Shigeru Kan-noさん
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ケルンのフィルハーモニーのステンツの公開練習はベートーヴェンの「エロイカ」から第二楽章。このオケもすっかりピリオドの流行に嵌ってしまったようだ。更に第一ヴァイオリンと第二ヴァイオリンを双頭に配置して、それも12人ずつ完全対象形にしている。ヴィオラは中央に8人、チェロは3人ずつに分けてバイロイトの様に左右に、コントラバスも同様で二人ずつ左右。
コンサートの日・月・火の3日間なので、今日は第一回目の練習なのだが通してみたところ技術的には既に完璧で、後は解釈が入ってないだけである。途中木管のバランスはオーボエが突出して直していたが同じ意見である。
テンポはガーディナーやノリントンなどと全く同じ「当時のテンポ」というやつ。速いので15分はかからないから葬送行進曲でもせっかちになる。更に古楽器の自然トランペットなどで割れやすく劇的ではあるが、fでも割れるので重みが不十分になるのはピリオドの特徴である。ヴィブラートの無い弦もそれに加担しているのかもしれない。
入場無料の観客はもう2000人に追ろうとして正面のポディウムまで提供するほどほぼ満杯状態である。いかにオーケストラの練習の公開が聴衆増に結びつくかの典型的な例である。
夜はボン大学でまた聴いたことのない知らない最後のオケ「カメラータ・ムジカーレ」の演奏会に行く。個々の大学オケはすべて講堂でやるがどこの大学でも同じように1500人の聴衆は入る。その講堂の正面にはどこでも同じように数十のストップはあるであろう大オルガンが設置されているがいまだにそれを弾く人を聞いたことがない。音大で無いのでなかなか人材が確保できないのか?ここの講堂では更に後ろにも小型オルガンが置いてあり、まるでケルンの大聖堂の様である。礼拝もやるのだろうか?教会と言っても大学では別に礼拝堂があり、そこでは毎日曜日にミサやカンタータなどをやっているので信じがたい。
今回のコンサートはプログラムが凝っている。このプログラムだとプロのオケは客の入場が見込めないので絶対避ける内容。アマチュアだからこそ無料で採算を無視してやれる大冒険である。プロオケではせいぜい放送オケが放送用の録音のために非公開でスタジオで録音する程度であリ、決してフィルハーモニーなどの公開はしない。
最初の音楽はアントニオ・カルロス・ゴメスのオペラの序曲“Il Guarany“である。演奏の方は最初から音が合わない。これは大変だ、最後まで続くかしらと思うのだが、やはり最後までがんばって半年間練習したらしく続いた10分間の音楽。
次のミヨーのバレエ音楽「屋根の上の子牛」は有名な多調音楽は合わなくとも聴きやすい。このオーケストラは一調の音楽でも多調に聴こえるので問題が無い(笑)。
休憩の後のサン・サーンスの交響曲「ローマ」はラジオでもCDでも聴いたことのない作品番号の無い逸作。主題・動機の扱いが目に見えるようにわかる単純な曲だが、それでも40分は超える力作。メロディーが単純で和声が凝ることのないアカデミックの典型なのでとにかくちゃんと演奏したら?凄く美しい曲!
ここの学生オケは作るたびに相変わらず弦が多すぎる。金管以降は全部トラであろう。序曲以外はどんどんいなくなっていった。最後に出口で少し献金して家路に着く。これで自分の振ったホッホガルテン・オケ、コレギウム・ムジクム・オケと3大オケを全部聴いたことになる。一番偉いのは後者。今回の来週はショスタコの5番とエルガーのチェロ協奏曲、更に別のコンサートで合唱曲をやるらしい。
作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 交響曲