に大衆受けをねらった派手な演出でもなくただとうとうと流していく。
バッハのシュプラー・コラール「目覚めよと呼ぶ声あり」BWV-645、はクリスマスでも良く演奏される音楽。自分もオルガンでこそ演奏した事はないが、この原曲のコーラスを毎年のように指揮し、シュトットガルトでこの最高傑作カンタータ140番にに参加し、ピアノとトランペットと声楽の為に編曲したのを、ベルリンの日本大使館でやったのでやってもらったので良く知っている。しかしただひたすらこういう音楽でありこう風に演奏すべきで何も口を更に挟む余地はないように見受けられる。
バッハのコラール「最愛のイエス、我らここにあり」BWV-731、は幾分知名度が少ない曲。ここまで聞いてちょっと不満に思えるのは、プレスト級の早い音楽がこのCDに入ってなくその点で工夫が必要ではないかという事である。最近の若手ではこのピアニスト張りのプレストで弾くオルガニストがかなりの評価を受けている。
ブクステフーデのトッカータへ長調、BuxWV156はバッハの最高峰に至る途中の作曲家であるが、彼の語法をバッハがどうやって発展させるかこの曲では良くわかる。今年が没後300年に当る。
メンデルスゾーンの前奏曲とフーガハ短調Op.37-1、は弦楽四重奏ほど軽くはないけれども、いつものようにとても深刻な音楽ではない。この音楽のモデルは当然バッハだがブクステフーデの発展途上にあるのに対し、退化途上にあるのではないかという音楽だ!
ブラームスのコラール前奏曲Op.122の5「おお愛する魂よ、汝を飾れ」と6「おお、いかに喜びに満ちたるか信仰深き者」、はごく短い曲だけれどもメンデルスゾーンよりはずーっと深みがある。ブラームスがなんでもっとこのジャンルを掘り下げなかったのかちょっと惜しまれる。
最後のS・カルク=エアラートのコラール即興曲Op.65-59はマックス・レーガーと同時代の作曲家。本来即興すべきところを譜面に書き記した音楽で、礼拝などの前奏に使われる程度の荘厳で3分ほどの短い音楽。
作曲家 指揮者 現代音楽 ピアノ 交響曲