Shigeru Kan-noさん
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2011年05月30日 04時21分11秒
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この演目は今までドイツでは避けてきた。昔ウイーンのFMで聴いたカラヤン・ベルリンフィルでさえ音が荒く少しもイタリアの音が見えなかったので、その下級オペラハウスでは上演は不可能と思っているからである。
従ってこれを最後に聴いたのは「ヴェローナ」ということになるが当日はあいにくの雨で第三幕の子供の歌声のところで残念ながら0時をすぎ中断してしまった。このウイーンで散々聴いた耳にはドイツの「トスカ」の音がいかに耐えられないかは考えなくともわかる。ウイーンで200円でパヴァロッティを聴いてしまったらシュトットガルトでドミンゴに10000円も徹夜して出せるだろうか?
しかし当たるときは当たるものである。しかし悪い演奏を聴くのも勉強の一つではあるが。
このデュッセルドルフの出は音程ははずしていないし声は出ていたのでいつもの癖は抜けていた。今上演は前回からタイトルロールがキャンセルしてチューリッヒから引っ張ってきたラファエラ・アンジェレッティという一応のイタリア・ブランドである。更にお相手のカヴァラドッシはグスターヴォ・ポルタの同じブランドであろう。これで聴衆は騙せたかに見えた。しかし玄人の耳はどうしてもごまかせない。これだけ酷い声のイタリア人がどこのイタリアの歌劇場で歌っているであろうか、探せ出せたらたいしたものである。イタリアの歌手はどんなに無名でも最低限の声を確保してくれるものであるが、今上演は声を壊しでもしない限りこういう状態にはならないという代物であった。
もちろんこの上演はそれを引っ張る指揮陣にも責任がある。速いところを遅く遅いところを速くするのであるから作品がいびつになるのが当たり前である。それに棒が大雑把で不明確なものだから冒頭のティンパニでさえ出を間違う。楽器がアンバランスではもらないものだから個々のミスは無くとも音が汚い。トランペットの抜けは正しくないし、ティンパニの撥の選定は間違っている。弦はつやを出すことを忘れるし他の楽器に隠れて不明確。これで伴奏するのであるから歌手の苦労は人並みではない。演奏が止まらないのが奇跡なほうである。
演出は原則的に伝統に沿った演出。一部背広だか近代なので違和感はほとんど無い。ただし第二幕と第三幕の間に休みは無い。死んだはずのスカルピアがそのまま死んだ格好で牢獄の看視を歌っている。最後のトスカは自殺しない。回りの看守に捕まってしまうだけの感動しない筋である。
作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 交響曲