Shigeru Kan-noさん
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ジャーマン・ブラスをやっている知り合いが今回コブレンツでやるコンサートのチケットがどうしても売れないとのことで、どうか招待券を出すので子連れでも良いので是非来てくれないかということで、60km離れた交通の便の極めて悪い現地に行く事になった。いつも車で行くのだが、できるだけ駐車料金がかからない様にといつも無料駐車の場所を探すのだが、あの町にだけはまずない。そうやって何十キロも探しているうちに時間は経つしガソリンはなくなるしで、もういいやパーキング・メーターで良いから駐車しちゃえとメーターの料金を見たらなんと1時間たったの25セントではないか!こんなに安かったらむやみにケチるべきではないと失われた時間と燃料を惜しんだ!
ジャーマン・ブラスはフィリップ・ジョーンズ・ブラスアンサンブルやカナデイアン・ブラスと並んで日本にも有名な存在。吹奏楽関係者はみんなよーく知っている。他の団体は金管五重奏団の形を取っているのに対して、ここは最低十人のメンバーで良くトラを入れて100人近くなるときもあるらしい。それだけ表現の幅が増すが果たして質はどうかと行ってみたのだが、今回は正規のメンバーの10人だけ。
プログラムは前半がクラシックの編曲物。
ヘンデルのメサイヤから、
シャイトの10人のブラスのための組曲、
バッハのイタリア協奏曲から第一楽章、
ベートーヴェンの月光ソナタから第一楽章、
バッハのパルテイ―タハ短調、
ドヴォルザークのセレナーデニ短調、
だったが前半の広範で娘に暴れられてSWRのオケも良く客演するライン=モーゼル・ハレを退場。ロビーで休憩になるまで遊んでいた。そこで見たここのオペラ・ハウスのプログラム。つい最近までワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」をやっていたのだ!いつもボンやケルンしか行かないし、ここなは全く知らなかったので見損なってしまった。この楽劇だけはバイロイト以外では余りかからないので、ウイーンで見たきりでドイツでは余りおなじみではない。
休憩後の後半はポビュラー・メドレーで普通だが、楽器をコルネット、ロータリー・トランペット、バルブト・ロンボーン、フリューゲル・ホルン、ピッコロ・トランペットなどと頻繁に持ち替えて飽きを防ぐ演出はとても効果的だった。ファンファーレ・トランペットだけなかったが、休憩後のベルの変わりにカルメンのファンファーレを吹くサーヴィスの入れよう。、中でも圧巻なのは全員が「トロンボ―ン」を持って拭いた事。もちろんこの段階でスライド・トランペットが作られ売られているのは知っているが、アンコールでそのまた小さいピッコロ・スライド・トランペットやピッコリシモ・スライド・トランペットまでもって出てきたのには会場の大笑いを誘う。それもピッコリシモでもちゃんとヴァイオリンのような高い音が出るのだ!
さて肝心の「質」であるが、Germanの名前のとおり重々しく重圧な音を持っているのはご覧の通り。時々どきついほどの音の伸びも見られるが、テクニックそのものは全く問題無し。編成はトランペット4、ホルン2、トロンボーン3、チューバ1、に一人ドラムセットのゲストで加わる形。フィリップ・ジョーンズやカナデイアンなどの金管五重奏団のホルンは、他に比べて音が弱いのでバランスが悪くなる物だが、ドイツのホルンは始終音を割った強奏でカヴァーするので、聞こえなくなるどころかトランペットやトロンボーンに堂々対抗した最高のバランスで楽しませた。聴衆の入場率が40%ぐらいだったのは残念だ!当時はドイツ各地で大雨で天候も非常に悪かったので普通は行きにくい雰囲気だったが!我がゾリスデン・ドライエックと同じくトロンボーン奏者が解説を面白おかしくしていた。トロンボーン奏者は単なる酒飲み人ではなくて解説もしたがり屋なのか?これだけ面白いのだからもっと日本に行けばこういう悪い入場率も解決するとおもう。
菅野茂
作曲家 指揮者 現代音楽 ピアノ 交響曲