Shigeru Kan-noさん
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「真珠とり」、かつて市民オペラで挑戦しましたが、
「カルメン」以上に斬新なオーケストレーション
だったのが印象的です。
もっと上演されても良い、まさに"真珠"ですね。
2015年03月24日 22時52分35秒
2015年03月25日 07時24分19秒
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その前に何時もの昼のプローベ。チャイコフスキーの作品74.当たり前のプログラムなので普通はコンサートに行かない。サラステとWDRはその1・2楽章を30分に中に入れる。
初めに数分間ちょっと解説が入ったので遅れ気味に始まるが、それを取り返そうとするのかテンポが速い。金管はチャイコスキーらしく大きな音で鳴りまくるが、それとの弦楽などの有機的関連性に乏しいのがケルンの放送オケである。
最大の見ものは展開部の前のバスクラリネットの交換だろう?PPPPPPを優先させるためにファゴットに吹かせないでバスクラリネットにやらせるのは昔からの伝統である。問題は何時第二クラリネットに戻すか?奏者は慣れたもので最初のFFだけですぐに交換して数小節飛ばして途中からはいるらしい。ここは弦もffで鳴り捲ってベートーヴェンの5番の最初の動機のようにクラリネットがいくら低音で最強奏で入っても聴こえるはずがないのでまずは解からない。ここは落差が大きければ大きい程聴衆はびっくり度が増すのでバスクラリネットは何時も欠かせない。
再現部の後半は病的にテンポを落とすべきだが、これを楽譜通りにやると古楽的な解釈になってテンポが落ち着かなくなる。
2楽章は表情を強調しすぎ。ここを感傷的に劇的にしてどうする?それだけ1楽章と3・4楽章は重く作ってある。
夜のビゼーの「真珠取り」はケルンと同じく予算が無いので演奏会形式。月に一回、全部で4回やって下ろされる。
最初後ろの方に座ったが、音響が悪くて休息時間に前の方に寄っていったら今度は満足できる音響だが歌手の声が煩いので耳が潰れそう。
この曲は「カルメン」の前の作だが劇的展開の処理の源泉は皆ここから来たと思ってよい。トランペットは使ってなくてコルネットらしい。でもドイツの制作の楽器はあまりトランペットと音色上の差がない。クラシック音楽にはまず使われないフリューゲルホルンがあるので余り音色の違う楽器を作りたがらないらしい。最初の始まり方にしてもffですぐピアノになるので大胆である。その後の合唱の親しみやすいリズムはレコード時代から薄々親しんでいたものだった。
歌手はあまり良いのをそろえたとは言い難い。特に男声の低音域が難点。ソリストは4人だけだがその分ソロに注目が集中する。
合唱は40名余りでずいぶんと少なくなったものだ。その雛壇を上げ無いものだから声がかなり犠牲になり12型はあるだろう管弦楽に埋没する。ソリたちは何時ものようにオケの前なので救われるが、舞台上演が如何に音響上の欠点を手伝っているかがわかる。合唱に質もワーグナー時代からずいぶん下がったものだ。
とにかく第一幕終わった時点で休憩を取らないでもう少し10分ほど行ったところで休みを取る。いずれにせよこの珠玉の作品の舞台上演が望まれるのは言うまででもない。
作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 オペラ∩声楽曲