Shigeru Kan-noさん
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250. ショッピング・コンサートとWDR・サラステのマーラーの3番、4月30日
その前に音楽図書館に行って今回は重い楽譜ではなく払い下げのCD買ってみる。5点で5ユーロ。内容はグリエールの2番と3番、ウェーベルン歌曲集、C・ディヴィスのドヴォルザークの7番と8番、カラヤン・スカラ座の「フィガロの結婚」全曲。
その後で2時からのWDRの放送局で年数回やっている30分間の無料のショッピング・コンサート。今回はケルン放送管弦楽団の方のSQらしい。楽器が悪くないが、ガルネリやストラジヴァリほどじゃないのはすぐにわかる。
曲はクバノフの「ボロディンの思い出』とボロディンの2番から第3楽章の「ノットゥルノ」、最後に誰が編曲したかシューマンの「トロイメライ」。近くの買い物の途中で気軽に寄っていけるが、何しろ昼の演奏なのでボロディンは元気いっぱいの音楽になってしまった。盛況で狭いロビーに60人は立っていた。10人分の席しかない。
その後で日本文化センターのアニメを途中から見る。最近イギリス人がいうように効果や技術ばっかして何やってるのかちっとも面白くない。誰も笑わないし自分も笑わない。何で日本人とそれ以外の人間の感覚がこれほどずれてしまったのであろうか?その噂の通り見に来たドイツ人の数も10人余りのガラガラ、先ほどのと比べてその文化の差は驚くばかりの後進国!
夜の7時からは何時ものようにマーラーの3番の解説。1896年はR・シュトラウスの「ツァラトゥストラ」の作曲時期と完全一致したすごい未来志向の音楽。第一楽章のパンを鉱物に置き換え、終楽章の「愛」を聖書の言う通りのに「神」に置き換えると、見事にこの世とあの世の位階が揃う。すなわち、鉱物、植物、動物、人間、天使、神の順序に従う。
以上は解説から敷衍した自分の思考。音の例はアバド指揮のWPを使ったらしい。
この曲の終楽章だけはビチコフ指揮のWDRですでに聴いている。その前には本番に言った記憶がなくて、ウィーン時代にメータ指揮WPの練習で指揮の梅田君とずっと付き合っただけ。その前日は青少年のためのコンサートで大人はほとんど入れないのであきらめて代わりにSWRのラジオを聴いたら同じのをロート指揮でやってて音がこれまで以上に隅々まで立ってて度肝を抜かされた。かなり速めで96分12秒。
サラステは最初の8本のホルンのフレーズの終わりをバカ丁寧に収める。続く弦とティンパニのリズムは少し躊躇させ流れを若干止めるが、再現部はそれに従っていないので単なる即興的な偶然であろう。トランペットは若いのが1番でよく聴こえて頼もしい。こういう奏者の定年は30歳までにしたい。シンバルは3人でやる。ティンパニの耳は相変わらず悪い。指揮者も言わないのか?速めで32分07秒。この時点でこーたすと独唱者が入って第二楽章は9分16秒。すくわきの大聖堂の少年合唱団だが、女の子も半分入っていてなんかすごく革新的。3楽章は本物のポストホルンを客席の後ろでやるがフリューゲルホルンのように聴こえる近くの楽器屋で数万円で売っている安物。16分36秒。4楽章の声はアルトというよりもソプラノの声質、よく聴こえるがエルダのような謎は入ってこない。8分20秒。5楽章は合唱指揮者でないので合唱が中心になり切れない4分07秒。従って終楽章も速い21分07秒で計91分33秒。サロネンのような速いフィンランド的に流されたそんなに面白くない解釈でラジオで聴いた全部音が立ってるロートの勝ち!
30.04.2016 Samstag 20:00 Uhr
Mahler 3.
W. Lehmkuhl, Kölner Domchor, Frauenstimmen des WDR Rundfunkchores Köln, WDR Sinfonieorchester Köln, J. Saraste: Mahler
Kölner Philharmonie
Wiebke Lehmkuhl Alt
Kölner Domchor
Frauenstimmen des WDR Rundfunkchores Köln
WDR Sinfonieorchester Köln
Jukka-Pekka Saraste Dirigent
Mahler 3
Gustav Mahler
Sinfonie Nr. 3 d-Moll (1893–96, rev. 1906)
für Alt, Frauenchor, Kinderchor und Orchester
19:00 Uhr, Konzertsaal : Einführung in das Konzert. :
Website des Veranstalters:
Westdeutscher Rundfunk Köln
作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 オペラ∩声楽曲