Shigeru Kan-noさん
月別ブログ(日記)一覧
トラックバック
このブログのトラックバック Ping-URL :
http://www.c-music.jp/tbblog.php?id=12347
Museカテゴリー
フリーワード検索
ダイエッ
ト講座番
外編その
12
もう販売しなくなって大分た・・・(小原 なお美さん)
ダイエッ
ト講座そ
の19
どこでいつ読んだのかは忘れた・・・(小原 なお美さん)
ドヴォル
ザーク:
交響曲
第9・・・
・Symphony No.9・・・(uzuさん)
Mariaさ
ん
オーストリア ザルツブルクと・・・
ききちゃ
んさん
こんにちは。クラシック音楽・・・
みかんさ
ん
こんにちは。周りにクラシック・・・
アトリエ
アルファ
横浜にある木管楽器専門店です・・・(星のジュウザさん)
初めまし
て。(足
跡帳)
ご挨拶代わりに私のシンフォニ・・・(平行五度好きさん)
第4回
日本クラ
シック音
楽祭・・・
只今11月24日(日曜日)の・・・(Mariaさん)
いつもの様に開演30分前にドラマトゥロギーよる解説があったが、時間が無くて途中から出たので全部聴いていないが、主に台本の筋に関するものだと思う。もちろん言うまでも無くシェークスピアの「ウインザーの陽気な女房たち」が元になっている。オットー・ニコライの代表作もそうだが、こちらはお笑いという点では遥かに優れている。
また更に言うまでも無くヴェルディ最後のオペラではあるが、今まで使い古された語法だけを新しく再構成して、今まではない組み合わせを実現・完成しているために、聞き手に新しい学習を強要し、それが相当の苦渋をもたらしそれと同時に、このオペラの長寿性を保っている要因にもなっている。
演出は元ケルン・オペラのインテンダントでまた普通の演出家に戻ったミヒャエル・ハンペであるが、普通のオーソドックスな舞台作りであり、ウイーンのオットー・シェンクやミュンヘンのアウグスト・エヴァーデインクを思い出させる。しかし極めつけとして重い巨体の「ファルスタッフ」をきちんとテムズ川に落とさなかったのかはなぜかわからない。
曲ので出しはさすがGMDの特権らしく練習を積んだ跡があって歌手の声の高さも出も満足のいく形になっている。特に序奏のオーケストラの楽曲の構成法は余りにも凝っているために音響的に混濁してしまうのであるが、これも上手い処理によっているのかオペラハウス自体の響かない音響のためなのかは別として、聴きやすく見渡しの良い内容になっていた。
歌手陣のまずタイトルロールのファルスタッフは、いつもここのオペラハウスの最近の酷い声に悩ませられてきた筆者にとっては、朗報でどこにでも出せる水準に戻っていた。次の役のフォードも脇役という水準という意味では問題の無いレベルであろう。それに比べて女声陣はどれをとっても高水準で甲乙つけがたいレベルに達していた。この純度の美しさだとヴェローナにも出せるといったところである。それともGMDがいい歌手だけを自分の好きなように独占してしまったのかもしれない。
強いて難点というとオケの楽器の種類が違うと同時に音が出る様になっても合いにくい。それは声とオーケストラでも同様である。コーバーの指揮の曖昧さも原因の一つではあろうが、曖昧でもプローベで煮詰めることはできたものである。しかしこの指揮者が「トリスタン」よりも性に合っているのか音色上適役とは思える。ドイツ人でドイツものがあんまり会わない指揮者もちょっと珍しい。
このオペラはウィーン・シュトットガルトともう3プロダクションめだが、各幕の場面転換に「ラインの黄金」や「ジークフリート」・「神々の黄昏」のような間奏曲を書いてくれなかったのでその都度音楽が止まって時間を浪費するので、帰りの時間を見失い汽車に乗り遅れ1時間送れて帰宅したのは2時ごろであった。
作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 交響曲