Shigeru Kan-noさんのブログ（日記）〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

シューマンは「恋の作曲家」ですか？
　私は、本来の教養を身につけた（俗に言う「大学出」の）作曲家兼音楽評論家だと思っていました。

　ＮＨＫのスーパーピアノレッスンでは、彼の作品には「演奏家の自由度」が許されているところがあるとか言っていたような。（素人にはサッパリですが）ひょっとして、当時としては「ジャズ」ぽいのかな？

日本では、室内楽/器楽の演奏会で採り上げられることが多いようですね。

比して、マーラー生誕150年を採り上げるプロ/アマオケが多いようです。
特に、金聖響&神奈川フィルが期待大ですね。
http://www.kanaphil.com/

1813年生まれのワーグナーもそうですね。大学出の作曲家です。また自分で台本書いているので文学とも深いつながりがあります。ちゃんと音楽学校でレッスンを受けてないので素人作曲科という日費用があります。事実「ローエングリーン」までは素人風の教育を受けていない作品です。これが後に音楽史を変えるとは誰もが予測していませんでしたね。ピアノは最後まで公開するほどは弾けなくて友人のリストに弾いてもらってたようです。

一方シューマンは最初からプロでした。作品1を聴いてください。既に完全に作曲家として完成しています。デュッセルドルフは今年一年かけてシューマンの全作品を演奏するそうです。もちろん外来と地元のプロだけじゃ持たないので地元の音大生にも室内楽、ピアノ曲、歌曲などを任せるようです。

シューマン・イヤーが今晩から始まりました。HRは第一交響曲の生放送。MDRは「ゲノヴェーヴァー」の生中継です。明日は一日中各FM放送局が別々に全交響曲を含むシューマンの作品を生で流すようです。

TVは今夜から、初めは9：15分からシューマンのポートレート、次に交響曲を一曲、その後にまた伝記映画を一本のようです。もちろん明日も別な放送があります。

今日はWDRはバッハのカンタータの変わりにシューマンの晩年の宗教音楽。「ミサ・サクラ」と「レクイエム」。各一曲10日で作曲したそうだ。第一交響曲が4日なのだけど、まあー、声楽曲は編成が大きいからそれだけかかったのかな？やはりモーツァルトやメンデルスぞーに負けない天才ですね。

11.05 Leipzig: Sinfoniekonzert
Ein Tag für Robert Schumann

Sarah Chang, Violine
MDR-Sinfonieorchester
Leitung: Stefan Solyom
Joachim: Elegische Ouvertüre •
Brahms: Violinkonzert D-Dur op. 77 •
Schumann: 4. Sinfonie d-Moll op. 120
最初の第4交響曲は初稿です。最近演奏頻度が多くなりましたね。

シューマンの交響曲を聞くことは、あまりというか殆ど聞く「機会」がなかったですね。たまに、所謂『ライン』がどこかでかかっているのを「聞き流す」程度でした。
　アーノンクール指揮の第４番を、各楽章の一部をWeb視聴できたので聞いてみました。最初に「ドカーン」とくるので、ブラームスの１番かと間違う・・・。しかし、他の交響曲も視聴してみると、「渋いですね」、やはり同時代の作曲家の作るものはよく似てくるものなんでしょうね。

あのオーケストレーションの酷さは慣れないと駄目です。マーラーでもラヴェルでも誰にも直せません。みんな失敗しています。あの酷いオーケストレーション=まさにシューマンの個性なのですね。でもあれをピアノ譜に直して演奏するとこれが凄い。無駄な音一切なし。まさにキチガイ・天才的ですよ。

現在第三交響曲、タバコフ、ブルガリア放送が終わって、「子供の情景」、6時からは第二交響曲です。

私は一昨年ツヴィッカウのシューマンハウス（シューマンの生家）に行って来ました。生家は町の中心部にありました。丁度、クリスマスで屋台がたくさん出ていましたが、誰もどこにシューマンハウスがあるかを知らないので驚きました。旧東ドイツではシューマンは日本ほどは人気がない様です。
シューマンハウスでは、案内人の方がトロイメライを演奏してくれたりいろいろと親切な対応をして頂き、良き思いでとなっています。

我が家の山ノ上オクラが、最近『クララ・シューマン』なるＤＶＤをＴＵＴＡＹＡから借りてきました。
　アラ・フォーのクララが２０歳のブラームスに心惹かれながらも、気のふれて来た夫シューマンに尽くす貞淑な女性・妻の役目を貫くというストーリー。
　出てくる音楽は『ライン』とブラームスのＰ協奏曲、クララのＰソナタ他。（クララの作品なんて聞いたことすらないです。）
　最近のドイツ映画なんでしょうかね？こちらでは楽聖の『敬愛なる・・・』と比較すると「はしにも棒にもひっかからない」というか、話題にもならない。（この映画ではクララも『ライン』の指揮をやっているのに）

