Shigeru Kan-noさん
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スコア席って何でしょう? イメージが湧かないのですが・・
オケは日本の地方オケのレベルですか?
2011年01月16日 13時54分09秒
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スコア席とは席の前に豆電球程度のランプが付いているのです。舞台は半分くらいしか見えないのですが、そこで音楽学生などがスコアを読めるように作られた一番安い席です。別に学生じゃなくとも誰でもその席を指定すれば買って座ることができます。ウィーンでは毎回のようにそこを買ってオペラ好きがスコアやヴォーカルスコアを見ながらオペラに通って楽しんでいますね。音楽の人たちは舞台はつまらないので特に見ないのです。何時も音だけを聴いて楽しんでいるのです。僕もウィーンで楽譜持ち込んで良く座りました。ミュンヘンにもありますが僕は据わったことはありません。今回デュッセルドルフにもあることをしって次回からは楽譜を持っていこうかと思います。ただ歌っているほうはもうごまかしできません。ウィーンではちょっと歌詞を間違えてもブーや舌打ちが出ます。生でやっている音楽家にとっては恐ろしい苦戦の場ですね。
日本の地方のオケのレベルがわからないのでなんともいえません。特に目に付くミスはしないです。ただ弦とかが完全に合っていないのでちょっと硬くて濁っています。
2011年01月16日 23時31分54秒
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立場変わればって感じでしょうかね? 私は長丁場のオペラで舞台が見られなかったらワーグナー以外はほぼ100%寝てますよ!
ギュンター・ノイホルト指揮のカールスルーエ・バーデン州立歌劇場のニーベルングの指輪をCDで聞いた時は目からウロコでした。 地方でレベルの高いワーグナーを聞かれる環境の羨ましい事!!!
2011年01月16日 23時54分35秒
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ギュンター・ノイホルト指揮のカールスルーエ・バーデン州立歌劇場の「ニーベルングの指輪」は当時後半の2演目だけシュトットガルトから車で行って学生券買って見ました。フランス人の演出家なので凄く綺麗な舞台でした。冬でしたね。その次の5月にCD録音するとかで演奏会形式で新たに録音したのです。欲を言えばあの物凄く綺麗な舞台をDVDに取っておけばよかったと思います。もう見られないのは残念です。
僕だって舞台は少しだけ見ます。初めちらっと後はここはどう演出するのだろうと瞬間的に肝心なところだけですね。
2011年01月17日 02時01分48秒
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実際に聞かれたのですか (@_@)
又々羨ましい!!
私も後半の2演目を昨年新国立で鑑賞しましたが演出に不満で実際黄昏の終了時の客席はブーイングとブラヴォーの掛け合いでした・・・
2011年01月17日 08時04分11秒
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当時どこでも「リング」やっていなかったのでちょっと餓えていたのですね。それで予定表見てたらカールスルーへで偶然やっていましたが、既に「ワルキューレ」まで終わったところでした。まだ「ジークフリート」以降があるというので友達と協力してシュトットガルトから車出して見に行きました。アウトバーンで約1時間で付けます。
でもここに長く住んでいると、ウイーン・ミュンヘン・バイロイト・シュトットガルト・ケルンまでどこでもリングは10年おきに出してきますので心配は要りません。
世界のどこでも劇場100周年記念とかあるとすぐ出しますね。
2011年01月17日 17時23分50秒
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本場で見てみたいけど字幕が無いからな〜(-_-;)
字幕を追うって行為も結構眠気覚ましに有効なんですヨ(^^)v
2011年01月17日 21時08分25秒
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字幕は舞台の上のほうに幻灯で放射します。従がって良い席に座ると舞台はよく見るのですが字幕を見上げるような形になり、首が痛くなります。これを読んで楽しむには一番安い天井席を買う必要があります。確かに舞台は全部見えにくいですが、字幕はすぐ目の前にあり凄く読みやすくなります。
なんか音楽付きの小説を読んでオペラを楽しんでいるって形になりますね。特に現代オペラの初演は何が何だかちっともわからないので字幕は必ず見ます。
2011年01月17日 22時17分11秒
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そっか(゜o゜) ドイツだからってオペラが全部ドイツ語じゃ無いですものね? 字幕って有るのですね!
でも日本語の字幕は無いですよね・・・
2011年01月17日 22時48分57秒
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昔は全部ドイツ語訳でした。僕が1986年に来た時のウイーンのフォルクス・オーパーは全部ドイツ語でしたが今はすべて原語上演のようです。
シュトットガルトも1987年当時はロシア・オペラとチェコ物はドイツ語でした。今ではロシア人などがたくさん手に入りますから、全部そのままロシア語などの原語でやるようです。
新国は字幕はまだですか?ドラマトゥローグによる解説はまだ無いですよね。そもそもそんな職業が日本では存在しないです。やはり解説があると無いでは聴衆の理解度が全く違います。プログラムは売っていますがそれを勝手に買って読めじゃ全然駄目なのですよ。ここではコンサートもあります。解説の途中に音楽の実例を録音で30秒ぐらいところどころで流します。それがコンサートやオペラの加熱に繋がっているようです。更に時々公開練習もたまにあります。コンサートは毎週、僕はオペラは最後には「トリスタン」の第一幕の練習風景を見ました。聴衆を育つのはそういうことをめんどくさがらずに地道なお金を使ってやっているからなのです。決して音楽大国だからではありません。更に子供への教育も熱心です。どこの学校もたまにバスを借り出してオペラに自動を連れてきますね。とても大切なことなのです。なぜならば外国語の学習のように大人になってしまってからでは遅過ぎるのです。
本当にクラシック音楽の聴衆を増やすにはその音楽に関する理解度の高さがバロメーターなのです。クラシック音楽に全く興味がない人の理由はただひとつなのです。どこでも結局何回聴いてもわからない・理解できないということなのです。
2011年01月18日 01時21分36秒
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新国でもオーチャードでもサントリーでも東京文化でも日本語訳の字幕は有りますよ。
解説が有るのは一部のコンサート・・例えば飯守さんのシティフィルとかNHK音楽祭とか限られますね!
