Shigeru Kan-noさん
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よく「いっぱい食べないと、・・・(小原 なお美さん)
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コンサー
ト
友人と行くつもりのコンサート・・・(nyankoさん)
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Ito_orc
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ピアノ20年ほど習ってました・・・
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ミルキー
さん
自分では楽器は演奏でません。・・・
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ユウさん
はじめましてユウです。ピアノ・・・
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【来日4
0周年記
念】ミシ
ェル・・・
現代フランスを代表する巨匠ピ・・・(Ito_orcさん)
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シャルル
さんのお
墓参り
令和5年2月20日にシャル・・・(歌の翼さん)
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アトリエ
アルファ
横浜にある木管楽器専門店です・・・(星のジュウザさん)
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月曜日のFMのラジオで言っているが、この19歳でイギリスで勉強したスペイン人の指揮者はドイツ楽界を愛と情熱で征服したいらしい。初めて指揮した曲がベートーヴェンの第一交響曲らしい。遅く音楽始めたので自分のできる楽器はフルートらしいが、まず作曲を試みたらしい。スペインでマーラーの交響曲全曲を指揮。現代ではジャン・フランセなども指揮している。前もってラジオで演奏家の解説できるのは日本では全く考えられないし、それだけ理解も深まる。これがこの100万都市で定期を3回繰り返してもほぼ満杯になるからくりの原動力になっている。
例によって解説。そのためか今日は音楽家が出てこないがそれだけ中身が身に入ったものになった。まずシューマンの「ゲノフェーファー」の序曲から、またまた当時のエドワード・ハンスリックの批評の「劇的ではない」と言う引用が入る。最後の部分は死なないのが劇的要素を欠くらしい。オペラの最後の音例。古楽の音なのでアーノンクールであろう。このロマン派におけるハンスリックの批評の引用は現代音楽のアドルノぐらいの頻度で頻繁に出される。当時ワーグナーは2回シューマンをライプチヒで訪れたらしい。特に第三幕を批判してカットするように言っているが作曲者はやらなかったのでそれが劇性を失う根拠になったらしい。音例。序曲の最後の部分。これも古楽の音。しかし当時はそれ以外の他人は評価して情熱的とか文学的とかの賛辞が並んだらしい。次に序曲の初稿は管弦楽の音がないので当時流行したピアノ連弾で聴いてみるが、YouTubeで全部見れるらしい。頭のはっきりした構成の部分。次に今日やる第二稿のオーケストラ版をかけるがどこに行くのか解らないように構成が曖昧に改作されている。
次にショパンの第二協奏曲はリストと同じように作曲年代と番号が逆になっている。これも2つの版で聴いてみる。第一のクラリネットで始まる版はプレトニェフが最近ダニエル・トリフォノフの為に再オーケストレーションして管楽器の比重を重くしたもの。第二の版はピアノソロを弦楽五重奏で伴奏したものでこれはピアノ2台の時とともに当時サロンで演奏されたと思われるもの。ショパンはコンサート・ピニストではなくて演奏旅行は生涯に30回だけ、その演奏活動はパリのサロンだけに限られていたらしい。これを後世はリストを悪魔、ショパンを天使となぞられている。
ツェムリンスキーはウィーンのフォルクス・オーパーで「馬子にも衣装」を何回か見ただけである。あまり世紀末を感じない凡庸に聴こえたオペラだった。この交響曲は三十数年前にレコードが初めて出されて日本でその批評合戦になって名前を覚えたものだが、その曲と「大地の歌」との類似性の上に個人的には避けていた曲目だった。本人も出版社にその続編のように伝えている。「大地の歌」はどの作曲家もあこがれるほど伴奏の構成が美しいが、それが「抒情交響曲」にも当てはまるかどうかは事前に音楽図書館でスコアを見てきたがあまり良くわからない。ただ改めて見て非常にシュレッカーの「烙印された者たち」のオペラに近い様式であることだけは確かに確認した。まず頭が「トゥーランドット」のようにエキゾチックに劇的に始まる。当時の批評は「反リート」と片付けられていて曲を理解するカギとなっている。その論文の考察のDLFのラジオの放送を流すが論文がほとんどないクラシック音楽においては毎日無数に流れてくるラジオの論分的解説が非常に重要である。日本の少なくとも数十年遅れた書物を邦訳よりはネットでこういう無数のラジオ放送を聴きすぐ理解するのがどんなに大切かをまざまざと見せつけられた。
現場では10,9,8,6,4のオペラの実演の弦の編成。シューマンの構成はやはり非常に曖昧に聴こえる。旋律の頭と終わりがよくわからない。弦のバカ鳴りはそのまま温存されている。9分。
そのままの弦の編成でショパン。ホルンは1番と比べて4本から2本に削られている。ヴァイオリンで始まる硬い音のままのファッスンク。そんなに生気がありそうとも思えないピアノソロ。ティンパニと弦のリズムが一緒に出れないか?15分12秒、9分36秒。弦の膨らみすぎを押さえない。ポロネーズのコル・レニョ・バトゥートはもっと合わせられると思う。8分42秒。アンコールはメンデルスゾーンの結婚行進曲。様式からリストではなくてブゾーニ当たりの編曲だと思う。
ツェムリンスキーはマーラーの「大地の歌」と同じ編成の16型。どちらかというシェーンベルクの第一室内交響曲を思い起こされる構成。シュレッカーにもやはりすごく近い世界。ウイーンでシェーンベルクのように直ちに無調に飛び込んだユダヤ人と、「大地の歌」の世界をどこまでも拡大させた2人のユダヤ人の音楽の対比。そういえばこの指揮者自身もシュレッカーの子孫のように似ている。第二ヴァイオリンのすぐ横で聴いているかものすごく霞奏法が上手い。第5曲は完全に「グレの歌」思い起こさせる退廃形式。大地の歌の同じジャズを予測する附加六の和音で終わる。丁度45分。
Pause gegen 20:45 | Ende gegen 22:00
Mitwirkende
Jennifer Holloway Sopran
Michael Nagy Bariton
Yeol Eum Son Klavier
Gürzenich-Orchester Köln
Pablo González Dirigent
Programm
Robert Schumann
Ouvertüre c-Moll
aus: Genoveva op. 81 (1847/48)
Frédéric Chopin
Konzert für Klavier und Orchester Nr. 2 f-Moll op. 21 (1829/30)
Pause gegen 20:45
Alexander von Zemlinsky
Lyrische Symphonie in 7 Gesängen nach Rabindranath Tagore op. 18 (1922–23)
für Sopran, Bariton und großes Orchester
Veranstalter
Gürzenich-Orchester Köln
Begleitprogramm
Einführung in das Konzert
19:00 Uhr, Empore
作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 オペラ∩声楽曲