Shigeru Kan-noさんのブログ(日記)〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

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268. ケルンの「スペインの時」と「子供と魔法」

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268. ケルンの「スペインの時」と「子供と魔法」10月12日

その前に日本文化センターでアエラを読んでいてゴッホとゴーギャンの付き合いの記事を読んでいた。その中で歴史上罪を犯した芸術家がいてカラヴァッシュとかポロックの名前が出ていた。最近はニューヨークのタイムスコエアーで脱いで逮捕されることが即経歴に書くのが芸術家にとっては名誉らしい。昔からあそこはナムジュン・パイクの「オペラ・セックスストロニク」での逮捕の歴史がある。

それと偶然かどうかは知らないけれどもその後に訪れた音楽図書館でジェズアルドの「マドリガル」の楽譜が出ていたので安く買ってきた。これでもう5冊目。中世で不貞の妻を殺して罪に問われない当時の法律が良いか悪いか抜きにしてそういう出来事があったのは事実である。その行為にあまりふさわしくないジェズアルドの作品のほとんどが宗教音楽が占める。

ラヴェルに移ると、この2本立てオペラ作品はプッチーニのトリッティコや「カヴァレリア・ルスティカーナ」と「道化師」の組み合わせと同じくらいマッチした組み合わせてではあるがなぜか上演回数が少ない。自分もこの組み合わせて初めて見る。今回はこのわけを確認したに止まる。

前もって上演の前に解説があることを予告してないので10分遅れて到着し途中から聴く。何時もの口の上手いシェフ・ドラマトローグのおっさんではなくて、若い綺麗な女の子のなり立てドラマトローグが原稿を棒状に読むので、興味が半分なくなる。これほど原稿を見て話すのと見ないで話すのは集中力が全然違うのが自分でもひしひしと感じる。日本の政治家も原稿を読まないで答弁や演説できる人を最優先に選びたい。注目する言葉としては音響の魔法の管弦楽法、パズル的な音の出し方。

実際の上演になると3管編成でも4管編成のワーグナーの様な弦がフルに入っている。12、10、8、6、5.ハープ2、打楽器5名。まず上演の前にリゲティの様に指揮者がピTTPの前に並べられた10個のメトロノームを動かし始める。トロンボーンの変な趣味のグリッサンドが多い。ダンサーが後方部隊で始終踊っている。大編成でも室内楽風の地味な伴奏の朗唱風な部分がほどんどで全曲レチタティーヴォと変わらない。所謂台本がモーツァルト以降のダ・ポンテ三部作の様に猥褻オペラ・ブッファであるが、これと後半の趣向が全然違う「子供と魔法」を組み合わせて子供に見せるわけには行かないのが難点。最後は最近作曲中のタンゴに似たリズムで終わる。51分03秒。

後半のこの子供用オペラは単独でもかなり上演される。シュトットガルトのカンマー・テアターでピアノ付きの室内楽用に編曲した版で見たことがある。前者と同じく今回は本格的上演なので3管編成で木管を正面、打楽器4名、5人のコンバスを全部左に配置してアンザッツしやすいように配置してある。ティンパニはスネアのない小太鼓も叩く。

始めから幕は開いていて演技が始まっている。指揮者も聴衆よりも先に出てる。2本のオーボエのバランスも音色の一致も苦手、それにコンバスのフラジェオレットが不完全に絡む。オペラハウスではなくてピットが贅沢に広くとれるのでアップライトではなくてグランドピアノが入っている。もっと広げれば弦もフルで14型や16型は入れるがそこはドイツのけちなとこ。ワーグナーで12型で十分なのだからとそれでフルだと丸め込まれる。音楽的に朗唱部分は少ないので管弦楽がかなり派手になる。さっきの同じ時計が出て来て舞台美術の節約の徹底をうかがわせる。カエルとリスが逆立ちしたりして踊りが上手いのでダンサーかと思ったら歌手でちゃんと後で歌ってた。蝶々、トンボ、ミノムシと楽しい。「マ・メール・ロア」の様な終わり方で最後は「ママ」。45分38秒。

Maurice Ravel
Die spanische Stunde / Das Kind und der Zauberspuk
» Die spanische Stunde (L’heure espagnole)
Musikalische Komödie in einem Akt Libretto von Franc-Nohain
» Das Kind und der Zauberspuk (L’enfant et les sortilèges)
Lyrische Phantasie in zwei Teilen
Libretto von Sidonie-Gabrielle Colette
Musik von Maurice Ravel (1875 - 1937)
StaatenHaus Saal 2 18:00 – 20:20 Premiere 16 € - 125 €
Begleitveranstaltung
Die Kurzeinführung zum Doppelabend »Die spanische Stunde«/»Das Kind und der Zauberspuk« beginnt um 17:20 Uhr.
Inhalt
Eine von ihrem Ehemann vernachlässigte Frau kämpft erfolgreich um ihre sexuelle Erfüllung, während alle Uhren ticken.
Ein rabiater Junge wird mit den Folgen seines Handelns konfrontiert und geläutert, als die von ihm gequälten Tiere und Dinge ein unerwartetes, bedrohliches Eigenleben entwickeln.
Maurice Ravel, der …
Inszenierung
GMD François-Xavier Roth widmet sich mit diesem Ravel-Doppelabend einem Komponisten, der ihm besonders am Herzen liegt. Dabei arbeitet er mit der jungen französischen Regisseurin Beatrice Lachaussée zusammen, die an der Oper Köln bereits mit »Jakob Lenz« und »Sāvitri« erfolgreich war.
»Entschuldigen Sie, mein Herr, sprechen Sie leiser! Die Uhren haben Ohren!«
(Concepción, »Die spanische Stunde«, Szene VII)
Besetzung
Musikalische Leitung François-Xavier Roth / Inszenierung Béatrice Lachaussée / Bühne & Kostüme Nele Ellegiers / Licht Andreas Grüter / Dramaturgie Georg Kehren / Chorleitung Andrew Ollivant / Orchester Gürzenich-Orchester Köln
Die spanische Stunde (L’heure espagnole)
Concepcion (Frau des Torquemada)
Katrin Wundsam
Gonzalvo (ein Schöngeist)
Julien Behr / Jeongki Cho
Torquemada (Uhrmacher)
John Heuzenroeder
Ramiro (Mauleseltreiber)
Thomas Dolié
Don Inigo Gomez (Bankier)
Tomislav Lavoie
L’enfant et les sortilèges (Das Kind und der Zauberspuk)
Das Kind
Marie Lenormand / Regina Richter
Die Mutter / Die chinesische Tasse / Die Libelle
Judith Thielsen
Die Bergère / Die Eule
María Isabel Segarra
Das Feuer / Die Prinzessin / Die Nachtigall
Dongmin Lee
Ein Schäfer / Die Katze / Das Eichhörnchen
Sara Jo Benoot
Eine Schäferin/ Die Fledermaus
Maria Kublashvili
Der Sessel / Ein Baum
Tomislav Lavoie
Die Standuhr / Der Kater
Thomas Dolié
Die Wedgwood-Teekanne / Das alte Männchen / Der Laubfrosch
John Heuzenroeder
Chor
Chor der Oper Köln
Kinderchor
Mädchen und Knaben des Kölner Domchores

 作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 オペラ∩声楽曲


日付:2016年11月01日

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