Shigeru Kan-noさん
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コンサートの前に音楽図書館で桜が満開で美しかったので出しておく。チャイコフスキーのヴァイオリンとピアノのための楽譜だけ買ってきた。
何時ものように1時間前に解説。まずプログラミングの理由から。両端にメンデルスゾーンを挟んで、中間にブゾーニとシェーンベルクと言う同時代の作曲家と作品を挟んだ形。
弦楽のための交響曲第一番はまだ20歳にならないときの作品。音源をかける。ハンブルクで生まれたがユダヤ人の人種差別によりベルリンに移住。彼を世に出した先生はツェルターで、ベルリン・ジングアカデミーの指揮者。同時によく学んだ作曲家はエマヌエル・バッハのベルリン交響曲、グルックの「オルフェオ」オペラなどの音源もかける。なるほど良く似ている。
次にイタリア交響曲。当時ローマにいたのはベルリオーズが奨学金で滞在。ゲーテ?第一楽章、第二楽章の音源をかける。この曲がイタリアを志向にした「タンホイザー」にも影響したことの言及、第二楽章の旋律のもとになったイタリア民謡をかける。
ブゾーニの父親はそもそもイタリア人、母親がオーストリア人。小ピアノ協奏曲みたいな「ロマンツァとスケルツォ」はあの80分かかるピアノ協奏曲の前哨戦みたいなものか?その後、オペラの「ファウスト博士」にも同じ曲想が使われていることを音源で確認。シェーンベルクよりも保守的に聴こえるがそれでも比較的現代的には、いや近代的と言うべきであろうが聴こえる。
次にシェーンベルクは超保守的なウィーンにとって12音音楽は警察も毎回出動するくらいのスキャンダルの連続。ほどなくしてブゾーニのいるベルリンに移る。それでも頭のところにウィンナー・ワルツが後映として残っていることを音源で確認。
休みに入りロビーの展示物が代わった。今回はトイ・ピアノ、玩具缶詰、パンチされた円盤楽器・機器、オルゴール、機械仕掛けの楽器群などを良く集めたものだ。
本番のメンデルスゾーンの弦楽のための交響曲はコンバスとチェロ以外全員立つ。12型でチェロ4、コンバス3.かなりの音が出る。2楽章の走句とピチカートの対称が涼しい。3楽章のオクテットのような楽句はこのころから用意されて意味の薄い速い音の連続。10分。
ブゾーニは大きめの2管編成だが弦の規模はそのまま。ピアニストは紙のではなくタブレットに映し出された楽譜を見て演奏。良くわからないのはどうやってめくるのか不明。自動的にめくれるのなら曲の進行によって違うはず。9分。
すぐシェーンベルクで弦楽がそのままでチューバだけが加わる。打楽器4名。ピアニストは相変わらずタブレットを見て演奏している。21分05秒。アンコールに凄く速いワルツを演奏。ショパンの影響を受けたスクリャービンのものか?
メンデルスゾーンは提示部を繰り返す。ヴァイオリンは固いままだがヴィオラが今日は特に美しい。10分12秒。第二楽章は初稿で無いのが残念。6分03秒。3楽章の出はどうしてもドルチェにならないか?チェロは立派に音楽全体を支えている。信号音がやたらと大きい。6分12秒。終楽章もティンパニとトランペットが古楽器らしく何時もやたらに飛び出してくる。5分30秒。
17.04.2018 Dienstag 20:00 Uhr
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K. Gerstein, Gürzenich-Orchester Köln, F. Roth: Busoni, Mendelssohn Bartholdy, Schönberg
Kölner Philharmonie
Kirill Gerstein Klavier
Gürzenich-Orchester Köln
François-Xavier Roth Dirigent
Felix Mendelssohn Bartholdy
Sinfonia Nr. 1 C-Dur (1821)
für Streichorchester
Ferruccio Busoni
Romanza e Scherzoso op. 54 (1921)
für Klavier und Orchester
Arnold Schönberg
Konzert für Klavier und Orchester op. 42 (1942)
Pause
Felix Mendelssohn Bartholdy
Sinfonie Nr. 4 A-Dur op. 90 (1833–34)
"Italienische"
Pause gegen 20:50 | Ende gegen 21:45
19:00 Uhr, Empore : Einführung in das Konzert
Eintritt nur mit gültiger Konzertkarte
Website des Veranstalters:
Gürzenich-Orchester Köln
作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 オペラ∩声楽曲