Shigeru Kan-noさん
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この日のコンサートはモソロフの「鉄工場」だけ聴きたかったが他に余計な曲がありすぎて聴きたくないので行くのを躊躇したが、見事にその問題を昼休みのプローべの時間が解決してくれた。これを一番初めに持ってきたツァグロセックはもうアバドのように老けて痩せこけて病気じゃないかというほどの格好だったが、指揮は元気いっぱいで、シュトットガルト・オペラ時代の「リング」のように常に新しいものを求める意欲は薄れていなかった。いつもの無料で解説付きでベビーにもわかりやすいのがこの催し物の特徴である。
モソロフの1930年作の「鉄工場」は普通のコンサートプログラムには決してかからないロシア・アヴァンギャルドの産物であるが、その前衛度はショスタコーヴィッチの初期以上で、音楽史からも特に注目される「春の祭典」に匹敵する音楽である。
この演奏は指揮者の配慮か4本のホルンをマーラー風に立たせるが、バーンスタインがウィーン・フィルでブルックナーの9番のように立たせたように音をはずすことはないので音響的に上手く行っている。コンバス6の打楽器6の14型だが、普通の3管編成には日本のオケのように薄くはならず丁度よいバランスである。近年もさらに弦を削る傾向があるがこの辺が限界であろう。オペラではもっと行くがこれも限度である。
確かにこの曲は一種のキチガイ音楽だが交響曲や協奏曲でマンネリ化した耳には非常に新鮮に響く。これとヴァーレーズの「アルカナ」、「アメリック」や最後は「春の祭典」などと組み合わせると見事に様式上のバランスが取れて頼もしい。ぜひスコアが欲しいものだ!
聴きたかったのはこの曲1曲のみだが、たかが3分27秒で終わってしまうので、もう2曲プレゼントされた特に聞きたくもない曲の最初がハンス・アイスラーの「2つのバラーデ」。バンジョーやサキソホーンはこの前見たクレシェネックの「3部作オペラ」やクルト・ヴァイルの「3文オペラ」と思い起こさせるアメリカのジャズの影響を受けた「ベルリン・共産主義楽派」の賜物だが、これがシェーンベルクの第二次弟子たちの様式でもある。いつものカバレー・ゲザングが煩い。4分46秒。
3曲目はツィヴコヴィッチの「トレ・ペル・ウノ」だが、こいつは昔から知っているシュトットガルトの同級生。入学も卒業も同じころ同時にしたのでよく知っている。日本太鼓を3人でたたいたような作品で太鼓は普通の大太鼓に周りを小物でちりばめている何時もの大げさな作品で派手でケルン放送響の打楽器奏者による演奏である。
この日はオネゲルの「パシフィック231」もプログラムに入っていたが、昔シュトットガルトの中央駅でガブリエル・フェロの指揮で聴いたのでそんなに執着していない。
夜は日本文化センターで邦画の「釣りバカ日誌III」を見る。音響が悪くて何時ものように台詞が聞き取れない困り者である。何のための邦画鑑賞か?
作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 オペラ∩声楽曲