Shigeru Kan-noさんのブログ(日記)〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

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245. WDR/ネルソンスのマーラーの7番、3月4日

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この日アリベルト・ライマンが80歳になったそうだ。ミュンヘン・オペラ・フェスティヴァルでオペラ「トロヤデス」聴いただけだが、世界の終末をテーマとした作品が多いのはカール・オルフや同僚のマルク・アンドレと同じだ。八幡さんの印象によると彼のピアノ伴奏のそういう感じの作品を持って来るし当然そのように弾くという。

コンサートの前にケルンの音楽図書館に回る。マーラーの10番のヨエル・ガムゾン版がショットから出たそうだ。4444−4441−Pk.3Sch,Hf,14型Str.であんまりクック版と変わらない。僕は何時も派手なバルシャイ版を取る。コルネットやマリンバは確かにマーラー様式によらない異物だがトランペットやシロフォン・グロッケンシュピールとして読み替えればよい。今夜の7番にはマンドリンやギター、も使われているが、バルシャイが10番に再使用しようとするのはよくわかるし合っていると思う。

コンサートの1時間前に解説がある。名前を言わないので音楽学者だか評論家だかわからないが、原稿をみないでぼんぼん言葉が出てくるらしい。「夜の歌」だからGuten Aberndよりも今日はGuten Nachtと言うらしい。葬送行進曲風から始まる。アイヒェンドルフの詩を連想させるみたいだ。「トリスタンとイゾルデ」の夜の愛の二重唱

一方、音の例としてベートーヴェンの田園を聴かせてそこに自分でカウベルを無造作に実演で叩いてみる。以外に合っている。マーラーに自然をテーマとした交響曲は多い。3番、6番、R・シュトラウスにも「ツァラトウストラ」、「アルプス交響曲」がある。なぜカウベル?暖かいアルムの表現。7番のギターとマンドリンが出て来る場面。夜のポリフォニー。当時の行進曲やワルツなどのポピュラー音楽も資材として使うのはアイヴスと非常に似ている。音例として先駆者のベートーヴェンの第九のマーチを聴かせる。ここから世俗音楽との融合が始まった!フロレスタンのテノール、ベートーヴェンのユートピア思想とは違いマーラーはグロテスク、不気味!テナーホルンは本来吹奏楽用で軍隊用。ピチカートは小太鼓効果であり模倣。シェーンベルクは7番を評価。スケルツォのバルトーク・ピチカートの部分を流す。ロマン派の夢は結局近代音楽を引きだす夜明けとなる。フィナーレの頭をマイスタージンガーのフィナーレと比較。アドルノは「質の悪いイエスマン」と評価。ここでは8番の頭をかけて遺伝子的つながりを示す。カウベルを打楽器奏者のとこに戻して解説を終わる。

本番はギターとマンドリンがホルンの横の後ろの方。最初の数小節だけで金管が明確でベルティーニやインバルよりも質が高いことがわかってしまう。テナーホルントロンボーンの様に明確に聴こえる。弦も相当厚いが金管も十分に鳴らすので上手くバランスが釣り合っている。22分15秒。二楽章はホルンの小さなミスが多い。ミュンヘンやシュトットガルトの放送オケよりも必ずしもレベルが高いわけでは無い。ティンパニはよく合わないがここで大事なのは更に音響処理。弦の余り聴こえないトレモロがなるが多分楽譜通りであろう。火が祖ドイツの指揮者の様に耳が良く弦を合わせるのが上手いわけではないがそこそこ合っている。15分53秒。スケルツォの開始は遅いが後で速くなり楽器のバランスも良くなる。9分40秒。ギターとマンドリンが後ろでも良く聴こえる様に弦を抑えているのであろう。13分20秒。終曲の出だしはティンパニがよく合っていない。3本のトランペットのハイCは最初が3番だけ弱いが後で徐々にバランスが取れて来る段階。カウベル奏者は手の空いた打楽器奏者にも配布して増幅している。最後のクライマックスの金管の鳴らし方が上手い。こう言うのは金管出身奏者は上手いし強い。18分08秒。計77分06秒。ちょっと速めだがテンポの操作よりも、金管と弦とのバランスに焦点を置いた演奏。

Gustav Mahler
Sinfonie Nr. 7 e-moll
„Lieder der Nacht“

WDR Sinfonieorchester Köln
Andris Nelsons, Leitung

Zwei romantisch beseelte, atmosphärisch dichte „Nachtmusiken“ schaltete Gustav Mahler in den Verlauf seiner Sinfonie Nr. 7 ein, die er selbst zu seinen besten Werken zählte. In der Publikumsgunst steht die „Siebte“ leider noch immer deutlich hinter den anderen Sinfonien des Meisters zurück. Andris Nelsons, Musikdirektor des Boston Symphony Orchestra, leitete das WDR Sinfonieorchester zuletzt im Juni 2014 bei zwei Programmen zum 150. Geburtstag Richard Strauss‘.

Konzerteinführung: 19:00 Uhr

Sendung: WDR 3 live

 作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 オペラ∩声楽曲


日付:2016年03月05日

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このブログ(日記)へのコメント

Shigeru Kan-no

アーノンクールさん死去 世界的指揮者 86歳:朝日新聞デジタル http://www.asahi.com/articles/ASJ3675X9J36UHBI01R.... 日本の方が早い!!

2016年03月06日 23時40分05秒

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