Shigeru Kan-noさん
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サン・サーンスをGoogle検索していたら、アナスタシアさんの「白鳥」が目につきました。
http://www.youtube.com/watch?v=Rxv8rAfP_B4
「天は二物を与えたまわず」の例外、美女とVnの響きとか。彼女の18歳の時の初来日公演を聞いたのですが、会場が酷くて堪能できなかった。ただ、すごい美人であったことは、よく記憶しています。
ところで『サムソンとデリラ』評、作曲が終わって、余裕が感じられます。良かったですね。
「美女と悪女、怪力男と知恵の回らない奴」現代でもよくある組み合わせかな?『普通は退屈しそうな劇的レチタティーヴォがないのだ!』とのこと。
映画とオペラのDVD映像がごっちゃになっているので、よく思い出せません。
ひとつだけ、記憶しているのは、デリラと神官が一緒になって歌う「復讐」(?)の重唱が妙に迫力があったこと。バッカナーレのシーンも少しだけ。
二期会でもやらないかな。今年は、『蝶々夫人』を勉強して、見に行きたいと思っています。
2009年06月27日 01時49分33秒
いつもの『蝶々夫人』は今シーズンはケルンでもやってましたねえ。でもいつものなので行きませんでした。来シーズンはなくなるかな?「マイスタージンガー」がトップに出るようです。
2009年06月27日 07時09分28秒
あの曲は今も昔も最も日本的なオペラですね。あれ聴くと邦人オペラは完全に全滅ですね。
2009年06月29日 04時54分11秒
「あれ聴くと邦人オペラは完全に全滅ですね。」
『ですか!』二の句が継げない。Kan-noさん、これでは「同業者に恨まれるわけです。
今、中川氏の『カラヤン帝国興亡史』を読み始めましたが、カラヤン&ベルリンフィルの初来日公演を聞きにいった私の母校の音楽教師が、『大枚をはたいた。だが、ベルリンフィルと云えども調子の悪いときがあるに違いない。しかし、本当のことを言うと、世間では生意気なやつが!というのが、この世界のルールなのだねー。音大の昔の仲間と酒を飲みながら語らったが、こういうときは、カラヤンの奥さんは凄い美人だったなー!と音楽以外のことを褒めるしかない・・・』と、苦しそうに話していたのを思い出します。
2009年06月29日 09時09分24秒
邦人で一番有名なオペラ?団伊球磨の「夕鶴」かな?音楽の教科書にもある有名なものですが、昔初めて聴いてびっくりしましたね。典型的なドビッシーだったです。あれを日本の文化庁が誇りとしている。何か今回落選した国立西洋美術館のようですね。一般外国人から見るの「何考えているんだか?」しか言葉が出ません。恥じの国に生まれたにもかかわらす、外国に対して恥ずかしい事を平気でやるのが日本の文化でしょう。まあ彼は死んだ人ですから同業者と言っても今更有効ではないですけれどね。とにかくあの音楽はとても恥ずかしくて海外には持っていけないですね。
同業者の敵をたくさん作り出すことは実はたいしたことはないです。要は日本の音楽界の本当・真実のことを書ける人!これに限りますね。
2009年06月29日 16時46分36秒
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このオペラはプレミエが危ぶまれていてみんなが病気になることで有名になってしまった2時間弱の作品である。その原因はどこにあるか今回は演出にも興味心身だったら直接の因果関係は見当たらない。あえて言えることといえばいさり火の油のにおいでのどがおかしくなってきた、裸で長時間死んで横たわるので寒くて風を引きやすいしか上げられない。
コーラスが大量に使われているのでツーザッツ・コアが使われその分の費用が大変らしく客の入りが悪くなくともあと一回で打ち切る方針らしい。来シーズンはもうないのでちょっと残念だ!
サムソンのワーデ・ジュニアは黒人であるが、ウィーンではドミンゴが歌うレパートリーなので花形らしく喝采を浴びる。ダリラのフォン・デン・シュタイネンは余り良い声とは言えない。費用の節約にはなるであろうか、ここでは良質のオケの音と声が求められる。指揮のデラムボイエはわかりやすい指揮法であるがドゥダメルのように金管の強奏の汚さまでコントロールすることはできない。ティンパニーの不正確な音程も含めて残念だ!
舞台は現在のガザである。オリジナルもガザであるが、現代のガザにユダヤ人を置いていじめられている場面から出発する。演出のティルマン・クナーべは現代の軍服と武器を持たせたのにもかかわらず台本に忠実に演技を進めてゆく。ダリラに誘惑されるサムソンはR・シュトラウスのサロメの場面に似ている。最後のバッカナーレはタンホイザーのそれに対応している。ユダヤ人をみな脱がせて強姦させるので怒って出て行った客が一人だけいた。完全に脱ぐのは上半身だけで下半身は下着までなのでドラマトゥロギーとしてはそんなにラジカルではない。
物語は旧約聖書の士師記の第13章から16章までの話で「怪力サムソン」で有名である。初演はパリではなくワイマールであり、ベルリオーズの「ベアトリスとベネディクト」と同じように本国では余り評価されていなかったらしい。彼のオペラの13曲のうち残ったのはこの曲のみである、ということが開演30分前に解説された。
ケルンではワーグナー、モーツァルト、ヴェルディ、プッチーニなどの定番オペラ以外は毎回解説を入れるらしい。聴衆の理解のためには良い事である。さらに公演中のドイツ語訳の字幕はちゃんとつけてあるので悪い席ほど字幕が良く見える。
この演出は最後に失望する。肝心のダゴンの神殿が崩れないからだ。この演出家はどこが重要でどこがどうでも良いのか完全に良くわかっているわけではないらしい。舞台装置が困難になっても最後は崩して欲しいというのが聴き手の最後の願いである。
「名曲解説全集」に書いてあるだけにオペラとしては良い作品である。だ他の「カルメン」のような劇的音楽作法となるとか練り落ちてくる。普通は退屈しそうな劇的レチタティーヴォがないのだ!スコアを持っていないので耳だけでその楽譜を創造してみると、グノーの「ファウスト」のように演奏は技術的に決して難解ではないと思う。
菅野茂
作曲家 指揮者 現代音楽 ピアノ 交響曲