Shigeru Kan-noさん
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『所謂学生オペラだが演目が採算の取れないレパートリーなので反って行きたくなる。』
こちらでは、どこで「学生オペラ」をやっているのだろう。どなたかが紹介していた「自由参加型」の「愛好家もの」はあるかも知れないが・・・。
声の良い方はどこにでもいるでしょうけど、原語(母国語)台詞のニュアンスまで表現できる「東洋人主役」が本当にいるのですか?
「しかしこれがプッチーニのように有名になれないのは舞台で人が決して死なないという事とイタリア・オペラ線上に即した表現方法を使っていないのが原因ではなかろうか?これを常用のレパートリーーニするにはリヒャルト・ワーグナーのように没頭するしかない。」
平易な言葉ですが、「表現方法」とはどういう意味でしょう。また、ヒロイン・ヒーローは、最後は「非業の死」を遂げなくてはいけない、と云うことが「常用のレパートリー」という意味ですか?
僕には、『トリスタンとイゾルデ』が過去の大指揮者が好む演目のようである理由が不明です。できたら管野さんの意見を教えてもらえないでしょうか。
2008年01月28日 10時08分02秒
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こちらでは、どこで「学生オペラ」をやっているのだろう。どなたかが紹介していた「自由参加型」の「愛好家もの」はあるかも知れないが・・・。
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一応ちゃんとした音大には歌科の他にお金がかかってもオペラ科があって半年に一度は公演をしていますね。
声の良い方はどこにでもいるでしょうけど、原語(母国語)台詞のニュアンスまで表現できる「東洋人主役」が本当にいるのですか?
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この言語も問題ですが、台詞でない限りほとんどわかりません。台詞になると完全に現地人じゃないとだめですね。さらにポップスとちがってオペラは声を張り上げるのでもとのしゃべり言葉は崩れてしまいます。
平易な言葉ですが、「表現方法」とはどういう意味でしょう。また、ヒロイン・ヒーローは、最後は「非業の死」を遂げなくてはいけない、と云うことが「常用のレパートリー」という意味ですか?
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まず人が死なないと観客は沸きませんね。闘牛のようなものです。ただオペラを自分のスタイルで書いただけではイタリアオペラ見たいには注目されません。論文を書き方々で朗読・講演ぐらいしないと新作オペラには付いてきてはくれませんね。ブリテンは確かに優れていて個性的なのですが、何も新しい改革をやったわけではないのでそれだけ話題が少ないのです。
僕には、『トリスタンとイゾルデ』が過去の大指揮者が好む演目のようである理由が不明です。できたら管野さんの意見を教えてもらえないでしょうか。
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これはWagnerの最大傑作と同時にもっとも難解なオペラです。この傑作性が普通の人にはわからないです。舞台も動きがないしタダ単に難しいだけです。どれぐらい難解であるかも実際に歌ってピアノ弾いてみないとわからないですね。大指揮者は単なる美しさよりもこういう挑戦的で大変なオペラを好みますね。
2008年01月28日 21時38分25秒
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2月末に、二期会で『ヴァルキューレ』をやります。なんと5時間近くかかるはずです。
よほどの「××馬鹿でないかぎり」聞き通すことはつらいものだと思うのですが。
『トリスタン』の解説有難うございます。マーラー伝を読んでいて、トスカニーニがマーラーの指揮振りを散々けなしていたという下りを読んで、気になっていました。
ただの愛好家に過ぎないのですが、オペラ鑑賞にはそれなりの準備をして臨みます。今回、既に印刷の終わった二期会のパンフレットにジークリンデとジークフリートが「異母兄妹」と書いてある箇所があり、いささか愕然としました。さすがに、Web上の解説文は訂正されていましたが、情けない話です。
もっと頭に来るのは、歌い手の声が「伸びない」場合でしょう。文化会館の大ホールに精一杯響かせてほしいものです。聴く側もリブレットを100回近く追っかけているのですから。
2008年01月29日 09時29分05秒
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ワュキューレは賞味3時間50分ですね。良く付き合いました。このながーい音楽は知ってないととても辛いものです。
トスカニーニは曲の本当の価値を知っていたのですね。トリスタンのスコアを見て自分が作曲家になるのを諦めたのは良くわかります。あのスコアは恐ろしくらいの技法で書かれています。
日本人は体力的にどうしても西洋人より落ちますからこえもそれだけ劣るのはやむをえないです。でも最近は栄養が向上してかなり良くなってきたようですが、バイロイトやミュンヘンの常連になるとなかなか通用しないようです。要するに巨漢でデブじゃないとだめです。しかし韓国人がやっているのだから日本人でもできるはずです。根性が足りないのでしょう。
2008年01月29日 18時22分13秒
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所謂学生オペラだが演目が採算の取れないレパートリーなので反って行きたくなる。どこのドイツの音大も同じだが東洋人の主役が多いのはここが事実上の唯一のチャンスの為である。普通のハウスでは歌唱力に関係なくドラマトゥロギー的に使えない為、その大多数が失業して本国に帰る運命にある、という事でこの音大でも東洋人学生は現地の人よりも声が抜き出ているのはシュトットガルト・カールスルーエ・フライブルク・ベルリンの音大のオペラ科と同じである。見た限りでは水準的にもどこでも似たり寄ったりで、日本の音大に置けるような「雲泥の差」という術語はここにはない。どこのオペラ・プロダクションでも極めて普通の営みが行われている。
ブリテンの「アルバート・ヘリング」は「ピーター・グライムス」の延長上にある作品で喜劇である。英国風に乾いてちょっとぞっとする台本設定・北国の寂しさがちょっと覗くのは皆同じである。管弦楽は14人の小編成ではあるが、使い方をきちんと工夫さえすればモーツァルトぐらいの表現力があることを証明して見せてくれる。
最近のボン・オペラハウスのドラマトゥローグがある作曲家達を指して、「彼らは調三和音でも属七の和音でも恐れず使うようになった最初の世代」と評していたが、このオペラやヒンデミット・ストラヴィンスキー・ヴァイル・アイスラーなどの作品を聴く限り、彼らの無知をさらけ出しているとしか思えない。ブリテンが最後のイギリス印象派であるけれでも、元々こういうスタイルはあったのである。要するに近代音楽のオペラにおいてこういう作風は既に完全に極められていたのである。だから初心者でも聴きやすいし最初から好意的に受け入れられるのである。しかしこれがプッチーニのように有名になれないのは舞台で人が決して死なないという事とイタリア・オペラ線上に即した表現方法を使っていないのが原因ではなかろうか?これを常用のレパートリーーニするにはリヒャルト・ワーグナーのように没頭するしかない。
三幕の構成ではあるが休憩は第三ビルトの後に設定したのは特に間違ってはいない。全曲が正味2時間半あるので学生オペラにしては長いほうである。これに匹敵するのはヘンツェの「若い恋人達へのエレジー」くらいであろう。
途中のアルバート・ヘリングのレチタティーヴォで歌手が言葉が思い出せなくて、指揮者が一時中断して2回教えてあげたのは、瞬時の処理としては正論である。どうもここの音大の舞台はプロンプターの入るボックスがないらしい。
オーケストラは最初は和音間隔が取れず濁っていたが、徐々に美しい音へと変化していった。こういうときにはアマオケと同様にドイツの線の太い重圧な暗い音色になってしまうのだか、後半に向けてそれはケルンの音らしく解消の方向に流れていった。
菅野茂
作曲家 指揮者 現代音楽 ピアノ 交響曲