Shigeru Kan-noさん
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最初のはいつものケルン・フィルハーモニーの公開練習だが、このなじみのない曲をこうやって無料で押し付けられるとやはり親しみが沸いて来るし、いつかは本番聴いてみようという気になる。ステンツとギュルツニッヒ。事実上のゲシュプレッヒ・コンサートで最初に解説があり、その主題なりを部分的に演奏で提示する、ミュンヘンぐらいしかやらない晩年のクラリネットとファゴットのための協奏曲。伴奏するのは弦楽器だけで12,10,8,6,4とハープが付くシステム。最後に全曲を通して終わる。この曲は傑作ではないが作曲者がガルミッシュでなければ出てこない和音の交換法が頻繁に出る。
夜はマルクス・クリート指揮のケルン音大の室内合唱団のコンサートに決めた。室内というからには普通の大合唱団もシュトットガルト同様あるはずなので、これはその選抜メンバーであろう。9,10,6,8の意外に変則な選抜方法。しかしこうのに東洋人は一切入ってこない。東洋人の歌科はソロで食えもしないのに傲慢になって馬鹿にしてこういうの嫌がるのだ。
この指揮者はシュトットガルトではSWRヴォカール・アンサンブルの常任指揮者で、当時ベルリンのリアス室内合唱団からルペルト・フーバーの後任として引き抜かれたが、ケルンではディッター・クルツのように合唱科の教授をやっているのでこういう催し物はただで聴ける胴長のおっさん。良くTVやラジオで出てくる。SWR・FMのインタビューで自分は何でも、現代でも古典でも、どんな編成の曲でも振る指揮者だそうだ。だからドイッチュ・グラモフォンからアバドと一緒に指揮したシュトックハウゼンの「グルッペン」CDが出ているのも不思議ではないのである。
最初のバッハのモテト「御霊はわれらの弱気を助けたまう」はピアノで言ったら平均律で言ったら前奏曲とフーガのような小手調べ。8分37秒。
次のリゲティの「永遠の光」は自分はシュトットガルトでクルツが客員教授として呼んだハンブルクのヘルムート・フランツのとこで歌ってみたが非常にテンポとリズムの取るのが難しい曲。16声部の曲だが、これを33人分に配分している。とにかく絹の織物のようで非常に美しい曲。日本でも実演を求めたい。10分49秒。
その次のシューマンの「4つの二重合唱曲」Op.141は言うまでも無く晩年の作品。けりの合唱団のダイナミックの迫力の凄さが聴けた曲だった。
ミヒャエル・プレトリウスのクリスマス・ソングのEs ist ein Ros entsprungenは凄くポピュラーで自分も散々オルガンやいろいろな編成の合唱でやらされた超有名な曲。
次のベルクのEs ist ein Reis entsprungen一文字だけがReisに替わっている初期の後期ロマンは様式の合唱曲。
ミヒャエル・プレトリウスのEs ist ein Ros entsprungenの同じのをヤン・ザントシュトレームが編曲したのが透明感のある奥行きなる作品。
メルクワイアー・ヴルピウスもEs ist ein Ros entsprungenはカノンだが合唱団をオクターヴ4声を四方にちりばめて始まり、最後には一緒に正面の舞台に集まるという構図。
以上休み無しの賞味60分のアカペラ演奏会は、外が氷点下15度の暖房の無いカトリック教会で、みんな黒いコートや襟巻きを着込んでの演奏。
作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 交響曲