Shigeru Kan-noさん
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音楽が長時間なので、記事も長いのでしょうね。
あまり長いのは、理解しにくいので好みではありません。シュトックハウゼンのこの作品関連の知識がないので、さらに分かりませんが、フィリピン人の歌手はあmり聴いたことが無いです。フィリピン人の友人は何人かいますが、みな陽気な人ばかりです。
大きなものを作ったり、長い城壁を作ったり、大きいことをしたがる人がいるのも歴史的事実です。また、大編成の、あるいは、長時間かかる作品には、手を出してみたいと言う誘惑を感じますが、聞き手の立場に鳴ると、ちょっと考えてしまいます。
部分部分は面白そうですね。
2010年05月11日 22時47分17秒
ワーグナーのリングのように長いからこそくだらなくとも行きます。ケルンでは数年前にリングのダブルヘッダーで土日の2日間で全部やった事がありますね。キチガイのようですがこういうことこそが面白いのです。従がって一般の1時間半で終わるコンサートには普通は余り行きたくありません。当然長いですから凄く疲れます。今でも疲れが残っていますね。でも普通のコンサートはすぐ忘れますが、こういう体験は普通の一生忘れません。自分にとってコンサートは気休めの癒し・娯楽ではなくてきつい「仕事」なのです。従がって特別に休暇を取ってまでも行きます。鑑賞と言えども誰もやりたくないことをやりたいのです。でもこのコンサートは正直演奏者よりも鑑賞者のほうが大変でした。彼らには演奏の後の休みがありますが私達は毎時間顔を出さないと全部聴けないのです。当然食事も自分でパンなどを持って行くかファストフードで我慢ですね。みんな腹壊してトイレに通っていました。でももう修行は終わりましたから大丈夫です(笑)。
2010年05月11日 23時09分11秒
『雨にもマケズ、風にもマケズ・・・
東に腹が痛いという人があれば、
おでこをさすってやり、
西に目が痛いという人があれば、
おしぼりを貸してやり、
・・・
日に、玄米1合とミソと僅かな野菜を食し、
何事にも前向きに、仕事を終へたれば、
とぼとぼと、牛のように頭をたれて歩く・・・
私は、そんな人になりたい。』
今日は、賢治の没後ウン十年だったかな?
37歳の生涯だったそうですよ。(合掌)
(別に、Kan-noさんも○○するのでは、と云う意味ではないので悪しからず。)
2010年05月13日 14時01分28秒
僕は宮澤賢治はそれほど評価はしてないですね。農業に無理に芸術を持ち込んで周囲の不理解を買って失敗しましたからねえ。彼らを啓発しようとしても駄目なのは駄目です。
2010年05月13日 17時03分32秒
この批評がSWRのFMで放送中。現代音楽も一回で終わってしまわないで、何度もネタにされる話題性だね。作曲者は死んでからもう3年近くなるか。どんどん国境と時代を超えて演奏されている。
2010年05月14日 22時51分22秒
甘い無調…
自分や自分の友達はそういう作品が多いですね
宮澤賢治のよく教科書で使われる詩…
あんたは金持ちだからそういうきれいごとを言えるんだろうって思います
雨にも負けず
風にも負けず
がっつり人生楽しもうぜ!