子供の団体が一般の観客と一緒に鑑賞ですか? 騒音問題は発生しないのでしょうか? 信じられない・・
2011年01月18日 01時47分02秒
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じゃ、誰かのいっていたのは本当でしたね。後は解説かなあー?これも人が前に立って教える形じゃないとやはり身につかないんですね。学校の授業と同じです。
その解説とは所謂トーク・コンサートとは違いますよ。それはまた別にあります。指揮者が解説するのではなくて音楽学者や批評家・ジャーナリストらが本番の1時間前や30分前に会場またはロビーで椅子並べてやります。
もちろん子供が入るときはにぎやかです。それでもどんどん演奏します。やっていると次第に乗ってきて静かになるのですね。将来の聴衆ですからとても大事な公演です。
2011年01月18日 07時43分53秒
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2011年01月21日 18時08分24秒
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では、歌は独学で?
2011年01月22日 03時09分44秒
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そのようですね。指揮科でちょっと教えますが、イタリア古典歌曲などの基本ぐらいで、だからこそ彼はかなり前から指揮をやりたがったのですね。
2011年01月22日 05時28分08秒
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このオペラはもう名作の範囲を超えてプッチーニの最高傑作の「トスカ」と並ぶ最高傑作のひとつではないだろうか?演奏頻度を考えるとそうなるし、当日もその期待通り聴衆はほぼ満席であった。その要因は各幕の場面や音楽のコントラストの美しさにある。幾らオペラの最高峰の「トスカ」といえどもここまではコントラストに関してだけは成功していないものである。
何しろドイツの地方のオペラは将来ミュンヘンやウィーン、ミラノ、メトなどへの歌手の登竜門という形での練習場なので、この日も決して上質の上演とは行かないものだが、それとは裏腹にトラをいくら使ってもやりさえすれば「カルメン」のように集客が確実なのではある。
このオペラは解説書が無数に出ているので何も言う必要は無い。批評も無数にあるので今更ここだけを取り上げて良し悪しの云々を言っても空しいだけであるが、聴衆に音楽を徹底的に理解させるとはどんなに効果的なものかは、いつもの上演30分前にドラマトゥローグの解説に付き合ってみてその大切さを嫌というほど感じた。もちろん売っているプログラムにも解説はあるのであるが、やはりオペラは社交場だし、結局みんな買っても読まないし読む余裕も無い。やはり人が前に立って口すっぱくオペラのことを話したほうが強制力があるので頭に良く内容が入る。
演出はカーセンと言う人だが、そこら中でプッチーニ専門に演出している人か?いつものネクタイ背広ではなくて伝統的は歴史的伝統演出である。そういうのにやはり聴衆も付いてくる。もちろんウイーンやスカラ座・ミュンヘンのゼッフェルリの巨大な舞台を見たらもうそれ以上は出てこないので、もちろん自分も普通はドイツの田舎の演出には関心が無い。
第一幕は文字通り、部屋の中にストーブとベットがあるだけ。予算が無く壁も窓も作れない。すとっとがるとも同じだった。演奏はゆっくりなところはゆっくりにしすぎる。バランスもおかしい。歌手には注文が無数にあるがここでは言わない。
その簡単な舞台から第二幕に行くときには休憩をおかず、幕を閉めてまたすぐに出して、最小道具は出演の歌手全員で持ち出してきて一気ににぎやかになった。少年少女合唱のたぶん個々の合唱団の子供たちであろう。ウィーンのようにソリスト的に上手いとはいえないが雰囲気はある。途中の愛の場面で周りの男たちが脱ぎ始まったが、一人だけ全部脱いだのがいた。ほぼ台本どおりの「ボエーム」でここまでするのかは疑問。
休憩の後の第三幕もたいしたことは無いが、その舞台の上のドイツ語訳の字幕を読んでいるうちにこんなに美しい詩的な台本なのかと涙が出てきた。音楽でも演出でも無くドイツ語訳の台本で感動したのはこれが始めてである。
第四幕も同様。最後までこの若手指揮者による音楽の荒さは直らなかった。伴奏がいつものデュッセルドルフ交響楽団ではなくて、隣の町のオペラから引っ越してAクラスだが給料で1ランク落ちるデュイスブルク・フィルハーモニ―管弦楽団なのである。こうやって隣も町同士で練習するオペラの数を減らして税金を節約しているのである。いつものようにインテンダントが礼儀正しく、オペラハウスの入り口に立って客に挨拶をしている。
唯一つ自分の座った最安の席に豆電球のランプがついているのを発見。れっきとしたスコア席だ!ウィーンやミュンヘンしかなかったと思ったがここにも久しぶりのスコア席があるので感動。時間をスコアをにらめっこでオペラを“聴きたい”!もう音楽家はこれでごまかせなくなる!演奏家は覚悟せよ!!
作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 交響曲