Shigeru Kan-noさん
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演奏順に、
Robin Hoffmann: "Schorf" (2007-2008) für Orchester はベートーヴェンの『コリオン』序曲で陳腐に始まる面白くなさそうな音楽であるが、
傾向はロルフ・リームのどろどろした音楽をそのまま追及している。
最後に何回かトスカニーニのプローべ風景がテープで流れるが、
素材的に新しく、手法的にまったく新鮮ではない。
地元フランクフルトで教えている。約18分。
James Clarke: Klavierkonzert "Untitled No.2" はドローン風の伴奏を下敷きとした音の細かい協奏曲。
ドイツの音楽と違ってイギリス現代音楽はバートウィッスル以降ほとんど極端な特殊奏法がないのをそのまま引き継いでいる。
こういう雰囲気ってどこか芸大アカデミズムを思い起こさせる。
したがって特に新しいものはまったくない。約35分。
休憩はシュトックハウゼンの「シュテンムンク」の解説。
故本人のインタビュー付。
Isabel Mundry: "Zeichnungen" (2005/2006) für Streichquartett und Orchester - rev. Neufassungは細かく緻密にスコアリングされているのだが、
いろいろな音が完全に混ざりきっているので、
どこをとっても同じ音がする相変わらず新発見どころか新鮮味も何もない音楽。
地元出身なので必ず委嘱を入れるのはヘッセン放送のいつものやり方。 約13分。
Iannis Xenakis: "Jonchaies" für Orchesterはさすがに巨匠の作品。どこをとっても異論なしの偉大な作品。約18分。
作曲家 指揮者 現代音楽 ピアノ 交響曲