シューマンの映画は数本TVで放送されましたね。たくさん作られているようです。現実は恩を仇で返した不倫・決して綺麗事ではなかったようです。

彼の精神病は鬱病も入っていたようですね。だからチャイコのように川に入って自殺しようとした。

地元の人は作曲家の家なんかには行かないですね。僕のベートーヴェンハウスにはまだ一度も行ったことはありません。シューマンハウスは音楽図書館なのでCD借り・買ったり、楽譜を借り・買いに行くだけです。二偕の博物館は日中はただで入れますが、まず行かないですね。音楽雑誌を見りだけです。

今回は生誕200年でツヴィッカウ・ライプチヒ・デュッセルドルフ・ボンで同時にコンサートなどをやっているようです。

今年のシェヴェチンゲン音楽祭は5回のコンサートがキャンセルで史上最多だそうだ！総監督が独裁状態じゃないの？いつも同じ状態でつまらないね。

こんにちは。
大学時代（音大ではないのですが）、憧れていたドイツに1ヶ月滞在したのですが、何故か作曲家の生家には全く訪れませんでした。ツアーだと、何かの都合で組み込まれているのかもしれませんね？
たまたま滞在したマンハイムはハイデルベルクに近かったので、時期も良かったのか、音楽祭や教会音楽に触れることができて、良い思い出です。
時が経つにつれて、ドイツ語は忘れてしまいましたが、聞いた音楽は心に残っています。
観光でいらしたお姉様方の心にも残っていたら、良いですね。

マンハイムでは今シェヴェツィンゲン音楽祭が行われていますね。今年は5回のコンサートがキャンセルされて史上最悪だそうです。

あそこはモーツァルト時代にシュターミッツとかマンハイム楽派が活躍して、モーツァルトが当時訪れて史上最高のオーケストラと称したオケがあったところです。

今またユーロが安くなったので日本人のツアーが増えてきました。

しかしあの保守的なWPもホルストの「惑星」ではチェロが指定どおりのコル・レーニョ・トラットやるのですね。SKDの主席チェロ奏者は弓が悪くなるのでやらないそうだ。バイロイトのコンマスの話ではそれは全く問題ないそうで、そのことがWPのレヴェルが何時までも落ちない理由か？

今WDR・FMでボンのシューマンハウスの放送してますね。お墓の話です。クララと一緒に駅から北に歩いて10分のところにありますね。

彼のエンデニッヒで作った最後の未完成のピアノ曲が流れています。

SWR Sinfonieorchester Baden-Baden und Freiburg
Leitung: Michael Gielen

Robert Schumann:
Sinfonie Nr. 2 C-Dur op. 61
今晩はギーレンが指揮する珍しい第二交響曲です。

予想通り、鋼鉄の音楽ですね。

こんにちは。

シューマンの交響曲のオーケストレーションをマーラーが直しているとは聞きましたが、ラヴェルもやってたんですか？

ラヴェルはシューマンのピアノ曲をオーケストラに編曲したのがいくつかあります。ハープとかピチカートとかラヴェルらしく入っているのですが、どうしても「展覧会の絵」の様に見事にできない。これじゃシューマンがやってもショパンがやっても同じですね。

今年のWPのシェーンブルンのコンサートもTVで誰かが「トロイメライ」をオケに編曲したのやっていましたね。上手く教科書どおりやっているのですが、ちっとも耳に残らないですね。シューマン本人がやっても同じだなあー！

今ラジオでやっているけど、ツェンダーのピアノ幻想曲をオケに編曲していますね。普通の編曲ではなくて「作曲された解釈」だそうです。ノーノは「マンフレッド」の和音を使って別の合唱曲を作っています、。

今ラジオで「ライン交響曲」のマーラー版を聴いていますが、弦が削られ木管が全面に出てくるのですが、やはり既成版と同じだなあー！弦を傷ってもあのキチガイじみた音楽は同じですね。オーケストレーションの酷い部分は結局はオケをとにかく良くきちんと合わせて丁寧に演奏するしかないようです。

今日のラジオはシューマンの「ゲノヴェーヴァ」。しかしこの曲聴くとワーグナーよりも完璧な書法と思うのは自分だけだろうか？なぜめったに上演されないのかそれが今でもわからない。

SWR2 Oper

Robert Schumann:
"Genoveva", Oper in 4 Akten op. 81
Bischof Hidulfus: Rodney Gilfry
Siegfried: Oliver Widmer
Genoveva: Ruth Ziesak
Golo: Deon van der Walt
Margaretha: Marjana Lipovsek
Drago: Thomas Quasthoff
Balthasar: Hiroyuki Ijichi
Caspar: Josef Krenmair
Arnold Schönberg Chor
Chamber Orchestra of Europe
Leitung: Nikolaus Harnoncourt

日記ウケました

日本は不景気と言えど安泰ですね

ピアノ曲はどうも日本ではショパンのほうが人気ですがやはり入試やコンクールに利用される機会が多いからでしょうね…

シューマンよりもショパンのほうが簡単でしょう。シューマンはすぐ10度が出てきますからピアノでは本当の上級者向けね。