Shigeru Kan-noさん
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ベルリンやシュトットガルトみたいに指揮科の教授が内弁慶でないと、外からいろんな実際にGMDで活躍しているプロの指揮者が呼べる恵まれたドイツ音大の環境は幸せだ。オペラハウスはルール地方なので回りにいくらでもあるのでGMDの空いた時間を利用して先月のヴッパータールのオペラの上岡に続いて今月はボンのGMDのスイス人ステファン・ブルニエをすぐ呼べる。ウィーンは昔から音大中退したカラヤンやシュタイン、メータ、ノイマン、アバドなどで有名だったが、シュトットガルトも独裁者が去り当時ツァグロセックなどを呼んですぐ彼の音色に変わり、今年80歳で話題になっているラッヘンマンやベートーヴェンの5番などをやって話題だった。
ブルニエのトリスタン全曲は去年だったがボンで全幕やっているので自分は見てるが普通の解釈。当時は初めからオケに疲れが出て前奏曲が非常に遅れ気味で止まりそうだったが、ここの学生オケの場合は「前奏曲と愛の死」だけなので新鮮で遅れるどころがどんどん自主的に前に前にと進み、歌が無いので好きなだけ音を出しては良いとしてもクライマックスの持続時間がせっかちに短くなってしまった。
次のデクルックのサキソホーン協奏曲は「ソナタ」と短い意味で使っているのか楽章間の休みがない16分。最初にソリストがオーボエに合わせるが合ってなくて多GMDが甘いのか多少低めのまま本番に突入。
曲は現代では無く近代にもいたらず、ロマン派の語法から始まる、遅れてやってきたロマン主義者。印象派の部分もなくはないがせいぜいプッチーニの東洋趣味にとどまる。それでも打楽器の活躍は多いが、1896年生まれだとびっくりすることもない。終楽章はボレロの亡霊が支配。東洋人のティンパニはケルンの遅叩きの悪影響を受けていない。
最後はショスタコーヴィッチの9番。とうとうこのレパートリーも音大の教材として使われるようになったのはこれだけブラームスなどと同じ頻度で演奏家会にかかっているのだから当然。木管はどきつく、金管は重い、弦の出を完全に合わせるのは難しいらしい。ヴァイオリンのソロは低音部分も聴きたい。反復ありの5分15秒。2楽章はロシア風ではないとしても速め。ソロの音色は高音も低音も揃えたい。6分20秒。スケルツォはアタッカで入る普段よりも凄く速いテンポ。トランペットのソロは後はリズムと音程の安定だけだ!コンバスも速すぎてリズムが曖昧に隠れる。2分30秒。従ってその後の序奏の方が長いという。弦の和音交換はどうしても一緒に出たい。みんなファゴット以外も聴いている。3分05秒。終楽章は遅めに始まるが後でもそんなにテンポが上がらない。明らかにロシア風では無く最後の小太鼓の出が正確に行かない。6分15秒。
以上60分に満たないプログラム。
裏では室内音楽ザールでトーマス・ブーネンカンプの60歳の作曲個展やってたが同時刻なので行けない。残念!
作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 オペラ∩声楽曲