Shigeru Kan-noさん
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その前に図書館を見る。ヴィルフのアイヒェンドルフ歌曲集I・IIとシューマンの「序曲・スケルツォとフィナーレ」の連弾譜を買ってくる。
開演1時間前にいつものように解説がある。何時も椅子が足りないので立ち見。この日はドルトムントの音楽学者が出てくるが、すぐさま指揮者も最初から付いて来て文法もどうでもよく根も葉もないことを喋りまくる。その主張や知識が正しいかどうかではなくて、来て今回の音楽に関するどうでもいいことまでめちゃくちゃな文法で話す行為そのものが聴衆を今夜の音楽への直接の良い誘いになる。
この前聴き間違えたが¥今夜は1899年から1900年に作曲された音楽を組み合わせたプログラミングが元になっているので当然その日はそこが話題の中心になった。
まず「聖夜」は3週間で作った?2つの版があり、一つは1917年版、もう一つは弦楽合奏の1923年版。標題音楽であるが言葉のない歌と称した。ラフマニノフの第二協奏曲は良く映画音楽に使われるとか?それよりも良く映画音楽に真似られるといったほうが自然である。指揮者の友人らしく作曲もするピアニストは今回の演奏に良い効果を上げるとか?メロディー作曲家としてエレガントだとか?自分はメロディーはドヴォルザークだと思うが?エニグマは1899年の作品でイギリスのブラームスと言っている。まあー、ちょっとは地味だ。最後の作曲者が指揮した1927年の第九変奏を聴いてみるが、これをアンニ・フィッシャーの演奏するベートーヴェンの作品13の第二楽章と比較すると、メロディーの方向線が似ていることを比較させる。最後の編成だけオルガンが出てくる。
それが終わってロビーの展示が変わった。「スポーツと音楽」。サッカーのローロッパ選手権でドイツが負けるまで展示するのか?意外と作品がある。オネゲルの「ラグビー」、シェーンベルクとガ―シュインのテニスの写真。アイヴスの「ヤール・プリンストン・フットボール」、マチティヌーの「半分の時間」、ケージの「チェスの作品」、Saito・Takakoのパフォーマンスの草分け婦人、ツァティの「スポーツマン行進曲」、ツライの「ティーブレーク」、カーゲルの「マッチ」、サティーの「スポーツと気晴らし」などの一連のピアノ作品、エッゲルトの「バラク、オマエ凄いシュート」などなど。
本番、「聖夜」の弦は小さな霞からすごく大きく膨らむ。確かにfffの威力はすごい。30分11秒。2番の協奏曲は今回プロが初めて。アマの弦が楽でよくやるが普通はこんなの来ない。なぜ今回か?プログラミングのコントラストが同時代にも関わらず全く違った音楽だらけだから。弦が本当に薄くなれるのでシュトットガルトのオペラと正反対のケルンのオペラの弦。ポザウネンが最後に派手に割れても意外と合う。10分15秒、11分34秒、11分12秒。アンコールはバッハのコラール前奏曲か?
エニグマは前回の262番に書いた。日本人のトップのチェロがやたらと上手いだけではなくすごくいい楽器で演奏してる。30分30秒。
拍手をしないで最後の電車に飛び乗る。正味90分超える長いコンサートだ!いつもこの時間に終わるのは意図的か?
05.07.2016 Dienstag 20:00 Uhr
J. Neuburger, Gürzenich-Orchester Köln, F. Roth: Elgar, Rachmaninow, Schönberg
Kölner Philharmonie
Jean-Frédéric Neuburger Klavier
Gürzenich-Orchester Köln
François-Xavier Roth Dirigent
Arnold Schönberg
Verklärte Nacht op. 4 (1899/1917)
1. Fassung für Streichorchester
Sergej Rachmaninow
Konzert für Klavier und Orchester Nr. 2 c-Moll op. 18 (1900–01)
Edward Elgar
Variations on an Original Theme op. 36 (1899)
"Enigma-Variationen"
19:00 Uhr, Empore : Einführung in das Konzert
Eintritt nur mit gültiger Konzertkarte
Websites der Künstler:
Gürzenich-Orchester Köln
Website des Veranstalters:
Gürzenich-Orchester Köln
作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 オペラ∩声楽曲