Shigeru Kan-noさん
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ごぶさたです。ご活躍のようですね。
それにしてもこのグラフィック、インパクトあります!
胸が痛むとのこと、ちょっと気になります。クリスマスや年末も控えていますし、どうぞ身体お大事に…。
今年の日本での震災は、自然が起こしたことの結果とはいえ、世界中にも多くの余波を与えましたね。
旧約聖書からの引用は意義深いものがあります。
今年の出来事を振り返るのにふさわしいテーマだったのではないでしょうか。
どの曲も普段聴かないジャンルなので、調べてみようと思います。
2011年12月18日 12時19分30秒
2011年12月18日 18時34分47秒
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12月16日、ケルンフィルハーモニー
折からの暴風雨で風邪もこじらして肺炎の疑いがあり胸が痛むのだが誤魔化してこのコンサートに乗り込む。
いつものように1時間前に今日のコンサートの解説。最近のはちょっと凝っていて高校生によるリトミック楽器のよる自然の表現の実演も2回入っている。で更に今日初演される作曲家自身解説の時間をもつ。自分にとっては最近は言い訳にしか聴こえない。
今回のテーマはあの日本の地震と原発を意識したのか「自然災害」だが、多くは聖書からの引用。
第一曲のシェーンベルクの「天地創造のための前奏曲」作品44(1945)。めったにやらない作品で合唱が付いているのは極めて珍しい壮大さを感じされる曲なのだが、肝心の合唱はWDR放送だけなので40名足らずの小さな編成で余り出番が無くそれもヴォカリーゼ。6分なのですぐ終わるのも壮大さを退化させて決して代表作とはいえない音楽。いつもの様に指揮のルペルト・フーバーは風変わり。頭の毛をそのまま口ひげにつけたような格好にWDRオケとコア。
二曲目のイサン・ユンの曲がかかるのは今日では珍しくなった。1971年のWDRの委嘱作品の再演らしい。例の拉致事件のすぐ後の話で、今日では作曲のアイ・ウエイウエイ的な存在であろう。ベルリンの芸大では東洋の政治犯の芸術家をすぐ教授にするスキャンダル人事の一つ。50歳過ぎてからの作品であるが彼にとってはまだまだ初期の作品の一部。激しい表現とは裏腹に語法の未熟化は隠せない優しい東洋のおじいちゃん。通常のヴァイオリンが無い3管編成はストラヴィンスキーの「詩篇交響曲」に近いか?3人のソプラノはそれぞれコンガの付加打楽器も叩くので苦労する。
三曲目の委嘱作品はその名前を聞いただけで既につまらなさを表出する代物。オスパルトは25年前から知っている中堅のドナウエッシンゲンだけで上げてもらった作曲家。彼には決して傑作は書けない、と自信をもって言える人物の一人である。文字通り微分音を使っているのだが誰にでもできるし、何のため?の疑問が先に来る。弦はチェロとコントラバスだけのB・A・ツィンマーマン方式。NRW出身者だからこそ選定が甘くなるのか?
最後の曲が本当に実演を今回聴きたかった音楽。ストラヴィンスキーの「洪水」。言うまでも無く旧約聖書のことだが、初演はCBS・TVがスポンサーになって途中で2回無理に切断してコマーシャル・スポットを入れたとか?晩年の12音時代のめったに演奏されない作品だが、先のシェーンベルクの例にもあるように、何時もアメリカの委嘱作品は商業主義に振り回されて最悪のものしかできない、音楽のジャンルとしては「兵士の物語」に入るらしく、ドイツのオペラハウスでも舞台上演の例があるそうだ!
作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 交響曲