Shigeru Kan-noさん
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市川の図書館に「モーゼとアロン」のCDがあったので、借りてきて試聴しましたが・・・
出だしの音を聞いて、「幽霊屋敷」の効果音かとみまちがう!(いや、ゾッとする。)
音量を落として、PCの地デジ放送を見ながら適当に聞き流したものです。普通の愛好家には受けいれらるものでは無い気がします。
東京は桜が散り、「青葉若葉の季節」に入ろうとしています。この時期は、神童の協奏曲が合います。マーラー伝では、「シェーンベルクの音楽は自分には分らないが、若者のやることを応援するにやぶさかではない」というようなことが書いてあったと記憶します。マーラーは、実に心が広い。
2009年04月13日 12時01分42秒
この曲はすべて異例尽くめで出だしから「声」が入っています。聖書の原作もそうですが、すべて12音ですから真面目な音楽の極地ですね。それだけに超高密度でやるほうの聴くほうも非常に難解です。一回聴いただけで非常な大仕事ですね。ワーグナーのリングを一回聴いたくらい疲れます。この曲は当初は普通の聴衆は途中でぞろぞろ出て行ったものでした。でも最近は出て行く人いませんね。完全に満杯ではないですが7割は入っているようです。ブラヴォーだけでブーも特にでないしこちらでは確実に定着しているようです。このオペラの演奏の前にドラマトゥルグによる解説があったのを書き忘れました。ちゃんと予定表に書いてないので、自分も「あったのか?」と途中から入って聞きました。こちらのオペラでは難解なオペラはどこでも一時間から30分前にロビーに聴衆集めて解説するようです。コンサートでもおなじみですね。タダなのでみんな少しでも手がかりを得ようと聞きに来ます。もちろんプログラムにも解説はあるのですが、生身の人間のほうがよそ見できないし集中してこのオペラが学べますね。そこが日本の音大の和声学の集団授業とか、放送大学とか、サイバー大学とかの手抜き教育とのちがいでしょう。ここはどこでもわざわざ人が出てきて教えないと身につかないものだからお金がかかってもいちいちやりますね。
ここも若葉がいっぱいですよ。桜は終わったでしょう。
2009年04月13日 15時32分29秒
おじゃまじます オジャ!
●マーラーの定番
Symphony5 mvt.4 Adagietto から
http://www.youtube.com/watch?v=duSL3y2LASI
オケは、イスラエルフィルハーモニー管弦楽団
指揮は、ズビンメーター
アマオケの定番でもありますが、この楽章はプロとアマの差が歴然と出ますね
特に弦のパートが難しいです ムズッ!
また、なんと言っても「ハープ」が効果的に用いられ印象的に描かれ(作曲され)
ていますね・・・なので、あえて「ハープ」を映した映像を選びました。
私は、この季節、「シューベルト」や「ドヴォルザーク」をイメージしますね・・・
違ったおもむきでは、「ラフマニノフ」の歌曲集なども印象的ですね・・・
Zdes’ khorosho (How Fair this Spot) Op.21 No.7
6つの歌から、
Son (The Dream) Op.8 No.5
などはいかがでしょうか・・・
ではまた。
2009年04月13日 19時28分07秒
ゆっくりだから俺でも弾けそう!指揮をしっかり振ればオケはアマでもできると思うよ。
2009年04月13日 19時35分11秒
「この曲は当初は普通の聴衆は途中でぞろぞろ出て行ったものでした。でも最近は出て行く人いませんね・・・
こちらのオペラでは難解なオペラはどこでも一時間から30分前にロビーに聴衆集めて解説するようです・・・
ここはどこでもわざわざ人が出てきて教えないと身につかないものだからお金がかかってもいちいちやりますね。」
「素晴らしい!」の一言。
東京では、この3年ほど続いていたオペラ・ブームに翳りがでてきたかも知れません。丸善や紀伊国屋に平積みされていた「オペラ入門」解説書の類いがかなり減ってきました。代わりに、10巻位のDVD付きの解説書が2社ほどから出ています。こちらは、ポピュラーな演目ばかり。
昨年から始まったMETライブの映画館での上演は、行って見たいものです。柏のララ・ポートの映画館は2千人収容可能。忙しくなければ、今週の『ノルマ』(新演出)を是非とも見に行くのですが。これで関東のオペラブームの一端が分るはずです。『ノルマ』は、多少とも、オペラの歴史を学ばないとわざわざ見に行くものではない気がしますので。
2009年04月14日 13時28分34秒
日本は所詮ブームだけですからねえ。焼付け刃なのでいつかなくなるということでしょう。もちろんこちらもオペラの解説書は無数にありますよ。でも忙しい人は上演中に暗くなるから全く読めませんね。ウィーンやミュンヘンはスコア席が安くありますからそこで読んでもも良いのですが、ほとんどの人はスコアかヴォーカル・スコア方を読んでいますね。もちろん最近はどこでも字幕も出ます。今回もドイツ語なのに丁寧に出ました。どこでも聴衆にオペラをきちんと理解させるのは必死のようです。要するにオペラは一般聴衆は歌詞が聞き取れないからわからないのですね。更に一曲、一曲長いのでその長さにも耐えかねてちっともわからないときはみな途中で帰っていくようです。
メトはこっちのFMでも良く生中継します。今週の土曜日は「ジークフリート」、来週は「黄昏」ですね。もちろん休みに解説入れて全部やります。土曜日は午後の二時にやるとこっちの夜7時ごろになるのですね。もちろんワーグナーはドイツにかなわないのですが、この不況下にメトはどうしても入場率を上げるためにこういった宣伝はドイツ方面であってもかかさないようです。
新国もだめもとでも良いからどこかのFMで生中継させると良いですね。知名度は上がるし、入場率は上がり氏、生なのでやり直し聞かないので上演のレヴェルも上がりますよ。NHKに放送枠ないときは国がもっとFMだけの公共放送新たに作って独自にやれば良いですね。それでもやる気ないとこみるとあそこはやはり役所なのかなあ?
