Shigeru Kan-noさん
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よく「いっぱい食べないと、・・・(小原 なお美さん)
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友人と行くつもりのコンサート・・・(nyankoさん)
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ピアノ20年ほど習ってました・・・
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自分では楽器は演奏でません。・・・
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ユウさん
はじめましてユウです。ピアノ・・・
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【来日4
0周年記
念】ミシ
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現代フランスを代表する巨匠ピ・・・(Ito_orcさん)
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シャルル
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令和5年2月20日にシャル・・・(歌の翼さん)
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アトリエ
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横浜にある木管楽器専門店です・・・(星のジュウザさん)
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01. Mai 2018 2.
III. 14:00
Kölner Philharmonie
Bernd Alois Zimmermann
Gespräche mit Zeitzeugen, Fotos, Briefe, Dokumente
ロビーで最近出たツィンマーマンの本の朗読だが聴衆が倍以上押しかけてマイクで通しても何言ってるか特に聴こえない。完全にオルガニゼーションミスである。良く聴こえないので壁に貼ってあるツィンマーマンの言葉を読んで眺めていた。音楽の難しさと苦しさを肯定しているのはクセナキスと同じことを言っている。その後の指揮者のインタビューは聴衆が少なくなったのでかなり聴こえてきた。今日では演奏技術がが発達してどの作品でも演奏がすべて可能らしい。「春の祭典」やファニホーの作品も昔は同じような問題があったが今はない。
2階のロビーにはツィンマーマンのいろんな資料が豊富に展示してあった。特にレクイエムの楽譜は見るのが初めてで、生の楽器と電子音の組み合わせは既にこの時代からあった。面白いのは音大でシュトックハウゼンと会うのをよく避け合っていた。
IV. 15:00
Kölner Philharmonie
Werke von Bernd Alois Zimmermann
Orchester der Hochschule für Musik und Tanz Köln
Alexander Rumpf | Dirigent
最初のヴィオラ・ソナタは踊りが付く。ヴィオラの楽器が凄く良いもので音程も正確なので心地よく聴ける。指揮台も利用した余ったスペースで振り付け。10分。
次の管弦楽のために即興曲が凄くて3管編成であるにもかかわらずティンパニは3人10個で更にホルツ・ブロックのような付加打楽器もそれぞれ叩かせる。ノーノを思わせる編成だが、のちの2人の奏者を要する1楽章の交響曲はあるし、オペラ「兵士たち」も舞台裏でそれだけ叩かせる。サックス、打楽器奏者6名、6分52秒。
オーボエ協奏曲は良く演奏されラジオでも放送され最近ピアノ譜が手に入るぐらいポピュラーになってきた。1管編成、86543.ティンパニ5個。トムトムにバルトークのような音楽に誘導する役割。15分20秒。
「静寂と反転」は初めて聴いたのが32年前のシュトットガルトの現代音楽祭でここも当時にテーマ作曲家がB・A・ツィンマーマンであった。ハウシルト指揮のシュトットガルトフィルで、音大のオケも参加して「ロワ・ウブ」などを演奏した。当時知らなかったシュパーリンガーのプログラムも1夜組まれ無知で行かなかったのでレッスンで怒られこともあった。こうやってスコア以外でオケを見て聴くと見落とした現象が良く見つかる。ソリスト的な弦楽器、サックス、小太鼓を常時こする奏法。コンバスが何時ものように多い。同じ音の音速変化付きのドローン。9分20秒。
「フィトプトシス」。ここで指揮者の解説が入る。日本時代すでにラジオで聴いたが、始めて生聴いたのが32年前のウィーンでツェグロセック指揮のORFの放送局の中。作曲からちょうど50年経っている。4分音符は60なので12分8秒かかる計算とかコラージュの説明とその部分の音出しが始まる。中世のオルガヌム、バッハ、チャイコ、ベートーヴェン、ストラヴィンスキー、スクリヤービン、ブルックナー。中心音Dは「静寂と反転」と同じ。フルートの絡みのパッセージも似ている。4分の1音。コラージュをトランザクションクラングで繋いだもの。今までのスコアで余り見えなかったものはユーホニウム、オルガン、ピアノ、ティンパニは6個使っている。少し早く11分30秒。
そういえば最近のラジオでツィンマーマンのコラージュはドイツ周辺の作曲家ばかりでロシアやアメリカの引用が入ってないことを指摘していた。
作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 オペラ∩声楽曲