Shigeru Kan-noさん
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ノーノはやはりヘンツェと同じ共産党委員だった。しかしヘンツェのような男好きのホモではなくて酒と女好きだった。俺がイサン・ユンのとこにいたときに酒飲み過ぎて死んだらしい、とそばにいたハインツ・ホリガーがいっていた。一回ウィーンの音大でゼミナールを聞いたことがあるが、あの三羽カラスの一切の反論を寄せ付けない一流の語り口と、あのドイツ語の恐ろしくぶっ壊れた声の話しぶりは印象的だったが、集中力は弟子のラッヘンマン以上だった。
2012年11月11日 17時21分08秒
あるアメリカの作曲家が言うには、共産主義者といえばブーレース、ベリオ、クセナキスら全員そうらしい。ケージやK・フーバーも左翼だね。
2012年11月11日 17時46分03秒
「ソフェルテ・オンデ・セレーネ」の編曲版の6本のコントラファゴットは壮観だったなあー!
2012年11月12日 17時31分50秒
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149.
10月18日と11月9日、ケルン・フィルハーモニー
ギュルツニッヒの公開練習はコルンゴールドの1時間かかる交響曲嬰へ長調の2楽章と3楽章を通す。R・シュトラウス風のオペラ「死の都」やヴァイオリン協奏曲が有名であるが、何しろハリウッドのもっぱら映画音楽で活躍したオーストリア系のユダヤ人なのでその個性は弱く、他人の技法を取って付けたような作品が圧倒的に多い。映画音楽で本物の個性があるのはプロコフィエフとショスタコーヴィッチぐらいではなかろうか?言うまでも無く後続の大御所のジェリー・ゴールドシュミットやジョン・ウイリアムズはすべて過去の音楽の使い回しの伝統である。
WDRオケの定期現代音楽公演は「死の風」がテーマ、何時ものように学校プロジェクトと合同でやっていて、曲の解説が普段より30分早い6時半から始まり、もう通算20回に達したらしい。大体普通高校生の音楽のパフォーマンスであるが、音楽の先生のトーマス・タクスス・ベックの作曲した現代音楽を生徒が「演奏」するから特に難しい作品ではない。他にも他の生徒が作曲した「絵」とロビーなどに全部展示している。ドイツには音楽学校がある代わりに音楽高校が無いので普通高校や職業高校の生徒に現代音楽を演奏させるわけで自ら現代音楽を体験させる授業である。簡単なメリディー楽器のほかに打楽器が多いが同時に歌ったり体で雑音を出したりする。こうやって次の理解できる聴衆が確実に育っていく。
次は今晩の編曲作品の言いわけ!シュールホルンは始終ふざけていて何のための出演の意味かわからない。同じ編曲者のパウロ・デ・アシスは本来ピアニストであるが確実に作曲もできる逸材である。更にピアニストと久しぶりにクラング・レジーのアンドレ・リシャーが付く。中間にノーノの「ソフェルデ・オンデ・セレーネ」の生演奏全曲が付くが、この曲はCDを持っているほかにダルムシュタットなどで散々聴かされた。更に言いわけが付き最後の次の生徒による現代音楽の演奏が付く。
8時からの実際の演奏では期待通りシュールホルンのガブリエリのソナタ18番と20番はオケを前方の空間に分けただけでつまらないものであった。続くアシスのノーノの「ソフェルテ・オンデ・セレーネ」はピアノ独創をオケに編曲しテープの部分を客席の後ろに分割して配置して第二指揮者を配置した大胆なやり方。こういうことによってこの曲の普段見えない面を垣間見ることになり理解が深く進む。
続くリストの交響詩第13番「揺り篭から墓場まで」はクラシックの編曲作品と同じく現代音楽の集客の目的であろう。シュトットガルトでもドビッシーのピアノ作品やベートーヴェンの第4交響曲などを委嘱初演のコンサートの合間に置く手法と同じである。
休憩の後のノーノの「力と光の波のように」だけがその日実演を聴きたかった作品。3月にローマ交響楽団のラ・ベッキアがこの曲をイタリアでもやって聴いたことを話していた。CD1枚出ているだけでは残らないと当時断定していたが、徐々に再演されてからは自分が今回が始めて聴く生演奏だとしても、もう残っていると確信しても言い曲であろう。
「力と光の波のように」Como uns ola de fuerza y luz ソプラノと独奏ピアノとオーケストラと録音テープのための、楽器編成はフルート4(ピッコロ4持ち替え)、オーボエ4、クラリネット4、バスクラリネット2、ファゴット4、コントラファゴット2、ホルン6、トランペット4、トロンボーン3、コントラバストロンボーン2、チューバ、ティンパニ(2人、10個)、大太鼓2、タムタム2、ハープ、テープ、独奏ピアノ、弦5部(12,12,12,12,12)は12音を意識したもので総計72名。12人のコントラバスは壮観。このうちフルートとピッコロ8人を指定で同時に使うところはなく、持ち替えの時間が短いが、全部で予算の節約も考慮して無理に4人で済ますことができる30分の曲。
20年以上前シュトットガルトのカンマーテアターの現代オペラで散々活躍したクラウディア・バラインスキーはもう年を取ってしまって残念。大太鼓2人とタムタム2人を組み合わせたオーケストラのフォルテシモは非常に恐ろしい表現である。DGのCDにあるようにこの曲は良く「ソフェルデ・オンデ・セレーネ」と一緒に組み合わせられる。ピアノは委嘱者のポリー二でC・アバド指揮のバイエルン放送響で初演されている。
作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 打楽器