2010年05月16日 17時38分43秒
もしお金があったら良いですね。でも現実は厳しいですね。金がなくともできることって無数にあるのですよ。
さっきもそうだったけれども、ここは村々のインテルの誰かがでそれぞれ作った特別な合唱曲や吹奏楽曲・ポザウネンコア曲があるんだよね。全然悪くなくて本当に普通の曲なのですが他の村人にはやらせない・歌わせないようにいつも秘密にして今日のような宴会にいきなり出してみんなをびっくりさせるんだよね。人の恥ずかしい真似をしない、これが第一ですね。歌詞などからそれぞれの村の地名など他の村に真似のできないようになっています。
2010年05月16日 21時40分42秒
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この11時間半かかる膨大な作品はやる方も聴く方も多大の労力を必要とする。日本はおろかちょっとでも予算をけちるシュトットガルトでもオルガニゼーションは不可能であるといわれ、やるときは徹底して大判振る舞いでやるケルンの醍醐味である。
全部は8から2日目には9の会場に別れ、それぞれ約3曲ぐらいをあてがわれ、それをチクルスとして一日12時から0時まで12時間与えられる中で平均4チクルスを上演し、2日で8チクルスが平均である。鑑賞者には全部の予定表とともに今回特性のラインマーカーが与えられ自分で何を聴くか決めて会場周りをする。それでも第5次のフルートとバスクラリネット・トランペットの3つの版全部を聴くのは不可能で、どれかの版一曲だけということになる。
チケットの値段は一日12時間で25ユーロで2日目まで買うと2枚で40ユーロに安くなる。それに行き帰りの急行電車の交通費も入っているから自分だったら片道10ユーロ以上かかるので2枚で全部の交通費が出るわけである。もちろん会場移動の際の交通費も入っているが寧ろ歩いた方が早い。ただし交通費のために前売りを買うと一割ぐらいの手数料が加算される。
まず毎日12時開始の入場者にはチケットを見せると入り口で腕輪のような襷がかけられ、鋏でも切らないと決して取れないようになっている。2回目以降はその手首を見せるとチケットは入場の際にいちいち見せなくて良い。
自分は最初今回世界初演になる5作品から聴くことにしたので、初日のほとんどを郊外にいることになる。演奏開始は定刻で遅滞は次のコンサートの邪魔になるので許されない。
まず最初の4時間はプロテスタントのキリスト教会での演奏。第17時「ネバドン」。ホルン・ソロと煩い電子音。晩年のカオス状態。約23分。回れ右の手法は篠原氏の作品しか知らない。寧ろ彼がまねをしたのか?30分の休憩は近くの市街を散歩。世界初演。
次は第18時「イエルセム」、テノールと電子音。約21分。テノールの声が弱いのでバランスに欠く。傾向が似ている。歌はゆっくりのベルカント。30分の休憩はCDに行って覗いてみる。世界初演。
14時「ハヴォナ」。バスと電子音。約28分。バランスは良しだがごてごての電子音はいつも同じ。テノールと同じ手法。10分で会場をメディアパークのコメット・ザールに移動。
ここでやる演奏は開始をなぜかすべて15分遅らす。TVカメラが入っているせいか?第4時。「天国の扉」。打楽器奏者と一人の小さな女の子(少女趣味?)。打楽器奏者が6つの板からなる扉を20分以上さんざん叩きまくる。ステップダンスならぬステップ奏法。約28分。やっと扉が開かれると、今度は中で奏者が金属打楽器を叩きまくる。サイレン。暗譜。その後客席の一人の少女がその扉から中に単に入ってゆく。シュトックハウゼンの最晩年の写真はこのリハーサルの模様らしい。
第11時「トロイエ」。バスクラリネットとバッセットホルン、小クラリネット。作曲者が昔からこの楽器が好きなのはどうも彼の奥さんたちのせいらしい。配置転換。長い30分。初演といってももう第二チクルスだが。
第15時「オルヴォントン」。バリトンと電子音。ここでは珍しいフィリッピン人のバリトンの24分。第二チクルス上の主演。「スターゲート」に出てくるような衣装。ここでまた移動だが今度は地下二階ムジークファブリック・スタジオ。
第21時「天国」。フルートと電子音。録音の語りが新興宗教の宣伝みたいである。暗譜。4分の1音階。B・A・ツィンマーマンのとげとげしい無調とは違った甘い無調性。18分。
第9時「希望」。チェロとヴィオラとヴィオリン。この順序は左からの配置で普通と逆である。自分もアンサンブル・レッシェルシェでスイスのボスウィルで試みたがクラウス・フーバーに音響上の理由で止められたことがあった。でも大丈夫ではないか?この時点で睡魔が襲うが耳は聴いているので大丈夫。また放送録音が入って15分開始が遅れる。約32分。アクセル・ポラートのヴィオラは上手いが何も意味しない雑音が多く出過ぎる。