2009年04月14日 16時23分42秒
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いわゆる新ウィーン学派の3大オペラの中では一番上演回数が少ないのは難解さだけではなくてその未完成にあるのだろう。自分はこのオペラを完成させようとWikipediaのような、誰でもFinaleなどに書ける楽譜のWikiを提案しているが、まだ目立った反応はない。第3幕の台本も事実上の未完成である。その感性の英語版をロサンジェルスのトッド・バッシュに頼んで家の家内がドイツ語版に翻訳して、自分がシェーンベルクのスケッチを下にして完成させる案もあるが、肝心の台本作者も躊躇している状況なので余り計画が進んでいない。今回のオペラを見て感じたのだが、モーゼスが最後に山の頂に上って死する場面まであれば、この台本の完成度または完結性は遥かに高くなると思う。
このオペラを上演するには大変な勇気がある。一回毎の上演権と貸し譜料だけで150万円をショットの出版社に払わねばならない。当夜の曲は1000人ぐらいだったか?もう途中で出て行く人もいない。終演も普通のブラヴォー野喝采があり、庶民のかなりの程度でこのオペラは定着している証拠である。練習は少なくともその一年前から始めないと間に合わない。自分が前回生で見たのがもう20年余りも前のウィーンだった。ゲッツフリードリッヒの古い演出で、今はなき故ホルスト・シュタインの指揮だった。最近のウィーンの新演出はTVで見てヴィデオに撮っただけで生は見ていない、数十回の練習で上演にこぎつけた話題の公演だった。「ヴォツェック」の初演150回、「春の祭典」の初演120回に比べて最近の上演能力はどこでも確実に進化している。ドイツ各地のどこの音大のソルフェージュ授業に強制的に無調を取り入れた成果であろう。「ヴォツェック」も難解だけれども短いため良く公演される。「ルル」も大部だけれどもその完成版があり、話が完結するので演奏頻度が多くなった。
ここのデュッセルドルフの演出はあの悪名高きスキャンダル屋のクリストフ・ネルだった。もちろんシュトットガルトで散々お世話になったので、この人もP・コンヴィチュニー同様つまらないことは百も承知の上!第二幕ではモーゼスを山に行かせないで机に座らせて十戒を書かせている。処女の生贄はウィーンのような全裸でないのでエロチックに欠ける。そのために数人の肉屋のおっさんが出てきたのは笑った。これにベルリン・ドイツ・オペラで話題になったマホメットの首が出てきたらどんなに面白かったか?警備費がかかるからデュッセルドルフ当局からそういう案は差し止められたか?といろいろ推測する。
主役はモーゼスがミヒャエル・エッべケでOK.アロンがレヴァイン指揮のバイロイトのジークフリートから転身のウォルフガング・シュミットで、ジークフリートの良い加減なキャラクターがそのままアロンに乗り移ったかのようだ!それ以外の脇役も問題なし。しかし立ち上がりも完璧を求めたい。
オケはAクラスの待遇にもかかわらずいつも音響の悪いホールやハウスで演奏しているため、はじめの音合わせは当然良い加減に合わない。音に斑がある、音が全部通らない、音が消極的に鳴るなどのハンディがある。これはいつも指揮者が練習の初めに口をすっぱくしてしつこいくらいに言うべきであろう。これだけの実力奏者が揃っていると何とかやるものである。くだらないことでも絶対指揮者は言うべきである。
コーラスは最後はやかましいほど鳴り捲った。やはり音響さえ良ければちゃんとできるコーラスである。
菅野茂
作曲家 指揮者 現代音楽 ピアノ 交響曲