Shigeru Kan-noさんのブログ（日記）〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

　
最近のネットのダウンロードによるCD不況から最近はテーマ別や人気アーティストだけのアルバム集だけの企画が目立つ。これも前者の部類でいろんな「アヴェ・マリア」を集めたもの。

バッハのグノー編曲は平均律に若干余分な小節を足して例の歌詞を付けて歌曲に仕上げたものをチェロでやっているので繰り返すことも無くすぐ終わってしまう。

カッチーニの2番目もさらっと仕上げていて長ったらしくなくあくまでも絶対器楽曲としての仕上がり。
シューベルトは同名の歌曲をサクソホーン・カルテットでやってみたものだかデリケートな長めの仕上がりでこの楽器特有の煩ささはない。

アルカテルトの「アヴェ・マリア」は知らない曲だが、礼拝の前の前奏曲のような雰囲気の音楽である。

サン・サーンスのアベ・マリアはグノーのミサのように演奏容易で何時もの様に非常にわかり易い曲。相当短い。

次のは第一曲目と同じ曲をチェロのアンサンブルに編曲したもの。結局はすべての楽器に可能。

「カヴァレリア・ルスティカーナ」の作者の「アヴェ・マリア」はそのオペラの間奏曲から取ったもので非常にカトリシズムな曲。軽すぎるファゴットの編曲が妥当とするかどうかは別問題として。

次もシューベルトの「アヴェ・マリア」。ハンドベルの演奏は自分も昔東京の教会で参加した事があるが一人に2個ぐらいしかもてないので大人数が必要な曲。

ケルビーニはパイプオルガンの連弾。ありそうでめったに無いのがこの演奏スタイル。普通はストップのアシスタントが大半。

ブルッフの作品はあの代表作のヴァイオリン協奏曲のように渋い音楽ではなくイタリア風に澄み切って始まる。しかし徐々にレチタティーヴォが入りオペラ風になり相当長い作品。

最後はまた第一曲に戻ってピアノだけの演奏。今回は歌だけ入ってなかったのが残念だ。

1.J.S.バッハーC.グノー：アヴェ・マリア （藤森 亮一 チェロ）J. S. BACH - C.GOUNOD : Ave Maria ( Ryoichi FUJIMORI Cello )
2.カッチーニのアヴェ・マリア（池田 昭子 イングリッシュ・ホルン）Ave Maria - Caccini ( Shoko IKEDA English horn )
3.F.シューベルト：アヴェ・マリア （アルディ・サクソフォーン・クヮルテット） F. SCHUBERT : Ave Maria ( Hardi Saxophone Quartet )
4.J.アルカデルト：アヴェ・マリア （紙屋 信義 パイプ・オルガン）J. ARCADELT : Ave Maria ( Nobuyoshi KAMIYA Organ )
5.C.サン＝サーンス：アヴェ・マリア（池田 昭子 オーボエ）C. SAINT-SA鎭S : Ave Maria ( Shoko IKEDA Oboe )
6.J.S.バッハーC.グノー：アヴェ・マリア （ラ・クァルティーナ）J. S. BACH - C.GOUNOD : Ave Maria ( La Quartina )
7.P.マスカーニ：アヴェ・マリア（岡崎 耕治 ファゴット）P. MASCAGNI ( Koji OKAZAKI Fagotto )
8.F.シューベルト：アヴェ・マリア（クローバーベルフレンズ ハンドベル）F. SCHUBERT : Ave Maria ( Cloverbellfriends Handbell )
9.M.ケルビーニ：アヴェ・マリア （紙屋 信義 & 山田 千夏 パイプ・オルガン連弾）M. CHERUBINI : Ave Maria ( Nobuyoshi KAMIYA & Chika YAMADA Organ )
10.M.ブルッフ：アヴェ・マリア（藤森 亮一 チェロ）M. BRUCH : Ave Maria Op.61 ( Ryoichi FUJIMORI Cello )
11.J.S.バッハーC.グノー：アヴェ・マリア（山田 千夏 ピアノ）J. S. BACH - C.GOUNOD : Ave Maria ( Chika YAMADA Piano )

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