Shigeru Kan-noさん
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クラウス・ヘルムート・ドレーゼが死去!演出家で総監督、88歳、アーへン生まれ、ケルン、チューリッヒを通って、アバド時代のウイーン国立総監督時代に大赤字を出して一期で退任、その後プラハの春、ギリシャに転出・どさ周り。
2011年02月17日 01時43分37秒
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前回はここで「パラダン/勇者たち」を見て、町にはそのときの上演のCDが溢れている。今回はここの第二弾としてより有名な「プラテー」を取り上げている。またCDになるのか?
以下今のところ知りえるデーターは次の通りである。
スコアを見てわかることは「タンホイザー」やグルックの「オルフェオとエウリディーチェ」と同じくパリ版とそのほかの版(ここでは初稿のヴェルサイユ版)があることである。作曲年代:1745年、改定1749年。初稿の初演がベルサイユ、改定稿がパリの中心地(ガルニエあたりか?)。演奏時間が2時間とされるが今回はプロローグと第一幕60分、第二幕と第三幕70ほどかかっていたが、スコアを見る限り最終幕のバレエやレチタテ意―ヴォは少しカットされていた。上演前に解説では誰の委嘱で実際に誰によって初演されたのかは不明。確実にわかることは結婚式の余興で演奏されたらしい。
軽快な内容と音楽による喜劇(コメディー・リリック)だがギリシャの神の素材もかかっている。「ナバールの女王」同様皇太子の婚礼に際して上演された作品とある。改定稿のパリ版ではリブレットも変更された。配役:フォリー(S)、クラリーヌ (S)、タリ(S)、ジュノン(S)、愛の神(S)、プラテ(T)、シテロン(Br)、ジュピテル(Bs)、台本作者:オトロー。
管弦楽はまた客演のデュッセルドルフ・ホッフ・ムジーク管弦楽団でピリオド・オケ。弦がバロック棒により透き通った音で66342、フルート2はピッコロ2やリコーダー2持ち替えで、打楽器のサンダーシートなども担当、オーボエ4、ファゴット(たぶんバスーン)2、チェンバロという陣容。
いつものようにこの劇場は声の立ち上がりが悪い。聴こえないのである、たとえ聴こえてもも調子が凄く悪い。このコンラド・ユングハーネルという指揮者よりも総元締めのGMDは何をしているのだ!?
カロリーネ・グルーバーの演出はどうも余りにパリのシャトレ劇場などに通いすぎた、明るくてユーモアのある趣味の良いフランス風の舞台づくりと動き。事実上のリムスキー・コルサコフの「ムラダ」に見られるバレエ・オペラである。プラテの最後までの女装には参ったが、たとえ彼がハイCをどれほど連発してもどの歌手も最上のスペシャリストを使っているとは言いがたい歌唱能力。
スコア席でスコアを見ながらの鑑賞なので、当時の和声法の技術が良くわかる。芸大和声が完成する前に音楽語法とはこういうものかをまざまざと見せ付けられる。ドミナント和音が解決される前に主和音が、または主和音が出てきてからのドミナント和声が残っている状況の音楽である。西洋の和声楽の発展段階をまざまざと見せ付けられる作品。でも演奏そのものは前に書いたパリの倍音ピリオド・オーケストラのように荒く仕上げられた音響。
作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 交響曲