Shigeru Kan-noさん
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カラヤンと同じ趣向でアダージョだけを集めたもの。カラヤンの場合当時ドイツグラモフォンのスタッフはバカにして嘲笑したが、いざ出してみると売れ行きが非常にバカ売れで当時の大ヒット商品になった。それをオルガンで試したアルバムで、今回はここでオリジナルではなくて編曲物ばかりを扱うが、いずれも知られた曲ばかりで作曲者の範囲がオルガン曲の領域に閉じ込められることがなく知らないオリジナルのオルガン曲ばかりを聴くよりは疲れないので気軽に楽しめる。
収録曲
01. アダージョ 所謂アルビノーニのアダージョは管弦楽曲で有名である。これがマンネリ化するとピアノで弾くことが試みられるが、無数のレパートリーの多さに押されてピアノ編曲でコンサートに出されるのは非常に珍しい。それをオルガンに置き換えているのだが、この地味な管弦楽曲の色彩を補うのはかなりの工夫を要すると感じる。
02. デンマーク王子の行進 有名なクラークの曲。筆者はこれをポザウネンコアだけや合唱も入れて何度も指揮したことがあるが、しかしオルガン曲はほとんど未経験でこの曲だけは手を手を付けたことがないがピアノで伴奏して振ったことは良くある。自分としては少し速めにテンポでやったものだがこの曲の指定がアダージョだったかはもう覚えていないが生き生きとした曲である。
03. 主よ、人の望みの喜びよ この。有名すぎるバッハの作品は何と言ってもピアノ編曲で有名であるため、ほとんど編曲でさえも弾いたことがないが、自分でカンタータとして合唱で参加して原典を体験したことがある。
04. アリオーソ BWV 1056 バッハのチェンバロ協奏曲の第5番のアダージョは筆者も今スコアで調べたばっかりでそんなに名が通っているものではないが、原典の協奏曲を弾く人は良く弾く音楽。それも最近はピアノが多い。
05. オンブラ・マイ・フ ヘンデルの原典のオペラ「セルセ」の上演にはいまだに当たったたことはないが、このアリアだけは非常に有名な旋律でバッハとは違ったふ不変的不滅な存在である。
06. パヴァーヌ フォーレの作。何時ものように平易に書かれているがそんなに名が通った曲ではなくとも鑑賞にも非常に容易で適している。
07. 亡き王女のためのパヴァーヌ 有名なこのラヴェルの作は様々な楽器に編曲されている王者的な存在である。ここでドイツ風の渋い音は厳禁でありレガートがもう少し余分に欲しくなる。
08. ジムノペディ 第1番 有名なサティのピアノ曲。強弱が落ちないのはちっと辛かった。そもそもオルガンではほとんどクレッシェンドもできない。
09. ジムノペディ 第3番 ここでサティを入れたのは正解だったが2曲も同じ傾向の曲を入れるべきだったかは判断が分かれる。なるほど2曲分の時間的なスペースの確保は必要だったが、似た曲であるべきかは疑問。
10. プロムナード 「展覧会の絵」より このムソルグスキーの編曲は上手く行っている。教会音楽調の金管のように響けば問題が無いのだ。誰が編曲したか最後の長い音は要らないものだ。普通教会の石の壁が響かせてくれるから。
11. ラルゴ 「新世界」より ドヴォルザークはもっとイングリュッシュホルンの旋律が浮き出ていればもっと良い。それだけみんなの頭にこの管弦楽曲が入っている。コラールの色彩は文句なし。中間部がカットされてない。あったとしてもオルガには適さないが、最後の和音はもっと静かに追われる。
12. ラデツキー行進曲 ヨハン・シュトラウス・ファーターのこの曲はアダージョではないが、アコーディオン編曲にあるようにオルガンでも上手く編曲ができている。
13. 巡礼の合唱 「タンホイザー」より ブルックナーと同じくオルガン編曲には最適。スタッカートも重くなるべきなのでそんなにはっきり出ることはできない。
14. パラフレーズ (ヘンデルの「マカベウスのユダ」による) クリスマスの音楽、自分も良く教会で毎年弾いた。ストップがたくさんあるのが羨ましい。弱い変奏曲形式。モデラートぐらいか?
15. ツァラトゥストラはかく語りき リヒャルト・シュトラウスを象徴する代表作はもちろん頭の部分。当然打楽器的な効果になると弱くなる。オルゲルプンクトのハの最低音が羨ましい。
16. ジュピター 組曲「惑星」より 中間部だけ取り出しているがこれも編曲としてはほぼ成功してる。
17. 弦楽のためのアダージョ この曲はフィルム・アカデミー時代ドイツ語でアナリーゼの論文書かせられたので良く知っている。弦楽だけなのでオルガンで表現するだけでも十分でお釣りか来る演奏。
総じて日本の音楽ホールは音響が長くないのでレガートが厳しく付けにくい。奏者が自分の著書でそのことを気にしていた気持ちが良くわかる。
http://www.hmv.co.jp/artist_Organ-Classical_000000...
内容詳細
ドイツでオルガンと教会音楽を学んだ紙屋の3枚目のアルバムは、クラシックの名曲の数々をアレンジし、オルガンの魅力をより身近に感じてもらう趣向。安土文芸セミナリヨのオルガン(イギリス製でネオ・バロック様式)から、多彩な表情を引き出しつつ、名曲に新しい息吹を吹き込んだ。(堀)(CDジャーナル データベースより) :マイスター・ミュージック
作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 オペラ∩声楽曲