Shigeru Kan-noさん
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昨日は同時刻にデュッセルドルフ在住の日本人演奏家による津波の慈善コンサートがあったようですね。今頃知っても遅い!
2011年04月09日 22時41分17秒
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実は今シーズン初めてフィルハーモニーに行く。いつもオペラに同時間に忙殺されて公開練習だけで済ましてしまうのだ。
いつものように1時間前の解説にCDを買っていたので2・3分ちょっと遅れて行く。ヤンソンスのショスタコーヴィッチの交響曲全集が安くなったのだ!今日のコンサートの解説者のミヒャエル・ストゥルックはWDR・FMの朝っぱらから良く出てくる現代音楽の解説者、クラシックもやるらしい。今日の曲目のベートーヴェンの6番は名演聴き比べで始まった。まず第一楽章から、E・クライバーのケルン放送響の1955年は速めの9分30秒、フルトヴェングラーのベルリンフィルの1954年の録音は遅めの11分45秒で昔の古典派の遠い思い出の様に響く。最後にノリントンのロンドンクラシック・プレーヤーは最速の8分00秒で完全なスコアと信じてバカ忠実に響かす。次に3楽章、最後に終楽章を聞き比べる。言うまでも無く一番自然に響くのはフルトヴェングラーである。何でスコアに完全に忠実が不自然に響くか?作曲者のテンポ指定が確実・完全ではないからである。なぜ散々試され演奏尽くされた後のテンポが自然に響くのか?長い経験の賜物でテンポが一番適切なところに落ち着くためである。そのほか水曜にFM放送用にインタビューされたヘンヒェン自身の意見も加える。
それで本番だがヘンヒェンのテンポはノリントンに順ずる速さ。トロンボーンがバロック・ポサウネンでトランペットだけが自然トランペットなのでピリオドと思うと、弦がちゃんとヴィブラートをかけている曖昧なやりかた。
この東ドイツの指揮者は長らくベルリンのカール・フィリップ・エマヌエル・バッハ室内オケで有名だったのでピリオドも専門家的のイメージが強いが、オランダのオケに転出してからはマーラーの交響曲とか「リング」とかでよく名が上がる。自分の持っている2つのヘンヒェンのマーラーの6番のPSオケのCDはどうも練習なしで通したのでティンパニとかアインザッツの間違いだらけだが(79分02秒)、オランダフィルの方はちゃんと練習してから録音したせいかまともに取ってある(82分49秒)。棒がエッシェンバッハより上手いし、ユルグ・ペーター・ヴァィグレのように要するに東ドイツ風のオーソドックスに音楽するので安心感があるが、マーラーやワーグナーの様な狂った音楽は耳が悪くとも棒が下手でもエッシェンバッハのような異常なキチガイ指揮の方が面白い。事実数年前エッシェンバッハが病気でヘンヒェンがNDRに代演したマーラーの3番は綺麗ごとだけで余り面白くなった。(9,20繰り返し無し、12,21、5,05、3,36、9,30の39分52秒)。
休憩はホワイエの5月に開かれるブーレーズ音楽祭の展示を見る。「ル・マルトー・サン・メートル」に使われる打楽器の試演も個人で楽譜を見て自由にできるのでとても親しみが沸く。音も聴けるらしいが時間が無かった。展示の楽譜類・新聞・本などはみなダルムシュタットの現代音楽研究所から借りているらしい。ちっと見ないで要るとブーレーズの徐々に変わっているらしく、あの「ドン」のNouvelle Versionに1989年版があるのを今になって発見。1957年お9月25日のダルムシュタットの第三ソナタはブーレーズ自身が演奏だったことを確認。彼もピアノでコンセルヴァトワールの試験は落ちたが、ピアノ演奏自体は上手いということはあの「ストルクトゥール」のCDで昔からうすうす確認して自分と同じでは無いかと自己満足。マーラーの10番の完成版はアルブレヒト・ギュルシング、レモ・マゼッティ、デリー・クック、クリントン・カーペンター、ジョセフ・ウエーラーの全校訂者の名前を確認。
後半はワーグナーの「神々の黄昏」の40分の組曲。明るくて健康的なので暗くない。葬送行進曲はティンパニに角を立たせるが第一トランペットを無理やり酷使しないので感動も80%、こういうのはA・ネルソンが知っている。最後の結尾の前のクライマックスから休符を置かないでそのまま流れ込むやり方は、テインパニを強打するサワリッシュ、3本のトロンボーンを鳴らすバレンボイム方式に準じて現代的であるが、彼は前者のサワリッシュ方式を採用し解釈が良好になる。
作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 交響曲