Shigeru Kan-noさんのブログ(日記)〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

Museでクラシック音楽を通じて素敵な出会いを

Password


次回から自動的にログインする。

« 201609月 »

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

21

22

23

24

25

26

27

28

29

30

月別ブログ(日記)一覧

202411

202407

202405

202403

202402

202312

264.ヴィヴァルディの「ウティカのカトーネ」、

前の日記(ブログ)                         次の日記(ブログ)

ケルン9月9日

演奏会形式だがこの日がプレミエで次の日曜日のたった2回で打ち切られる今シーズ最初のプレミエ演目である。

オケには何時ものギュルツニッヒではなくて古楽専門のコンチェルト・ケルンが使われている。ルネ・ヤコブスの一連のモーツァルト・オペラの録音で異彩を発揮してからは、彼はフライブルクとベルリンに移ったのでもう輝かしい話題は聴かれなくなっているが、質が落ちたのではなくて暗くて彫りの日本女性のコンマスに率いられた深い表現は今でも健在である。

この台本は当時非常に話題になったらしく30にも上る作曲家が曲を付けている。ヴィヴァルディのオペラはあの「四季」に隠されてちっとも有名ではないが、昔学生オペラの形でちょっと聴いた記憶がある。作品表を調べると50曲のオペラが上がってくる。

肝心の演奏会形式の舞台はバックに映画のスクリーンを配置してアリアごとにその色を変える。両端のコントラバスは管弦楽を2郡に分けている証拠。序曲ですでに調律が不通より低いのがすぐわかる。指揮者チェンバロも兼ねるが全部弾かないので向かい側にも補助チェンバリストがいる。リュートも同じだがそのうちの一人はチターラにも持ち替える。

ズボン役のカウンター・テノールに韓国人を起用したのは上手い人選の仕方。2回で終わるにしてはよく練習したのかカデンツァが上手いのでブラヴォ!コントラバスの持ち方はフレンチ・ボウの原型がここから来たことがわかる。昔フランスのコンセルヴァトワールで試したがこういう持ち方でも十分に大きな音は出る。当時と同じく4弦。

古楽器はウィーン・フィルの様に大きな音が出ないのでオペラの伴奏にはすごく適している。ヘンデルのようなメリスマ・アリアが良く出てくるので名人芸がみんなに求められる。中には「ランメルモールのルチア」の「狂乱の場」そっくりなカデンツァを歌う歌手もいる。第一部70分。

弦の規模は2群に分けているが合計54332。金管が意外と消極的。オーボエのほうがトランペットよりも大きな音がする。イタリアオペラのコロラトゥーラの堕落はここから始まったのだというような作風。オケはケルンの大聖堂の様に重く暗いが最後まで一生懸命弾いている。後半30分。
Catone in Utica RV705
1737頃
P.メタスタージオ
第2幕・第3幕のみ現存
Dramma per musica
Libretto von Pietro Metastasio
Musik von Antonio Vivaldi (1678 - 1741)
konzertante Aufführung
Kölner Erstaufführung
in italienischer Sprache mit deutschen Übertiteln
https://de.wikipedia.org/wiki/Catone_in_Utica

Fr /9.Sep 16
StaatenHaus Saal 1 19:30 – 21:30 Oper konzertant 12 € - 61 €
Inhalt
Bis heute darf Pietro Metastasio als der berühmteste Librettist der Operngeschichte angesehen werden. Seine insgesamt 27 Libretti, deren Stoffe er ausnahmslos der Historie und Mythologie entnahm, waren die meistvertonten Operntexte des 18.Jahrhunderts.
Die Handlung des »Catone in Utica« entlehnte Metastasio der …
Inszenierung
Vivaldis »Catone in Utica« wird von Gianluca Capuano dirigiert, der sich 2014 mit »Leucippo« an der Oper Köln bereits um die Wiederentdeckung des »sächsischen Italieners« Johann Adolf Hasse verdient gemacht hat. Unterstützt wird er dabei erneut von Concerto Köln, dem renommierten Spezial-Orchester für Alte Musik.
»Geliebter, erzürne nicht, hör mich an, auch ich bin wahrhaftig.«
(Emilia)
Besetzung
Musikalische Leitung Gianluca Capuano
Cesare
Kangmin Justin Kim
Catone
Richard Croft
Emilia
Vivica Genaux
Arbace
Claudia Rohrbach
Fulvio
Margarita Gritskova
Marzia
Adriana Bastidas Gamboa
Orchester
Concerto Köln
Weitere Termine
11 So / Sep 16
StaatenHaus Saal 1 18:00 – 20:00 / Letzte Aufführung 12 € - 61 €
Catone in Utica Antonio Vivaldi

 作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 オペラ∩声楽曲


日付:2016年09月11日

トラックバック

このブログのトラックバック Ping-URL :
http://www.c-music.jp/tbblog.php?id=15895


登録して素敵な出会いを見つけよう!

Museカテゴリー

フリーワード検索

新規ブログ(日記)

ドヴォル
ザーク:
交響曲
第9・・・

・Symphony No.9・・・(uzuさん)


翻訳が一
部修正さ
れていま
した

http://www.c-m・・・(小原 なお美さん)


リップロ
ール、ほ
ぼ難なく
でき・・・

http://www.c-m・・・(小原 なお美さん)


新規会員

Mariaさ

オーストリア ザルツブルクと・・・


ききちゃ
んさん

 こんにちは。クラシック音楽・・・


みかんさ

こんにちは。周りにクラシック・・・


公開マイスペース

アトリエ
アルファ

横浜にある木管楽器専門店です・・・(星のジュウザさん)


初めまし
て。(足
跡帳)

ご挨拶代わりに私のシンフォニ・・・(平行五度好きさん)


第4回 
日本クラ
シック音
楽祭・・・

只今11月24日(日曜日)の・・・(Mariaさん)