Shigeru Kan-noさん
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このブログ(日記)へのコメント
お邪魔します。
このところブログでずっとレスを頂き、どうもありがとうございます。
青少年オーケストラって、お国柄が出やすいんでしょうか。興味深く読ませて頂きました。
また書き込みに伺います。
2008年03月01日 18時56分12秒
久治振りにコメントです。ありがとうございます。
所謂ここのアマチュアオケとは普通はお金がないので国内人が指揮に当たりますね。普通のメジャーのプロ・オケだと外国人が常にというのが多いです。というわけでどうしてもバイエルとかベルリンとかケルンとかの音はお国柄が交じり合ってドイツそのものの音が良くかき消されるのですね。所謂アマオケはそれはなくドイツの子供たちの演奏で指揮者もまずはドイツ人ですからドイツそのものの分厚い音が出ます。ここのほんとの音を聴くにはそんなに上手くはないですが絶対アマオケに限ります。とてつもなく厚い音ですよ。ベルリンや国内で最大に厚い音のシュトットガルトやフランクフルトもびっくりです。
2008年03月01日 19時11分00秒
『とてつもなく厚い音ですよ。ベルリンや国内で最大に厚い音のシュトットガルトやフランクフルトもびっくりです。』
これは、とても興味ある事柄です。CDで聞く限り「欧米のオーケストラの響きの違い」を聞き取ることはできません。むしろ、それを意識することすらないのが大半の愛好家ではないでしょうか。
しかし、音楽評論家レベルになると「昔のヨーロッパのオケはそれぞれ独特の響きを持っていた」とか「アメリカのオケの機動力にオソレをなして、ヨーロッパのオケの響きもある時期から右へならいをしてしまった」といったようなこと書いています。
実は、『マーラー伝』でもドイツ音楽についてはアルマですら、イタリア人のトスカニーニの指揮には本来の響き(管野さんの言われる「厚い音」?)が出ていないといった評価をしていました。
アルマは指揮者ではありませんので、この意見には当然、夫であったマーラーの影響があったものと考えられます。いかがでしょうか。また、「分厚い」響きを醸している「これぞドイツ音楽!」といった演奏のCDを教えてもらえないでしょうか。
2008年03月01日 19時57分45秒
アメリカの音よヨーロッパの音は明らかに違いますね。前者は曲芸師、後者は哲学者です。ロシアの音も違いますね。弦の強烈なクレッシェンド、トラネットの平べったい音、ティンパニの角の全くない音はロシア以外にはありません。チェコとポーランドでも違いますし、スロバキアとハンガリーでも違います。
でもまたドイツ国内でもそれぞれの町で音が違うのですよ。一番弦が厚くてホルンがばか大きく田舎的なのがStuttgart,Muenchenそれにまた明るさが加わり弦が洗練してくる。Stuttgartと似ているだけども都会風なのがFrankfurt。ラテン系の綺麗な音でとてもドイツの音と思われないのがKoeln。屁理屈がなくとてもシャープな健康的な音がHamburg,社会主義風に洗練されているのがLeipzig、それにドスが聴いているのがDresden。重々しくも白夜のように暗くないのがBerlin、と地方それどれで音が違ってまたそれを教えている各音大やアマチュアの音もそれを反映して全く同じものですね。Wienもそういうとこありますね。
2008年03月02日 02時18分53秒
Wienもそうなんですね。
オーストリア国内の各地方でもまた違ってくるでしょうし。
ドイツのそれぞれの地方の音の菅野さんの例えがわかりやすくて面白いですね。
アメリカの音が『曲芸師』でヨーロッパは『哲学者』という部分には妙に納得してしまいました。
アメリカは金管が強いという気がします。
2008年03月02日 11時21分39秒
2008年03月02日 19時57分30秒
2008年03月03日 18時09分05秒
バルブのが普通ですね。]ドイツ系にロータリーは壊れると修理が聞かないので余り実用化しないのですね。でもppppが出るのでオケの音に良く溶け込むといわれています。もちろんffffも出ますのでレンジが広いのですね。だから余りトランペットが表面に出てこないドイツ物の音楽には好く合うのですね。でもフランス物はがさついてきて合いません。でもここではみんな持っているものだからいつもそれを使うのですね。プロオケだと金持ちなのでみんなピストン・バルブのも持っています。
2008年03月03日 18時34分13秒
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このオケは昔ケルン大学で無料でマーラーの5番をやったときに感想を書いた、14歳から22歳までの一般大学生や青少年オーケストラである。大半の70%は日本で言う高校生でヴァイオリンなどのトップだけに音大生が少し入っているとのことである。従って入団試験はあるが現役音大生の集まりのフランクフルトのユンゲ・ドイッチュやミュンヘンのブンデス・ユーゲントほどの水準は期待できない事を前回のレポートに書いた。
もちろん今回聴きに行ったのはそのパートリーのせいである。ケルン放送もこのことは嗅ぎつけたらしく、負けずに放送局のスタジオに招き、FMでライブ放送を行った。これは第三日目の事である。初日は合唱を用意したデュッセルドルフ音大の学長のヴィッパーマンの指揮でミュンスターで、2日目も同じ指揮者でエッセンのフィルハーモニーで、そしてこの日が常任のブッフベルガーの指揮で、四日目も同じ指揮者でアルテンベルクでやるらしい。
この曲は自分が高校生時代にマゼールとフランス国立管弦楽団が来日した時に生誕70周年記念でNHK・TVで見たことを覚えている。当時の日本の公共放送は、最近の視聴率一辺倒と違ってその使命が一番進化したものだったので今でも忘れない。シュトットガルトにいたときも現地の青少年オケでやったらしいが、当時はウィーンに半分住んでいていなかったので聴き逃してしまった。その罪滅ぼしも昨夜は兼ねていた。メシアンは今年で100歳になる第一陣コンサート。いつものフィルハーモニーを使わず放送局の大スタジオを使ったのは満席で200名ほどしか来なく、100万ぐらいする高いホール代を節約する姿は日本のNHKなどには絶対見られない。これをほんとの「皆様の為の公共放送」という。
この編成は大きな四管編成を取るので目立つので有名である。3人のチューバのうちの2人は10代の若い娘さんで、伝統的な人間の種類がどんどん入れ変わっているのを象徴している。女性が70%ぐらいか?男性はドイツといえども将来の就職不安を反映してどんどん駆除され去勢される。更に7人の独奏者はいつもの用にピアノとチェロの韓国人が目立った。最近はほとんどの東洋人が韓国人である。日本人は少なくなって、中国人は一時は人口を反映してやたら多かったが最近はほとんど来なくなってしまった。
約100分かかるこの大曲は第一部が40分、第二部が60分ぐらいで全14曲(各7曲ずつ)ある。これまた昔ボッフムで聴いた「アッシジの聖フランシスコ」の曲の長さと比べると半分以下であるが、音楽の様式は全く同じである。移調の限られた旋法の「和音の房」は事実上のクラスターと言ってよい。この旋法はモードである限り調性音楽である。ドイツのユーゲント・オケはまともにお国柄が出るのかそう言う和音をはもらせるのが下手で、どうしてもフランスのオケにはかなわない。でもこの作品をやる熱意は充分に評価できる物だと思う。
菅野茂
作曲家 指揮者 現代音楽 ピアノ 交響曲