Shigeru Kan-noさん
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このブログ(日記)へのコメント
2014年04月05日 00時40分21秒
只で聴きに行けるコンクールもあるのですね。うらやましい。
日本でコンクールというと予選でさえ、入場料徴収するのがほとんど。
2014年04月05日 08時09分07秒
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187.4月3日
ボンには知っているだけで3つの大きなコンクールがある。ドイツ・ムジークラートが主催する今回の国内コンクールは春の今の季節。秋のベートーヴェン・フェストの国際コンクールにかち合わないようにするという配慮であろう。もうひとつはドイツ・テレコム主催の国際コンクール。この3つのコンクールに特徴的なのはいつもファイナルにはベートーヴェンの協奏曲ばかりうんざりするほど演奏されることであろう。
今回のコンクールの公開も2週間前にボンの路面電車のつり革に案内の広告がたくさん引っ掛けてあったのでなんだろうと思って取ってきた。それで本選のオーケストラによる協奏曲にいってみたわけである。そしたら最後に残った2人はそれぞれ同じくベートーヴェンの第三ピアノ協奏曲を弾く。確かに比較はしやすいが聴かされるほうはたまったものではない。まあー、それでも無料だから文句は言えない。
最初のファビアン・ミュラーは最初の音階がペダルの踏みすぎで濁る。ピアノに慣れていないかベートーヴェン・ハレの音響を知らなさ過ぎのどちらか?このホールは世界的に有名ではないがシュトットガルトやカーネギーホールのように音響の悪さで悪名高きホールでもない。流れるような音楽で骨っぽい角が出るような弾き方ではないが音の粒が曖昧でもある。しかしホルンの小さなミスが多い。弦は10,8,6,6,4だが硬く響くヴァイオリンは8型でも十分であろう。ブレンデルと違ってそんなに曲の起伏があるわけでもない。むやみにペダルを使って鳴らそうとばかり考えていないか?オケが当時のように小さいので十分にピアノは聴こえる。通常のカデンツァ。結局は最後まで音楽が流れる17分17秒。
第二楽章はこの出だしの強さで果たして音楽が落ち着くか?もっと熱情ソナタの第二楽章ように口上手く聴衆を説き伏せられ無いか?オケとピアノの表現が逆になってオケが流れピアノが角ばったりも売る場面もあり。やはり音階はペダルが豊富すぎるが、アルペジオになるとピアノがおそろいく静かになる。速い音階に移って音が薄くなる現象。ポルタートがぎこちないのはホールの音響のせいか?ピアニスト自身が唸っている。ホルンはまだ調子が悪い10分20秒。
アタッカで3楽章のオーボエが啓太ではないのでよく聴こえない。流れる傾向が同じの9分30秒。
休息のロビーには過去のコンクールの入賞者のCDの室内楽が1枚1ユーロで売っていたが膨大でこれ以上は集められないのでやめた。
次のフランク・デュプレはフランス系。国内コンクールなので国籍に関係なくドイツで育ったらしい。オケの前奏がマンネリ化。腐れ縁のやっつけ仕事でアンサンブルが少し乱れる。やはりオーボエが小さいし弦も硬直したままで指揮者は直さない。今度は流れるところはあっても音楽の重心が違うので本来の解釈に近い。伴奏が釣られて次第に生き生きとしてくる。ホルンも小さなミスがなくなりつつある。前のピアニストはあくまでも何かをやろうとしていた為、グールドやミケランジェリ、チェリビダッケ、ジョン・ケージのような大哲学が必要で、後者は今までどおりにオーソドックスに入ってくる。だから安定感があり音楽の要所が嵌っている。カデンツァは普通で自分で作ったり即興しない。17分24秒。
第二楽章はテンポを落として落ち着いている。オケが入ってくると音楽も周り出す。アルペジォは普通の音の強さ。ペダルも必要なところで必要なだけ入る。ポルタートの音階も十分。それでも幾分速く進んで10分10秒。
同じくアタッカで次の楽章のテンポ良好だが木管のアンサンブルが曖昧で何やっているのかがちっともわからない。このピアニストはこの曲のポイントがきちんとわかっている。自分もソロは無いが指揮科時代暗譜するほどレッスンされたのでよくわかっている。ピアノが良いとオケも自然に面白みが出てきて良くなる。休符の穴の作り方も上手い。8分50秒。
このコンクールの結果は知らない。今日と明日が入賞者の演奏会。
作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 オペラ∩声楽曲