Shigeru Kan-noさん
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まず上演の30分前にいつものように解説があってシェフ・ドラマトローギンが出てきて原稿無しで20分間話す。まずなぜそんなに人気の無いブリテンの代表作をやるかを説明。我々はいつも観客が集まる「魔笛」や「椿姫」をやるわけには行かない。無調や委嘱作品ともあわせてやる。まあー、生きたオペラとしての証であろう。
このハウスは2013年のブリテン生誕100周年に向けて着々と準備している。来月は「ビリー・バット」の新演出も控えている。あのラモーのオペラのようなシリーズでやっているし、まさか同じ記念年のワーグナーやヴェルディもおろそかにはしないと思う。
カラマンの演出はもちろんいつもの慢性的な予算難で行われるので期待して舞台を見ても何も出てこない。やはり上演中に怒ってドアをバタンと閉めて出て行く人は2.3人いる。英語の字幕付きの原語上演なのでミュージカルと勘違いする人がかなりいるらしい。中身は言うまでも無く深刻な音楽である。ここではいつものようにスコア席に座って音そのものを研究するに限る。しかし今回もデュイスブルク・フィルがピットに入っているので、やはり音の硬い印象派最後までぬぐえない。音のグリッフなどの単純ミスはほとんどないか、このオーケストラは20年以上も前の「ローエングリーン」から気にしていたが、アインザッツミスが常習になっているらしい。どうも指揮者も休符の数え方に煩い人がいないらしい。トランペットのマーラーの「千人」のハイEbよりも高いハイEまで音階で駆け上がったことは賞賛されるが、休憩時間にトランペットセクションを見てみると全員C管のうえに少なくとも2本はピッコロ・トランペットを併用しているらしい。これじゃほとんど当たり前である。
しかし今回の歌手陣は最初から声が出ていて調子が合っていた。これでやっと普通のオペラハウスの水準といえる。
オペラの内容に付いては解説書などを見ればわかるので特にここで書くことではないが、このドイツのハウスでもかなり上演回数が多くて自分も10年ほど前にイタリアに行く途中で寄ったミュンヘン国立歌劇場以来2回目である。そのスコアリングはかなり複雑で、音は無調でもないし決して厚くは無いが冗談でも決して易しい指揮とはいえない。いわゆる近代音楽の最後の作曲家であるが、同時に調号を持つイギリス印象派の最後の人物であろう。ブリテンは長時間の複調で歌手と管弦楽を使うことも躊躇しない以外に斬新な書法ではある。同じ年にジョン・ケージが生まれている。
イギリスの作曲家でこの人だけが実力の割には「サー」の称号が無い。それは第二次大戦の1939年にドイツのミサイルか怖くてアメリカに逃げた為であるが、その裏の話はホモ相手のピーター・ピアーズとの生活が当時の保守的なヨーロッパで認められなかったため、自由なアメリカで戦争中に散々自由なホモ恋愛を楽しんでいたことは真相だそうであると、このオペラの女性の解説者は言う。
作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 交響曲