Shigeru Kan-noさん
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、スザンナ・ヨウコ・ヘンケルのレッスン風景、4月16日
やっと昼のプローベと称してフィルム・フォルムに入れた。200席しかないフィルハーモニーの中に入っている映画館なので昔はすぐに満席になり定員オーヴァーでいつも追い出されていた。
今回即興演奏に出されたのが、戦前の日本の無声映画で三枝健次郎監督の鉄道員の映像の抜粋(1928)。正味16分ぐらいなので。まず最初に演奏者ギュンター・A・ブッフヴァルトによる解説が付く。日本語だけの字幕なのでドイツ人にはどんな話か解からないだろうという想定である。
筋は列車の暴走を止める話である。例によるアップライトの安物ピアノの即興で音楽を瞬時に作っていく。面白かったのは途中ヴァイオリンの持ち替えたところ。一時右手で解放弦で伴奏して左手でメロディーを弾く離れ業もやった。
その抜粋が終わった後も残り時間があったので聴衆の質問を受け付ける。楽譜はあるのかと何時ものように質問されて頭の中にあると答える。もちろんないが、実際は事前に映画と筋を見ているのは自分と同じだが同じ演奏は二度とできない。
6時からは音大のリング講義に出る。各教授たちが持ち回りで毎週自由な研究発表をする。もちろん何時ものように税金ですべてやっているから学生だけではきついので一般も入場無料。題名は「文化の世界におけるリズムの働き」とあんまり面白くもなさそうなテーマ。やはり難しい文章で語りかけては来るが普段作曲で体験していることなので特に目新しいとは思わない。最後に受ける質問もダメ押しって感じ。
この後すぐにヤコブ・ロイシュナーのベートーヴェンのピアノソナタ全曲演奏に行くはずだったが、スザンナ・ヨウコ・ヘンケルがこれも毎週持ち回りの無料公開レッスンするというので、前半を割愛して少し聴いていこうかと思ったが、8時からなので結局タイミングを外して、ピアノはやめてヴァイオリンのレッスンだけなった。この音大ではピエール・ロラン・エマールの公開レッスンを二回聴いたことがある。
今回の曲目はモーツァルトのKV. 216から第二・第三楽章。立ち上がりの音がか細い。ピアノは音響のせいかアマービレが付かない。弦の音程は良いとしても引き残りの処理が甘い、弾き始めも同様に気を付けるべき。以上が自分の感想。
それに対してヘンケルは効果的な発展、抑揚、力を集める場所、レガートを指摘する。解放弦を響かせる、弓の返しが上手くいかない、音が切れやすい、余計なビヴラートを取る、力んではいないか?いいヴァイオリンではないが良く音程は取っている。音の一つ一つに役割と意味を付ける。IVの弦の解放は美しいと思う。アーティキュレーション、3連符の和音は曖昧。不鳴り。カデンツァは即興が望ましいができないときは自分で作る。もっとG線、もっとアーティキュレーション。コーダの再現は思い出として演奏。ビヴラートは自然に、強弱の変化は極端に。
第三楽章、語り掛けるように、ピアノは気を付けて、エコーが下手、スタッカートはは常にスタッカート、ジャンプも気を付けて、余計な倍音も鳴らさないように。弾き終わりの処理、細かい点も気を付けて。以上が自分の見解。
ヘンケルは指揮者なしでもできるのでパッシーヴじゃなくてアクティーヴに。音の言葉が大切。でも力が入りすぎていないか?アメリカまで通用するような演奏、でもウィーンフィルは別にやるだろう。速く引くにはエネルギーを節約する。徐々に良くなっていく。ブルンとならないように、正確に、エコーも良くなった。いろんな音色で、よく膨らませる、オーケストラを乗馬する、カデンツァは何時も工夫して、中間部はオペラのアリアのように、タイミングも上手く大切に、再現前はちっと躊躇して、アクセントの入れ方。
ピアノ伴奏は日本人の女の子なので音が弱く使いやすい。最後に質問、バカな質問はあり得ないらしい。
作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 オペラ∩声楽曲