Shigeru Kan-noさん
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オケには誰にでも必ず取れる休暇というものがあります。それを取っている人は日本に来ないことがあります。でも普通はみんな来たいので取らないですね。中にメンバーにない人がいるのはもっぱらトラです。チェンバロの小林さんは有名でしたね。また病気なので楽器の補充がない場合は国内や国内で調達します。偽楽員で有名なのは昔のボリショイ・オケなどですね。もちろん亡命防止の為です。WPやBPの楽員は日本の来るとギャラが2倍ぐらいになるのでそっとやちょっとじゃ休みません。現地で1000万、日本で2000万だったかな?ただWPは現地のオペラの伴奏のために楽員の半分は残っていなければなりません。
最近の東欧の奏者が大挙して西側のオケに入ったのは凄いレヴェルの上昇をもたらしました。だって彼ら国際コンクールで一位取ってからここの音大に入学すると同時に放送オケなどに入団しちゃんですよ。これから音楽家になる人は先生がどうのこうの考えないほうが良いです。とにかくこういうレヴェルということだけ考えてください。例外はありますがピアノやヴァイオリンは大学に入るまでにコンクール程度の実力が取れなければソリストとは無理でしょう。それ以外は趣味で十分幸せです。
2009年06月29日 22時42分06秒
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遅れました、最近秋葉原で買ったノートがネット接続は問題ないのを知らなかったのです。
芸大フィルハーモニアのコンサートに出かけるのは初めてである。新奏楽堂も知らないので一時間早く着いてしまった。そこで美術学部で何らかの絵の鑑賞をすることにした。時間になってホールの入るとほとんど満杯。曲はプロコフィエフの第一ピアノ協奏曲、中村康彦の独奏。テクニック的に上手いがひらめきに弱い。2曲目はシベリウスのヴァイオリン協奏曲。在学生の桜井大士の独奏でこれも同じ。これと前後してTVでN響や東フィルの演奏を見たがいつもながらの目くらめっぽうの演奏が懐かしい。指揮者の松尾葉子はコンクールの洗礼を受けただけあって今話題の大阪の同僚よりも遥かに振りが通用する。ただし天才とはいうべきではない。
時は変わりケルンの「トリスタン」に行く。舞台は22年前のウィーン以来見ていない。演奏会形式ではシュトットガルトのガブリエル・フェロ時代にゲネプロや本番に接した覚えがあるが、生にはなかなかめぐり合えなかった。
今回の演奏はクラシックに弱いステンツなので「タンホイザー」で散々付き合ったので期待できない。案の定第一幕のテンポを聞いてこれは70分台の演奏なると思ったがそのとおり、74分07秒で終わってくれた。自分には絶対テンポ感があるらしい。この指揮者はレヴァインなどと違って経過句などのあまり重要でもないところをさらりとテンポを速めてやっていつも逃げ腰の音楽になるので充足感が全く起きない。スコアは勉強してきているのだろうが数ヶ月で片付けられるくらい甘い曲ではない。少なくとも数十年はかけないと名演の宝庫なのですぐにその凡庸性が悟られてしまう。
第二幕はいつもどこでもやるようにように愛の二重唱をカットしているのでそれだけでマイナスイメージである。マルケ王で代役のアルフレード・ライターはそれでも役としては全く問題なく仕上げている。トリスタンのヴィンケやイゾルデのシュナイダー・ホーッホシュテッターは最高ではなくとも安く使えるので問題なし。ブランゲーネも優秀。目立つのは脇役で韓国人が3人いること。ヨウン、チョー、リムは仮称的にはどこで歌ってもおかしくないくらいの実力者。日本では何でこのクラスの歌手がいつまでたても出てこないのであろうか、悔やまれる。
第三幕はもっぱらオケピットを見ていた。イングリュッシュ・ホルンがあのソロ以外に第一場にはオケのスコアに出てこないのが新発見だった。グルツニッヒのオケは弦の霞み方が非常に上手いが、ワーグナーにはピアニッシモが非常に苦手なシュトットガルトのオペラのオケのほうが勝っている。ワーグナーは繊細なピアノを奏出るほどの細かい感性を持ち合わせていないのだ。
次の日にはケルン音大のヴァルドマ・クラスの発表会に行ってみた。芸大と違うのは音楽が荒削りであることであろう。みんな頭を振りながら演奏している様子は音楽を心の底から徹底的に感じている証拠である。これが先の芸大の演奏には全く見られなかった。シューマンのパピヨン、プロコの第二ソナタ、ベートーヴェンの第二ピアノトリオ、スクリアービンの第六ピアノソナタ。どれをとっても音響などの環境は悪いがやっている音楽は本物そのものである。
作曲家 指揮者 現代音楽 ピアノ 交響曲