Shigeru Kan-noさん
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こちらがコンマス。このオーストリア人のアレクサンダー・ヤニツェックというコンマス。ケルン室内管弦楽団のコンマスでボンのベートーヴェン音楽祭にも出て来るということでびっくり。カメラータ・ザルツブルクにもいたらしい。
2014年05月24日 22時32分48秒
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その前に日本から帰って来て久ぶりにケルンの音大を除いてみるとオーケストラのコンツェルトザールから音がするではないか?気軽に忍び込んでその練習風景を少し鑑賞してみる。曲はハイドンの交響曲103番の終楽章。ここの運命の動機のタタタターがここでは明るく響く。普段現代曲に慣れている学生オケもこういう古典をいきなり与えられると意外と緊張して音が固くなるらしい。似たような動機展開が交響曲第86番ニ長調にもあったと記憶している。ノリントン指揮のシュトットガルト放送響のラジオでの印象が深かったから覚えているのだ。ここの指揮は客演のセバスティアン・ゴットシックという人である。103番はシュトットガルトの学生時代スコアリーディングの個人レッスンでピアノで全曲弾かされたので良く知っている。
その後にフィルハーモニーのコンサートに行くがいつものように7時から解説があった。今日は人数が少ないのでロビーに椅子並べてのお話。とにかくドイツは音楽について何でもしゃべられる、そのこと自体が音楽会の話題性を生み聴衆増員につなげている。今回の話も曲順に沿ってメンデルスゾーンの弦楽のための交響曲第12番から始められる。この曲は習作と言われているが所謂先人のスタイルコピーではなくて作曲者当時からすでに独特の個性を持っていたことが告げられる。最初の楽章のフーガは未完成に終わったオルガン曲の再使用とか?2曲目のモーツァルトのピアノ協奏曲Kv.414は「後宮からの誘拐」の時代の作で肝心のオペラは成功したものの家族を食わせるには十分なお金ではなかったことにも言及する、現代と何も変わらない状況が古典派にもあったことに必ず言及。だからジョン・ケージが50過ぎても相変わらず幼稚園の送り迎えのマイクロバスを運転する。次のメンデルスゾーンの序曲「未知の国からの帰郷」作品89(邦訳は歌劇の「帰国」となっているらしい)の未知がイギリスを指す。最後のモーツァルトのKv.503は「フィガロ」時代の作で経済的には安定していたらしい。
8時からの本番はもちろん弦が主体で(86442)の割合で普通の規模。これでチャールズ・マッケラス時代にモーツァルトの音楽を録音しまくった。今は指揮者は置かなくてコンマス自体が指揮者でイギリスのほかのオケ同様後から出て来て一人で挨拶する。フライブルクバロックオケ何かもこのような形である。大きな編成の時だけ専門の指揮者を入れる。
ピアノのアンダースツェフスキーは透明な立体的な音色。各声部の音の強度などによって微妙にバランスを入れ替える。ロシアの若手らしい。事実上の弾き振り。コンマスとピアニストの使う椅子が反対なのも会場の笑いを誘う。
球形のロビーにはアハトブリュッケンの展示が残っている。今年の催し物は日本にいて行けなかったものだ。主要テーマはリゲティの略歴・スケッチ・写真・生前に言った言葉・楽譜(アパリシオン、アトモスフェア、ロンターノ、メローディエン、サンフランシスコ・ポリフォニーなど我々にはもうみんな親しい)。そのほかにジョージ・アンタイル、シュネーベル、クビッシュ、オルブリッヒ、シスターマン、ルーデンバッハ、ヨハンソン。名物のシュトックハウゼンは「ティアクライス」のオルゴールだけ展示。そのほかにフリッチュ、カーゲルのMM=51の楽譜はダルムシュタット所有。リゲティの電子音楽。例の「アーティキュレーション」は僕の先生のライナー・ヴェーヒンガーの作もいつものように展示。リゲテイについて書かれた記事や本、オルゴールのパンチ、コンロン・ナンカルロウ。メトロノーム作品。ハラルド・ヴァイスの「終着駅」のドイツ国鉄も参加したオルガニゼーション。アフリカ音楽。音楽機械。こうやって現代音楽の話題を嫌でも盛り上げる。
後半のメンデルスゾーンの序曲はティンパニなし。コンマスはあまり弾かないで指揮ばかりしている。何時ものフレンチ棒のコンバスは4弦らしいがここまでできる。個人の所有だろうが今時珍しい。元の配置が換わる、ドイツ式からアメリカ式に。イギリスのコンマスはどこのオケでも偉い。
25番のKv.503は壮大な曲。第一楽章は例の運命の動機によってベートーヴェンとは全く違ったように展開される。譜面なくともハ長調なのでどこがスブドミナントやドミナントだかわかりやすい。どころがこれがどんどん発展し過ぎてついに壊れそうなカタストロフになってしまうが、当時すでに天才少年ではないモーツァルトの書法はそれを最後には完璧にまとめ切ることができるやはりすごい作曲家だ。
もう言うまでもないがもちろん先ほどの音大の学生オケと同じピリオド、ヴブラートなし。自然トランペットの音色がこの曲にははまりすぎているすごいプロ根性。ピアノは相変わらず立体的、男なのでちょっと強く弾くとすぐに音が割れて劇的な効果を倍加させる。アンコールはピアノソロでラヴェルみたいな音楽。
P. Anderszewski, Scottish Chamber Orchestra, A. Janiczek: Mendelssohn Bartholdy, Mozart
Kölner Philharmonie
Piotr Anderszewski Klavier und Leitung
Scottish Chamber Orchestra
Alexander Janiczek Violine und Leitung
Felix Mendelssohn Bartholdy
Sinfonia Nr. 12 g-Moll (1823)
für Streichorchester
Wolfgang Amadeus Mozart
Konzert für Klavier und Orchester (oder Streichquartett) A-Dur KV 414 (386a) (1782/83)
Pause
Felix Mendelssohn Bartholdy
Ouvertüre
aus: Heimkehr aus der Fremde op. 89 (1829)
Wolfgang Amadeus Mozart
Konzert für Klavier und Orchester C-Dur KV 503 (1785/86)
Pause gegen 20:50 | Ende gegen 21:50
19:00 Uhr, Empore : Einführung in das Konzert durch Oliver Binder
作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 オペラ∩声楽曲