Shigeru Kan-noさんのブログ(日記)〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

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392. GO アルプス交響曲Sinfoniekonzert 12

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Dienstag 09.07.2019, 20:00

1時間前の解説はWDR3のミヒャエル・シュトルークが出て来る。今日のプログラムは音楽の境界の経験をすると言っている。ウェーベルンの作品6が1913年、音列も少し使ってバシュメが初演したシュニトッケのヴィオラ協奏曲が1985年でその中にアルプス交響曲が入りすべては20世紀のいろんなスタイルの作品を抱合している。

ヴィオラ協奏曲はバルトークやヒンデミットでも有名であるが皆20世紀の作品である。ショスタコーヴィッチは晩年にヴィオラ・ソナタを書いてすぐ死んだ。このシュニットケの作品はトッカータとでもエチュードともいえる。BAsCHEの音列を使っているが、ヴォルガ出身のロシア系ユダヤ人にとって父親がフランクフルト出身でドイツとのつながりが特に深い。ダンス音楽の傾向もあり、映画音楽のキャラクターもある。特に最後の楽章はサロン音楽の情景も、ショスタコーヴィッチのような皮肉、最後に自らの葬送行進曲とレクイエムのエレジー。初演は1986年の西側のアムステルダム。そのほかの病弱時代の当時の作品はオペラ「阿呆との生活」がある。

ウエーベルンの作品6は1913年3月31日のムジーク・フェラインのニューイヤー・コンサートで初演?https://ja.wikipedia.org/wiki/6%E3%81%A4%E3%81%AE%...(%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%B3)

他の曲はシェーンベルクの第一室内交響曲、マーラーの「亡き子を偲ぶ歌」、ツェムリンスキーやベルクの作品とも一緒に演奏されたため例の無調のために何時もの警察が出て来るスキャンダルが絶えなかったそうだ。音例、第4曲の葬送行進曲。

アルプス交響曲は冒頭の変ロ短調のクラスターは最後にも表れる。音例、最初の部分からコラールまで。「山が呼んでいる」、R・シュトラウスもワーグナーと同じ登山家で散歩好き。頂上のモティーフ前半はすでにブルッフの第一ヴァイオリン協奏曲の第二楽章に出てきた素材。

しかしこの定期のコンサートのチケットの平均価格20ユーロはいつ来ても魅力的だ!それで各定期3晩もできるのであろう。今回は今シーズン最後の定期で12回目、年に36回やる計算になる。ちなみに普通のオペラのオケの定期は2回ずつ年に10回だから年に20回。ケルンはフィルハーモニーのオケがないのでその分オペラが少なくコンサートの定期を多く持たせられる。

多分セッティングの都合で変則形式のシュニットケの協奏曲から始められる。要するにヴィオラが隠れるヴァイオリンをすべて抜いて音色的に豊かにするためにピアノ、チェレスタ、ハープチェンバロなどをヴァイオリンの場所に入れる。トランペット4の3管編成、打楽器7名、弦はヴァイオリンなしの0,0,8,8,7.

独特の微分音クラスター和音だが単三和音も後で引用的に頻繁に使われる。同じく引用的に調性カデンツもよく出て来る。グロッケンシュピールや小太鼓の使い方がショスタコーヴィッチ的。シンバル付きの大太鼓2でユニゾンではないので意図的に書かれいる。伝統と微分音の間を揺れ動く音楽。最後にブラームスのような葬送オスティナート。31分。

アンコールはユダヤ的な民族音楽を8人のヴィオラ奏者の長い音で伴奏して休憩。

作品6はせっかくアルプス交響曲で4管編成を集めたので当然ティンパニ3の初稿でやる。
どういうわけかヴァイオリンは16型だろうがコンバスだけは1人欠席したのか7人。この曲の第一曲は昔シュトットガルト音大のライナー・ヴェーヒンガーにゼミで半年間散々聴かせられて徹底的に言葉にさせられて喋らされたものだ。1分12秒、1分24秒、0分50秒、第4曲の葬送行進曲の鐘は舞台の裏らしい。舞台裏含めて打楽器奏者7名で4分22秒、2分24秒、終曲も舞台裏の鐘が入っている。1分15秒。

アルプス交響曲もコンバスは欠席された7人のまま。ホルンは最初は6人、日の出には使わないらしい。スコアは2冊持っていて相当記憶してるがこういうことは実演に接してオケの近くで実際に見ないとわからない。残りの2人は森のファンファーレ隊に行っている。3パートなのでもう一人要るのであろうが、舞台裏ではなく高台の客席の後ろなので12本の代わりに3人で済むらしい。更にトランペット2パート、トロンボーンはユニゾンで2人。この2人ずつはウェーベルンで6人も使ったのでそれぞれ余っている。

この曲は木曜日の昼の時間にそれぞれ半分ずつデュダメルとステンツだったかそれぞれ半分ずつフィルハーモニーで聴いた記憶がある。舞台のトロンボーンアンサンブル隊がやたらと大きな音を出す。悪くはないが始終音を割るのでバカでかい。やはりコンバスが7人でも耳に染みるくらい唸りまくるのでヴァイオリンは指示通り18人は欲しいのかも?打楽器奏者6.カウベルだけは複数で舞台の両脇の通路の袖に用意。「危ない瞬間」にトランペットピッコロに持ち替えもしないでC管のまま楽々完璧にEを出す。頂上手前になってやっとホルン2が帰ってくる。頂上のシンバルは2人。49分37秒。そのまま中央駅の電車に突進。

38,-
30,-
24,-
16,-
14,-
9,-
Z: 16,-
zzgl. Vorverkaufsgebühren

Pause gegen 20:45 | Ende gegen 22:10
Mitwirkende
Lawrence Power Viola
Gürzenich-Orchester Köln
Nicholas Collon Dirigent
Programm
Alfred Schnittke
Konzert für Viola und Orchester (1985)

Pause

Anton Webern
Sechs Stücke für großes Orchester op. 6 (1909)

Richard Strauss
Eine Alpensinfonie op. 64 TrV 233 (1899–1915)
Tondichtung für großes Orchester

Veranstalter
Gürzenich-Orchester Köln
Begleitprogramm
Einführung in das Konzert
19:00 Uhr, Empore

 作曲家 指揮者 ピアノ 現代音楽 オペラ∩声楽曲


日付:2019年07月10日

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