第8時「運」ファゴットとイングリュッシュホルン、オーボエ。約30分。また配置が、弦のときのように逆。シュトックハウゼンの語法の限界が見えてくる。これも初演だがもう第三チクルス。その後で町の中心部のドームフォルムに快速電車で移動。
第20時「エデンティア」。なかなか入場させてくれない。開始1分前に席に着く。ソプラノサックスと電子音。マルクス・ヴァイスのサックスがやたらとやらせのよう19分。4分の1音階。
第16時「ウベルサ」。バセットホルンと電子音。約23分。替え指。もう新しいテクニックは出てこない。約23分。
第7時「バランス」。バセットクラリネットとイングリュッシュホルン、フルート。音と年WDRのスタジオで世界初演を途中から見ている。もう日本式の挨拶は崩れてだらしない態度の約32分。これでもう0時で家に帰る。
第二日目。今日は放送局の大スタジオから同じく12時開始だがまたいつの15遅れ。第10時「グランツ」。オーボエ、クラリネット、ファゴット、トランペット、ポザウネ、チューバ、ヴィオラの約42分なので次の会場への時間が無いので次もこのままいることにした。最後の4楽器は客席の脇から顔を出してファンファーレみたいに響く。
第6時「美しさ」。バスクラリネットとフルート、トランペットC管。「リヒト」のコスチューム。シュトックハウゼンの二人の未亡人が演奏。みな年を取った。トランペットの30分吹きっぱなしは長い。協奏曲以上だ!ここで会場をカトリックのサンクト・アンドレアス教会に移る。
第12時「目覚め」。チェロとトランペットC管、ソプラノサックスの32分間。残響が長い。また連譜の繰り返しはもう飽きた。
第2時「喜び」。ハープ2台のための作品は大人気で客席がはじめて満杯。「クラング」ではこの曲しかハープを使っていない。奏者も楽器とユニゾンで歌う。股引のようなダサいが白い服装。グリッサンドの多様の40分。睡魔が襲って来る。
第5時「ハーモニーたち」。これは時間の都合上バスクラリネット版しか聴けない。そのほかフルート版やトランペット版があるがいつか聴きたい一番短い15分。単音しか出ないのにどこはハーモニーか?また放送局に移動。次まで充分時間があったのでこの次の次の演奏のプレトリウムを偵察してローマの植民地の遺跡と数百メートルの長さの上・下水道を見てくる。
第1時「昇天」。オルガンまたはシンセサイザーだが今回はシンセ版で付加打楽器付き。後ろのオルガンがもったいない。更にソプラノとテノールの歌唱が付く37分でまた15分遅れの開始。パフォーマンス的配置。残りの5分で大急ぎで走ってプレトリウムに移動。
第19時「ウランティア」。今回最も多い23回の上演回数を誇るが。ソプラノは生でも録音でも良く今回は電子音と歌の録音。。スピーカーが遺跡の上に置かれている。ローマの廃墟を見ながらの立ち見「聴き」席の20分。誰の歌かは公表していない。プロムナード・コンサートである。
次はWDR放送局の小スタジオに移動。ここから4回分はすべて第3時「普通の流れ」だがピアノ曲でメシアンの「20のまなざし」よろしく全24曲の計2時間20分近くかかるので4回に分けて二人のピアニストが演奏。「クラング」全曲の縮小版なので敷衍して22時から24時まで補筆可能か?まず21曲から24曲まで演奏。睡魔が襲ってくるが確かに聴いている。5つのテンプルブロック。疲れた遅い音楽。33分。
次は第1曲から第4曲。ここでピアニストが交代。一個の音が20秒余りの遅い音楽は果てしなく後進する。36分。
第5曲から第10曲。同じピアニスト。更にゆっくりと。初見でも弾ける。ピアニストもこの曲をシュトックハウゼンが何を考えているのか全くわからないらしい。30分。
第11曲から第20曲。また最初のピアニストに戻る。表示では34分だが40分はかかっている。かなり速めの音楽。
最後はフィルハーモニーに移動で第13時「宇宙のパルス」の電子音楽で今までの出演した演奏家がみんな聴きに集まった。これは最終日だけで合計3回しか演奏しない、32分のどろどろだらけの彼が現在カマロカの女浄化槽に引っかかっているような電子音。これで二日目の0時。
最後に全員皆勤賞としてまたフィルハーモニーのビールをご馳走。でも自分は疲れたので2杯でやめて帰ってきた。家に着いたのは午前二時。とにかくみんな神経質になりしょっちゅうトイレに行くような非常にきつい修行の二日間であった。22時から24時までのシュトックハウゼンのスケッチがあるならば補筆完成してみたい。
菅野茂
作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 交響曲