Shigeru Kan-noさん
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ミヒャエル・ルーイック指揮だが、同自国に大野君とSWRのコンサートがフィルハーモニーであったが、リストの「マゼッパ」は良いとしても後半のプロコフィエフの第六交響曲のプログラム編成の余りにもアジア人的な失望して、急遽音大のコンサートに行く事にした。
音大生が慈善演奏会を開くのは珍しいがあるにはある。今回もペルーのABAプロジェクトへの協力とか?余り意味はわからないが、貧しい人々を助ける目的らしい野でどうでも良い。
一曲目のドヴォルザ−クの「昼の魔女」作品108は余りコンサートにかかる代物ではないのでプロコフィエフよりも貴重だ。十数分ぐらいの作品だが、この作曲者の後期の交響詩にもっと光が当てられても良い。
次のドヴォルザークのチェロ協奏曲はカオリ・ヤマガミの独奏。最近は日本人はここでも珍しくなった。音大生の東洋人を見たらまず韓国人と思えというほど、韓国人が多い。今回はトローンボーン・チューバ奏者までそのようであった。確認したわけではないが、まず日本人女性でやる人はいないと思うし、どう見てもあの顔は韓国系だ。それほどいろんな専攻生に韓国人が多い。中国人は一時多かったが、最近は日本人と同数で小数派ではなかろうか?これだけ多いのは韓国の国策ではなかろうか?なぜなら文化庁ではなくて文化省があるからである。こういうのは普通スポーツも担当する。野球がサッカーが日本より強いのはそのせいか?何れにせよ羨ましい限りである。それよりも肝心の日本人女性の独奏者であるが、日本人にある典型的な演奏というか、もちろん上手いが体がそんなに大きくないので、その分欧米人とはテクニック的に違う。どんな日本人も望みうる最高の楽器を持っているのはいつもながらである。
休みを挟んで後半はオネゲルの「パシフィック231」から始まる。これはちょっと生は珍しい。最後に聴いたのはシュトットガルトでラジオの弱すぎる周波数のデモ・コンサートでシュトットガルトの中央駅に放送オケとオペラ・オケとフィルハーモニー・オケの3つの合同をオペラのガブリエル・フェロが振ったのが記憶にある。あわせてカルミナブラーナも演奏されたがこれも歴史的名演。残念ながら混雑した駅なので汽車の警笛などの雑音に消されて録音は残っていないであろう。この曲は複雑でよほど知らないと雑に聴こえるので学生が間違った音を出しても余り違和感を感じない。
最後はヤナーチェクのシンフォニエッタ。これも始めて実演を聞く。トランペット12本をここまで綺麗にまとめたのは賞賛だし、それ以外の2本のバストランペットや2本のテナー・チューバは知ってはいてもやはり新鮮に新発見に聴こえる。曲全体はいつものように繰り返しが多いので理解が困難ではないが、飽きるのも早いであろう。
菅野茂
作曲家 指揮者 現代音楽 ピアノ 交響曲