Shigeru Kan-noさん
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2013年03月02日 17時36分49秒
2013年03月11日 05時54分44秒
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今回の新演出は何時ものように修理中のオペラハウスではなくて、市の中心から遠く離れたプラディウムというところ。オペラ・バスNo.190ぐらいは出してくれるのだがそれでも周りくどくて何回も乗り換えて時間がかかり、帰りになると更にその後の接続が無くなる。
肝心のホールは鉄工場の跡地みたいなところで、それを急遽オペラ・ハウスにつ切り替えて暖房とかの設備は完璧だが、何しろボッフムのヤールフンデルトハレのような古い工場跡地みたいなところなので古いさびた鉄骨むき出しのままの状態である。それでも一昨年のシュトックハウゼンの「日曜日」のようにオペラハウスへの改修はちゃんとやっているが、出せるものは日替わりとは行かなくてイタリアのスタジオーネ・システムのように次のオペラが来るまでは一曲のまま。
このオペラは長い事で有名だが今回もカット無しのためか、3時間いっぱいかかるので「コジ・ファン・トゥッテ」みたいな覚悟が必要なだけではなくて、音楽自体がヘンデルのオペラのように地味に響くのでかなりの忍耐が必要で30分ぐらい遅れてくる人や幕間で出て行く人が続出する。
地味に響くのはそれだけではなくてモーツァルトのような閃きも少なく、更にイタリア人の指揮者:アレクサンドロ・デ・マルキが歌手優先にバランスを配置するので管弦楽法自体が小さくなっている。2222・4320.Pk,3P,86432はそのことを象徴していて、弦が少ない分管も抑えて全体的に劇的性がなくなってしまう。
ソリストの歌手7人のうちこの企画で新しくレパートリーに加えたのは実に5人で実に良く歌ってはいるが何しろ促成栽培なので非熟練歌唱は否めない。しかしー、この中から将来ウィーンなので足りない歌手の抜擢が始まるのだろうけれども、そういう意味でここは大劇場へのオペラ・スタジオの機能を果たしている。
肝心の演出はトビアス・ホハイゼルとイモゲン・コッゲの二人で、このモーツァルトのオペラたちよりも遥かに演奏頻度が低い出し物に関してまで背広演出を仕掛けるのはやっぱり愚かであろう。更に予算の都合で大道具は替えられないので最後まで同じのが出たまま。これで変化の余り無い地味な3時間を過ごすのは聴衆にとっては酷というものであろう。
指揮のマルチはかなり経験が豊かで、レチタティーヴォなんかはタイミングも含めて正確そのもの。トゥッティなんかも十分に出ているが何しろテンポを抜く声のバランスを大切にしすぎて管弦楽を削りすぎているのでそれを音楽全体として見て見たならば厚みの無いクライマックスは劇的に凶とでるか吉と出るかは個々の判断に任せる。
作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 オペラ∩声楽曲