Shigeru Kan-noさん
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解説は毎朝ラジオでおなじみのヘネッフに住んでいるWDRのミヒャエル・シュトロークが出てきた。まずブラームスと比較して紙の裏側の様にシューマンのオーケストレーションの問題について何時ものように語る。今日の演奏は初稿によるものらしい。ロートも一緒に出てきて「動き」が美しいと語る。
音例としてチェロ協奏曲の第二楽章。ピチカートと和音だけでここには何も無いと言う。それをシュトロークがブラームスの第二協奏曲にも同じ場面があると言う。今回のギュルツニッヒその音楽の本質の真ん中をとらえていて他のオケよりも良い仕上がりになっていると自慢する。とにかくシューマンは特別に狂って演奏しないと面白くないと言う。4番は特に第一・第二楽章がベートーヴェンの第7交響曲のオマージュだと言う。確かにリズムが徹底しているのは似ているが。
次に今夜の現代音楽に付いて作曲者も入れて語る。我々は現代音楽は何でもやるが様式は問わないと言って笑いを買う。作曲者は余り言わないと言うが普通に英語で喋る。故郷のバルセローナは美しい街と言い、パリも凄く好きだが、バルセローナはパリと比べて幾分田舎だと言う。今回の作品はオーケストラの鏡として3か所で電子音と混ざっている。ソリステンは8人。更に客席の後ろに打楽器やトランペット、オーボエなどを配置している空間音楽の音響発展的という。ブラックホールやアトムなどの科学用語が出てくる。
音例として非常に室内楽的な場面を紹介。超新星、重力と言う言葉も出て来るが決して交響詩ではなく人間的音楽と言う。極端な音楽語法と言うが聴いてみないと良くわからない。地平線のイヴェント。最後のカットされた空間の時間。アインシュタインの理論から来る別世界の宇宙。今回は天文学者との共同制作とかも言う。6人の打楽器奏者はリトアル。アイヴスの宇宙交響曲を思わせる。
パラの実演は3管編成の8人のソリステン。最初の語り手がマイクで増幅する。物質、エネルギー、ビックバンとか何時もの用語。ストラヴィンスキー的な和音の重ね方。タムタムのアルコはちっとも聴こえなく効果なし。ファニホー的な高密度な音楽。木管のクラスター和音。ソリステンのメロディーの絡み。バックのアンサンブルのユニットが吠え出す。フラジゲオレットのグリッサンドを大きく増幅した形。
最近のスペイン人は書法が非常に良くなってきたが実際の音は昔から乾きすぎて今一つのようなところがある。今回はそんなに乾燥しすぎてはいないが今一つの感はある。スピーカーでクセナキスのように音が回る。オーケストラ全体を4分の1音から2分の1音に小グリッサンド。ラッヘンマンのような速攻が出て来るが絵を描いた図形だけの即興らしい。最後にオクターヴ。30分、久久しぶりにかなりのブーが出て成功してるとは言い難い作品。
ロビーは指揮者・作曲家の二束草鞋の展示会。なぜ指揮棒を使わないか?それは指揮者が音を良く聴いて集中し振り付けに捕らわれずより良い音に直すことができるからだ!Chute d´Etoiles 星の落下!来年はオッヘンバッハの生誕200周年でケルンでお祭りになるらしい。
シューマンのチェロ協奏曲は10、8、6、4、3。トランペットとティンパニは離れているが弦が固まっているため細かい構造のトレモロなどが曖昧に聴こえる。12分03秒。見た目はしょぼいが凄く良い音を出すチェロ。3分20秒、8分47秒。計24分10秒。
交響曲はアルトまでバロックポザウネに代わる。どうしてチェロ協奏曲でもやらないのか知らない。例の穴あきトランペット。弦はヴォブラート無し。この曲は第一交響曲と同じくティンパニは3個必要な初期の様式?それとも手を加えた?12,10,8,6,5。古楽のような速め。8分10秒。解説で言ってた通り。金管と打楽器を弦から離して配置しているので音響的な分離度が非常に良く立体的に聴こえる。3分53秒。5分17秒。最後のプレストは本当のプレストよりも速い。6分25秒。計23分45秒。
Sinfoniekonzert 4
Dienstag 18.12.2018, 20:00
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Mitwirkende
Truls Mørk Violoncello
IRCAM
Thomas Goepfer Computermusikalische Realisation
Gürzenich-Orchester Köln
François-Xavier Roth Dirigent
Programm
Hèctor Parra
Inscape (2017)
Deutsche Erstaufführung
Robert Schumann
Konzert für Violoncello und Orchester a-Moll op. 129 (1850)
Pause
Robert Schumann
Sinfonie Nr. 4 d-Moll op. 120 (1841/51)
Veranstalter
Gürzenich-Orchester Köln
Begleitprogramm
Einführung in das Konzert
19:00 Uhr, Empore
作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 オペラ∩声楽曲