Shigeru Kan-noさん
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公共放送が現代音楽促進の一番の大きな役割を果たしていることは言うまでもないが、それが他に競争相手がない単一の存在であり、日本のNHKや文科省のようにやることは何でも正しいとされる権威主義になりやすいのはここも同様である。
確かに現代音楽の評価は非常に難しいが、その選曲が知名度のみに限定されているということでは日本の公共放送とあまり大差はない。違うのはその放送枠が少なくとも3倍以上であり、今回も何時もと同じ様に生中継という形で庶民供給されるのは、常に世界中から作曲家の同僚を集めている事実だけが違う。その最底辺の経済の土台を支えているのは、日本の法律のように任意とも誤解される受信料の徴収では無くて、10万円以上の罰金を科される税金のような強制的な徴収システムがあるのはイギリスと全く同じで、公共放送の使命が完全に確立されている証拠でもある。日本の場合はその役割が朝日新聞でも国会議員でも明確に答えられないという点が子供のような途上国の公共放送界に甘んじている所以であろう。
その知名度主義のドイツの公共放送ではあるが、今回も定期的に生放送の初演を提供してくれる。平均して月に一回である。
1時間前に作曲者による解説があるが、今回のテーマは弦楽四重奏と管弦楽。作曲者3人が全員出てきた。アブラハムセンは2・3年前にヴィッテンのテーマ作曲家なったが、デンマーク語はドイツ語に近いのに無理して閊えた英語でしゃべる。シュタウドはオーストリア人
だが、譜面を見ただけで音楽の中心地だけあって「凄く書ける」と認識される譜面を書く。最後は日本のH氏だが、十数年前にラジオで聴いたインタビューそのままのコピー、その委嘱作品の特色を質問されても、ロボットみたいにどの曲にも共通のようなことしかしゃべらない。この時点で今夜の初演が何時ものように失望してきた。
本番はアブラハムセンから。古楽器を使ったヘンデル時代のバロックオーケストラの編成。デンマークの植民地のレイキャビックの初演らしい。弦楽四重奏が入っていると思ったが純粋のオーケストラ作品らしい。多楽章。ニールセン、シベリウス、グリーグなどを思わせる語法。合っているようで弦のフラジェオレットの出が間違っている。フルートやクラリネットがない完全な古楽のオーケストラ。ティンパニ1対。最後にヘンデルを思わせるバロック音楽は引用か?最初から解かっているが今時現代音楽に古楽器を使っても成功した作品が出てきた試しがない。どうでも良い作品な19分。
次がH氏の弦楽四重奏との協奏曲。あの解説だし、何時もの同じような出を聴いて失望。でも今回は意外とF君みたいにプロセス的に作られている。このわかりやすさが意外と聴衆に受けて20分。
休息の後がシュタウド。いろんな語法を密集して駆使し万遍なく使えるところはマティアス・ピンチャーを思わせる。それにしてもアルディティ・カルテットも年取った。コンマス意外は全員メンバーが入れ替わった。直接知っているのはおっかないサラㇺの後のルーカス・フェルズだけだ。細川と同じ様にグリッサンドのスタッカートで終わる。共謀か?19分。
最後がストラヴィンスキーのバレエ音楽「アゴン」。若いときに散々楽譜を見てレコードで聴いた曲で生は初めて。最初のファンファーレがとてもその後の12音技法を思わせない。「春の祭典」や「カルタ遊び」と一緒にどうしてもオペラハウスでバレエ版とし上演して欲しいレパートリーである。22分。
作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 オペラ∩声楽曲